レッコ新江ノ島水族館(☆☆☆☆)
2009/12/05 08:20
雨だと言う天気予報だったんですが、今のところはかなりいい感じの好天です。
今週半ばに不意に思いついて、江ノ島鎌倉日帰り旅行と洒落込もうと思った身としては、幸先のいいスタート。
江ノ島21号は朝早いだけあってかなり空いた乗車率。こういう日は、人から漏れ聞く話もまた面白い。電車は川を、橋を渡ってどんどんゆきます。
今日は江ノ島水族館と大仏、そして噂の武器屋さんを巡ると言う四つのタスクをこなし、文京にそのままなだれ込むと言うゆかい強行日程。だいたいロマンスカーの切符だって発車10分前に確保したようなダッシュ&ダッシュな有様です。
息を切らせて乗り込んだ特急車両は、一路沼津へ江ノ島へ(※沼津へは行きたかったんですけど行きません。あらかじめご了承下さい)。
とりあえず朝ご飯食べたいと思います。
2009/12/05 08:33
新百合ヶ丘の駅を出てすぐのところでへんなもの発見。
駐車場の脇に、「18歳未満立ち入り禁止」と言う立て看板、上には大きな?のマーク。あれいったいなんだろう。
2009/12/05 08:41
ある種のPBM古参兵の巡礼地、相模大野を通過。
2009/12/05 09:10
藤沢からいきなり後ろに出発した。ちょっとびっくりした。
ここまではポメラでリアルタイムで書いていた、と言う次第。そんなわけで、やってきました江ノ島に。正確には片瀬江ノ島駅。
いきなり、なんていうかトラディショナルに正統派な顔ハメ板がお出迎えです。
いきなりの竜宮城モード。
江ノ島周辺全図。
小田急江ノ島線の終点であるこの片瀬江ノ島駅。なにしろ外観からして浮世離れしています。さっきの顔ハメがなにがどうして竜宮城だったのか、外に出て初めて解る、と言う塩梅。
逆に外から駅に入った人にはさっきのは駄目押し。
今日は新江ノ島水族館に行った後、江ノ島を散策すると言う心づもりですが、まだ開館までには一時間近くあります。まったくこれだからせっかちさんは恥ずかしいわ。と言う事ではなく、この時間を利用して江ノ島界隈を散策しようという心づもり。
橋。かっこいい橋がいっぱいあります。
森の中によくわからない球体も。かっこいい。
まずは大通りに沿って、新江ノ島水族館の位置を確認。するまでもなく、かなり大きな建物が否応無しに目に入ります。
そしてどうでもいいことですが、「新江ノ島水族館こちら」の看板は、どの位置にある看板にも「徒歩三分」と書いてあります。……あー、でも、どこから徒歩三分、とは書いてないから別に間違ってはいないのか……。
それはともかく、開館40分くらい前の水族館。
時間はたっぷり。海水浴場に降りて、江ノ島のほうまで行ってみましょう。
ちょっと空模様は何ですが……。
重機! ではなく江ノ島!
砂浜にひどくかっこいい恰好で待機している重機が。そしてその背景に江ノ島がどーん。曇天も作用して、まったくいい時に行ったものです。
砂浜はご家族連れが散策していたり、犬の散歩をしている人がいっぱいいたり。江ノ島の犬さん達は、みんな視線といい尻尾といいやる気アグレッシブ。飼い主さんをどんどん引っ張って段差を超えてゆきます。
そして湘南といえばサーファーさん。この寒いのに皆さん気合い充分です。ウェットスーツを着た人が普通にうろうろしていたり、自転車と言う自転車にボードを固定する固定具がついていたり(そして実際にボードと移動していたり)と、当たり前のようにサーファーさんが。中にはファミレスの駐車場(もちろん屋外)でパンツ一丁になって着替えている人も…… この寒いのになんて気合いだ……。
そしてもちろん、釣りをしている人もちらほらいます。そうこうしていると、頭上からはトンビの声がぴーひょろろ。いい雰囲気のところに来てしまいました。
漁港の向こうに回り込み、なんていうか、像を江ノ島を背景に。
必ず何かしらが頭上を飛んでいます。あれが食べ物目当てに襲ってくるのは恐いな。
幸い食べ物を持っていなかったせいか、猛禽類には襲われずに済みました。
江ノ島の直前まで行ったところで、小雨がちょっとぱらついてきたのと、開館時間のちょっと前に並んでおきたかったので、水族館のほうに戻ってみることに。
……ちょっとびっくり。戻ってみたら、結構並んでいます。結局、開館の10分くらい前に入場開始。いよいよ水族館です。
水族館に入るなんて何年ぶりでありましょう。しながわ水族館にイルカ見に行った時以来かな(割と最近だ)。
中は撮影禁止かと思っていたんですが、一部でフラッシュを使っちゃいけない以外は、写真撮ってもいいみたいですね。
相模湾の環境を燃したと言う大水槽は迫力満点。悠然と俊敏と、大きな魚小さな魚、群を為す魚が一つの生き物の如くに泳ぎ回る様は、まさに時間を忘れる様であります。そんな中に、オルタナティブな生き物にちらりと焦点が当てられているところが実に素敵。
デンキウナギツリ-。
省電力のLEDを使用しきちんと回路を組む事で、デンキウナギから安定的な電力の供給が可能にー……………… 怪しい伝説系の妄想工作の実物を、ここで見られるとは思わなんだ。
鮮魚コーナーの魚たちの生態。
最初見た時は吹き出しそうになってしまったコーナー名だったものの、少し考えて、これはとても、特に子供達にはものすごく意義のあることだ、と納得して反省しました。説教臭くもせず、なにげなくっぽく展示しているところに、気遣いとメッセージを感じます。
白身魚のフライの、白身魚はナイルバーチ。ダーウィンの悪夢のあのナイルバーチ。
タカアシガニ。
これは鮮魚コーナーじゃないです。巨大でかっこいい。
あと、解ってる筈ないと思うんですが、お魚たちが妙に写真慣れしていると言うか。写真撮ろうとするとエイがお腹出して寄ってきたりして、なんだ君たちは、どこまでサービスがいいんだ、と驚愕した次第です。
チムニーの話が出ていたので、いよいよか! と楽しみにしていたのですが……
ウロコフネタマガイ。
本日の主役、ビックリドッキリメカ扱いのウロコフネタマガイは、「生物展示は終了しました」と言うテプラのメッセージが………… 生物展示が終了した、と言う事は、生物ではなくなってしまった、と言う解釈で宜しかったでしょうか。アーメン。
そんなわけで、標本状態のスケ-リーフットが三体ほど展示されていました。思ったより大きい。そして鱗はかなり立派なもので、貝殻から松ぼっくりが生えてるみたいな感じになっていました。あと、ほんとに生物なのに錆びていた。不思議だ。
オオグソクムシ。
大王具足虫。
ワラジムシがポケモン進化しすぎちゃったみたいな、この二つの生物。とにかくデカい。グソクムシはしきりとエラを洗っていて、なるほど、いにしえの三葉虫とはこのようなものであったか、と納得しそうな生き物でした。
あんまり動いてませんでしたが、グソクムシは大食いらしく、魚を放り込むと10分くらいで骨だけにしちゃうそうです。一方のダイオウグソクムシはもっと大きいのに、そこまで食べないらしい。なんとも不思議な関係。
それにしてもパニック映画で襲ってきそうなルックスです。ほんとにでかいんだぜ。
クラゲタワー。
水族館の中には、クラゲルームがあります。真ん中でいきなりクラゲタワーがお出迎え。なんとグラスのいっこいっこがクラゲです。驚く。
くらげー。
ふわふわふよふよ、と言うのがクラゲのイメージですが、結構アグレッシブに泳ぎ回っているのも居て驚きます。触手がかなり細くて長いのも、同種ばかりいると絡まるんじゃないか、とばかりに。
意識してやってるのかどうか知りませんが、展示されているクラゲはなんだか毒性が強いのが多いみたいでした。たぶん、そのほうが見栄えのする外見をしてるんでしょうね。
海の幸じゃないだろ(お土産コーナーにて)。
全体的にお土産コーナーはタガがゆるんでる感じで素敵でした。荒俣宏と海洋堂がタッグした、ここでしか買えない海棲生物フィギュアのガチャガチャとか、リキ入ってやりすぎ。
ペンギンがすいすい。
子供が来ると飛び込んで挨拶しにいったり、ずいぶん愛想がいいです。鳥類なのに。
オットセイがくるくる。
このオットセイ、しきりとその場で旋回しながらおしりを掻いていました。マイペース過ぎます。ほ乳類なのに。
イルカプールステージ。
丁度立ち寄った時間が、イルカのステージの5分前くらいだったので、ころはよし、と見物していくことに。
(たぶん)生歌で、ダンサーさん達が歌いながら、イルカのアピールとシンクロナイズドスイミングを繰り出す、と言うかなりパワフルなステージ。イルカがくるっくる回転しながら飛び跳ねる様はダイナミックもいいところです。水中深くから、相当な加速を事前につけて飛びだしているはずですから、タイミングの見計らいも難しい筈。見ていると、人間のダンサーさんがイルカにタイミング出しをしている一方で、イルカにうまく合わせてステージをコントロールしている様が見えますね。
チープなものかと想像していたらとんでもない。圧倒されました。
すっかり満足して、イルカのプールの様子を伺ってから帰ろうと思ったら、まんまと急接近してきたイルカが目の前で急反転捻りジャンプ! 豪快な着水でやや水をかぶる羽目になりました。彼等はきっと、人間をからかって遊んでいるに違いない。
さてさて。イルカも見てすっかり満足し、続いてはさきほど引き返した江ノ島へと再度向かいます。
このつづきは、また後日。
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コメント
水族館いいですね!
ひとりで行って、ゆっくりじっくり見てまわりたいです。
>鳥類なのに。
さいきん、鳥類がマイブームになりつつあります。
ゴミの日の朝に、マンションのベランダの手すりにカラスがとまって、「カァ~!」と一声鳴くのを至近距離で見てしまったのがきっかけです。くちばしをめいっぱい開けて、顔の大部分を口にして、のどの羽毛をブワッと膨らませて、思いがけずかわいらしい仕草でした。
投稿: ヨッコ | 2009.12.06 03:35
>ヨッコ姐さん
なかなか興味深かったですね->水族館
ただ、土曜日だったせいもあるんでしょうけど、朝一で行っても他に来ている人が結構居るので、なかなかゆっくり見て回る、と言うのも難しそうです。やっぱりお子さんいっぱいいますしね(笑)。
そして鳥類って。ペンギンの話題から烏と来ましたか……。烏って口の中も黒いんですよね。
そういえばイルカショーをやっていたステージは半屋外(西武ドーム風)だったんですが、なぜだかスズメが座席をちょろちょろしていて妙に可愛かったですよ。ポップコーンとかの落とし物を捜していたのかも知れません。
投稿: sn@散財 | 2009.12.06 18:02
懐かしいです。江ノ島。
投稿: holypong | 2009.12.06 18:22
>holypongさん
何か江ノ島にご縁があったのですね-。
少し違うとは思いますが、お土産屋さんの通りとかを歩いていて、なんだかとても子供の頃よりもっと前的な観光地のオーラを感じたのを思い出しました。
スマートボールってなんだろうと常々思いながら、前を素通りしてしまう自分です。
投稿: sn@散財 | 2009.12.07 21:19