第2回ヒューマノイドヘルパープロジェクト観戦記【エキシビジョンマッチ】
さて、ここからはエキシビジョンマッチです! ROBO-ONEのGPクラスを含む、代表八機(リザーバー含む)による特設マッチが行われます。
ルールは3ダウン、起き上がれなければテンカウントでアウト、と言うルールです。
本日の登場選手は、クロムキッド、シュミット、オートモGO-WON、で・か~る、ダイナマイザー、ストームウェーブライト、モン☆、ガルー、都合8機により、4試合が行われる事になります。
クロムキッド vs シュミット
最初の試合は韓国チーム・ロボットファクトリーのシュミットと、投げ技の雄クロムキッドの対決。
まず試合開始、両者横を向いての睨み合いで接近し、突きを繰り出すシュミットに対し、いきなり背後から投げを仕掛けたクロムキッド、両者距離を置いた所で、アンダーに打ち込んでめくり上げる、サイドアッパーの打ち合いになる。クロムキッドは背後を取りに行く構えから、投げ技のチャンスを狙う。シュミットの腕を捉えかけますが、これは躱した。クロムキッド、足は長いせいか打点が高く、シュミットの攻撃が崩すポイントを掴めない。
打ち込んだシュミットの攻撃を、クロムキッドが戻り動作から腕に重ねたような動きで沈め、これはダウン。、1-0、クロムキッド、やや離れた、シュミット離れてから近づいていった、これはどうした逆サイドへのパンチ、惜しい。サイドからシュミット、クロムをリング脇へ追い詰めていく。。クロムキッド、正面を向き直った、回避し背後へ、しかし投げが当たらなかったクロムキッド。投げの空打ちで横に転がっり、爪先がシュミットの背中にからまってしまう。これは時計を止めて分けた。
残り時間1分強、シュミット攻撃、しかし浅いか押しきれない。クロム、回避から腕が絡まり、ずるっとそのまま横に倒れて半回転してしまいます、これはスリップ、ノースコア。背後から近づいたクロムキッド、両腕先を相手の背中、配線に引っかけて転がした、ダウンを奪われたシュミット、動かない。なんとこの攻撃から復帰できず、シュミット立ち上がれなかった。
クロムキッドの攻撃が、電源のコードに偶然引っかかってひっこぬいてしまっておりました。シュミット、偶発したまさかの紐切りで轟沈。クロムキッドTKOで勝利となりました!
Automo Go-Won vs で・か~る
これは面白いカードになりました、オートモとで・かーるの対決、折れ曲がって、がぉーく形態で突っ込んだで・かーる、突っ込んでいたところを、いきなりぺちっとオートモに弾き飛ばされた。あっさり倒れて1ダウンを奪われる。
姿勢を落として再び突っ込むで・かーる、これに対し姿勢を落として迎え撃つオートモ。仕掛けたで・かーる、防御姿勢か、完全にひらべったくなってしまった状態。ここでコントロールを失う、ここで復帰、と言うか、前転で一気にぐるっと一回転。離れて折れ曲がり一気に突っ込んでいきますが、そこはオートモが待っていた。待ちかまえていた。両腕を広げ、抱え込む構えのところにまっしぐら、で・かーるが突っ込んでいく、掴んで投げ飛ばした、これで2ダウン。
最後はダッシュの最中、あさっての方向にでかーるが吹っ飛んでいく。持病が出た、コントロールアウトでそのまんま出先まで転がっていく。道楽、さんは、リングの上にびろーんとのしかかった状態。このまま伸びた状態でで・かーるがリングアウト、これで3-0。
ある種一方的な試合運び、オートモになにもさせないまま。で・か~る、ストレートで3ダウン負けとなりました。
「ひさしぶりに暴走しました」と道楽、さんでした。
ダイナマイザー vs ストームウェーブライト2
ダイナマイザーとストームウェーブ、昨日の軽量級認定大会で三位となったとのライト2、スギウラさんのダイナマイザーとは師弟対決の様相を呈しています。
第三試合、ものすごく背の高いストームウェーブ、まず一礼し、飛び跳ねるような接近、しかしこれはスリップしてしまう。ダイナマイザーは反撃、しかしこれもスリップしてしまい後方へごちん。これは危険な状況、二回ほど後ろにすべりましたがなんとか立ち上がった、試合続行。なんとか起き上がりましたが、直後にストームウェーブが駆け寄りざまの一撃、ごづん、と重い音をたててダイナマイザーが沈んだ。
「回転が…… 駄目……!」とスギウラさんの声が飛ぶ中、ストームウェーブ駆け寄って腰のあたりにもう一撃、沈めて2ダウン、リングサイドで動けないダイナマイザー、位置を取って狙いを仕掛けるストームウェーブ、何度かひっくりかえりかけますが救いの手が入ってフォローで復帰…… を繰り返すも、最後は両腕の間に入り込んだストームウェーブ、綺麗な一撃でダイナマイザーの胸板を突いて沈め、これで3ダウン。ダイナマイザー、ストレートで沈み、ストームウェーブが勝利を収めました。
モン☆ vs ガルー
本日最後のエキシビジョンは、赤いロボット同士の対決。サイズとパワーで圧倒するモンスターと、爆発的な瞬発力を乗りこなすガルーの対決です。
まずはにょきにょき接近したモンスター、ガルーはサイドに寄りながら接近していく、背後から投げ技をかけありますが、これはモンスター躱した、どうした、ちょっと行きすぎてしまったか、ガルーがまさかのオーバーランでリングアウト!
試合再開、中央で睨み合い、モンスターの攻撃をかわして 足下からえぐるガルー、しかしモンスターを崩せない。背後を狙うモンスター、伸ばした腕の戻りにガルーを巻き込みますがこれはダウンにはならず。
モンスターの攻勢を凌いだガルー、投げはモンスターに絡まない。大きく腕を伸ばすモンスター。姿勢を落としての突きから戻る所を狙うがめくりきれない、ガルー、下からめくるような攻撃。伸ばした腕先を狙っているのか、腕先同士が交差した。ダッシュで突っ込むガルー、胸板と頭の上を、突き出されたモンスターの腕がつるりと滑って戻っていく。
投げ技空転からレフェリーが分けて再開、リングアウト一回分ガルーが不利は変わらず。背後を取ったガルー、しかし腕で押し戻される、距離を外してから突っ込む。モンスターは連打、頭の上を攻撃が通過する。背後を取れるか、モンスターの突きも、ガルーの後退に追いつけない、しかし攻めきれなかったガルー、これでタイムアップ、まさかのオーバーランが響いて、ガルー、1-0。惜しい敗北となりました。
……モンスター、現在で重量7kgあるそうです。ガルーと比べても重量は2倍以上、パワーそのものはそれほどないものの、省力化して大重量を動かせる仕組みになっているのだそうですよ。
さて、ムサシの状況に戻りますが、見てみるとなんだかぐったりしている状況です。なんでも無線LANのファームウェアをアップデートしているのですが、まだ一時間近くかかってしまう状況とのこと。残念ながら最終競技は棄権となりました……。
このあとは表彰式となります。
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