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2009.12.19

【映画】レイトン教授と永遠の歌姫(☆☆☆☆)

「レイトン教授と永遠の歌姫」映画公式サイト
「レイトン教授と永遠の歌姫」映画公式サイト

 お勧めです!
 あとみんな待って! パンフレットを読むのは映画を見終えてから! 僕と君との約束だ!(アバンタイトル風)

 というわけで、それはさておき。

 今日も謎を追い求めロンドンを駆けるレイトン教授とルーク少年、師弟のふたりが一枚のレコードから回想するのはひとつの事件。それは「不思議な町」事件から三年前、ルークがレイトンに弟子入りしたばかりの頃の出来事でした。
 レイトンを事件に招いたのは、かつての教え子、オペラ歌手であるジェニスから受け取った不思議な手紙。一年前、難病で世を去ったジェニスの友人が、7歳の少女の姿となって蘇り彼女の目の前に現れた。少女は云う、永遠の命を手に入れたのだ、と--。
 永遠の命の伝説が眠る土地、アンブロジア。ジェニスの主演で披露されるのは、その伝説を題材とした新作のオペラ。
 歌劇が終わる時、本当の幕は上がる。劇場を舞台に始まる、悲喜を込めた群像劇。観客達は舞台へと追い上げられ、謎めいた監視者が見守る中ゲームは始まる。賭けるのは永遠の命、そして自らの命。
 レイトンやジェニス、一癖抱えた登場人物達を巻き込んで。役者達の誰ひとり筋書きを知らない、命と転生を巡る舞台が幕を開ける--。

 というわけで。
 おそらくこれまでのゲーム人生の中でも、シリーズをすべてクリアしている唯一の、いや唯一はいいすぎもしれませんが数少ないゲーム。シリーズ四作を数えるレイトン教授、その映画版がこちらであります。
 おなじみ新宿ピカデリー略して新ピカへ、上映第一回目を見に行ってきました。

 結論。なんぞこれ! 面白い!
 ゲーム版のレイトン教授をクリアしたことがある人ならおわかりだと思いますが。このシリーズの魔力と言うか魅力と言うか、なんかものすごいところは、お話後半のものすごい加速度です。
 一見すると古典推理風、ミステリ風味に満ちた不可解な前提状況で物語は始まります。しばらくは謎は深まり解明は進み、わりあい地味に進んでいくのです。が。
 後半、特に大詰めに突入するにつれて、物語は猛烈な勢いで、ちょっと待てありえないじゃないか的な豪快な展開を見せ始めます。明後日、どころかしあさっての方向に猛烈な勢いで加速スパートするストーリー、そしてさっきまで地味なコージーミステリだったのに、急にメカが暴れ回るスペクタクルに。この時点でだめな人はもう完全にだめだと思いますが、思うんですが、「こういうものだ」と。そう水戸黄門的にそういうものだと割り切れれば、あらぬ方向に全力疾走し始めるストーリーを「きたきたきたきたー!」と思いながら楽しめるようになってきます。

 翻って映画版の今作、断言しますがいきなり後半大詰めテンションです。上映開始から話の導入、軽いウォーミングアップが済んだら、あとは皆さん準備はよろしいですね、とばかりに猛烈な勢いでストーリーは猛速展開。黒幕の人はここまでやる必要性あったの? とか思いつつ、かつ突っ込みつつ、「あらゆるトラブルはナゾトキで解決する」と言うフォーマットに従って物語は大回転。最初こそゲーム風にナゾトキが提示されたりもしますが、そのうち猛展開が面白すぎてわりとどうでもよくなります。なおかつ、こっそりとレイトンが、そのフォーマットそのものの裏をかく行動を取ってみたりもしている。

 次々変わる展開、「こういうルールならじゃあこうすればいいじゃん」と言う行動にはそつなく突っ込みを入れていく展開、疾走感と言うか、心地よい置いてけぼり感。
 にもかかわらず映像のクオリティや、ちょっとした仕草の細かさはカートゥーンの雰囲気が出ていてとっても丁寧。カメラを仕舞う仕草や、格闘の脚裁きなどはなかなかです。シンプルなラインのキャラクターだけあって、動かしての妙味は味があっていい感じです。
 そうそう、これもゲームからの伝統ですが、エンディングのカットで、登場するサブキャラ達をこまごまフォローしているのが優しくていいですねー。こういうの大好きです。

 正直、年末の超大作にまぎれて存在感の薄い感はあると思います。かてて加えて、ゲームの映画化と言うことでちょっとなあ感のある人も多いと思います。シリーズぜんぶやってた人にはうれしいですけど、そうでない人への敷居はちょっと厳しいものはあるかと思いますよね(汗。シリーズの登場人物が唐突に出てきて、あまり説明がないですし(もっとも、元々のゲームでも唐突に出てきてあまり説明がないので、ある意味あれ以上どうしようもないんですが)。

 とはいえ、人気シリーズの映画化だからって何やってもいいと思ってるだろう。と思ってたら、本当にもの凄い勢いでブン投げてきた。猛烈魔球のストーリーに優しく丁寧な手触りと、いろいろなものが入り交じったこの映画。
 レイトン教授シリーズの新しい入り口になりえると思いますし、なってほしいと思いますねー。ともかくも、大人は面白かった。子供さんもきっと面白いと思ってくれるはず、と僕は思います。子供さんに聞かないとわかりませんが……。

 ともあれ、年末年始に気晴らしに映画を見に行きたい! と言う場合は、確実に選択肢の一つに加えて全く損は無いと思います。ぜひぜひぜひぜひ。ぜひどうぞ。

 ひとつだけ最後に。

 パッポラッチさん、目立ちすぎ(笑)。

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コメント

おいらも近々観に行くべく、チケットを購入しました。
楽しみです☆

投稿: CAMUS | 2009.12.19 19:02

 おおー、楽しみにしていて間違いないですよ!(笑)

 いやこれは正直すてきですよー。ゲームやったことがない人は愉しめないかも、とちょっと心配もしていたんですが、ゲームのほうをやったことがない人も、見てきて面白かったって言ってまして安心した次第。
 ともあれ、楽しんできてくださいー(笑)。

投稿: sn@散財 | 2009.12.20 14:45

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