マッスルハウス9観戦記!(入場~第二試合)
(この文章は大部分リアルタイムで打っていたもののため、我ながら判り辛い事この上ない文章ですが、素人がプロレス見て書くとこんな感じになるんだ、と言う事で、技名とか選手名とかなんにも良く判っていない所は大目に見て頂けると幸いです。そんなわけで、はじまりはじまり。)
現在ブラックディスプレイにて記入中。こんなもんでいいかなあ。
本日は。ええ本日は、後楽園ホールにて。DDT主催によるマッスルハウス9、リングオブコント2010を見に来ています。オマタさんの呼びかけで集まった、プロレス好きの素人玄人あわせて12人。
いしかわさんは係の女の子が最近お気に入りのシンガーに似ているとのことで、写真を撮ろう撮ろうとあれこれ角度を変えています。
既にくぱくまさんも森永さんもビール片手に準備は万全。ホールはまさに満員札止め、「選手もしくは選手的なものが客席に飛んでくる可能性が……(中略)お客様の持ち物が破損したり汚れたり無くなったり、また負傷もしくは精神的外傷を負われても一切責任を負いかねますので……」とアナウンスも好調です。なんという布石の打ちっぷり。すげえ。
公式HPを見て予習してきたんですが、それでもなんだかよくわかりませんが。今日はリング・オブ・コントと言う趣向だそうです。8人のレスラーがリング・オブ・コントの座を競い、ひとり10分の持ち時間で…… ええと、パフォーマンスなわけはないから、試合ですよね、試合。試合を行って、審査員がそれを審査する、と言う形式なのだそうです。……僕、プロレス見に来たんですよね。そうですよね。
リングの無効には入場門。そして左側には司会の席、右側には審査員席みたいなものが、ちゃんとした席が3つと、椅子だけの席が二つ並んでいます。とはいえあそこに来られた方が誰なのかも、たぶん僕には判らない。
時間19時、そろそろ開演のお時間の筈であります。
ノリのいい曲が響き始めました。開幕です。ずんずん来てます。暗転と拍手とともに、画面にはストレッチをする選手の皆さんの姿が。画面の中で入場門の向こうから、顔だけ出して見ている人が。掴まった。不審者扱いされていたのが、マッスル坂井さん。みんなの練習の輪に加われなかった、と言うマッスル坂井さん、頭をふんづかまれたままの状態で、重大発表が行われます。それがリング・オブ・コントの開催と言うわけで。
いきなりその場が準決勝、西川口大会が行われると言う事に。坂井さんがヘッドロックされたままで準決勝が始まり、ここでオープニング。皆さんが次々と画面に登場した後、オープニングはCMっぽい画像になって、リング・オブ・コントの紹介が。新たなリングが…… って〆が「マッスルはリングオブコントを応援しています」。応援って言うか当じ、ううん、ええと。
挨拶は鶴見亜門さん。アシスタントは南ひかりさん(字がわからない)。観客席で笑いが起きたと言う事は有名な人なんでしょうか。二日連続の後楽園、昨日も試合だったそうです。ああ、レスラーさんなんですね。納得。セクハラをさらっと自然体で押しながら、鶴見亜門さんが司会を進行。栄えある決勝大会って行ってます。決勝進出選手は記者会見や大会HPで紹介されていたそうです。記者会見…… とまれ、ここで選手紹介のVTR。
皆さんがいろんな煽り文句とともに次々と紹介されています。太陽の肥満児マッスル坂井、イボ痔ーノ男色ディーノ、ミツボシカレー猪熊、房総の青い悪魔DJニラ、地獄の墓掘られ人形ヨシヒコ、お笑い三冠王菊タロー、ときめきボラギノール広田さくら、そして大谷晋二郎選手と次々と。ヨシヒコが出た瞬間の観客席では大拍手、そして大谷さんが出たその瞬間には、うおおおおお、と言うどよめきが起こります。
この8人がそれぞれ試合を個別にプロデュースして、その点数を競う、と言う紹介と、「ネタ順…… 失礼しました、試合準に関しては抽選で決めさせていただきました」と鶴見さん。「つまりM1 とかと一緒……」と南さんが言いかけたところにインタラプトして、「いや、この1年間、考えに考え抜いた方向で辿り着いた方法がこれなんだよね」 観客席で拍手起きてます。そしてここで審査委員の紹介。「おお、いつの間に(審査員席が)!」「豪華な審査員席が三つと、そうでもない審査員席がふたつー!」
というわけで、ここで審査員の入場。審査委員長はもちろん、テーマソングと一緒に登場の大社長高木三四郎、高橋源太郎さん…… 本名って言われてましたけど…… スポーツ新聞の松本記者、ここからパイプ椅子組で、元葉書職人のプロレスラー、726選手、DDTプロレスの新人平田さん。……新人さん……。
高木委員長のご挨拶、「控え室の空気が非常に重いんですよ。その分リングでの検討を期待します」。「賞金が破格の10万と言う事ですが、どういう意図があるんでしょうか」「100万円と書かれた小切手よりも、原ナマ10万円の方が説得力があるんじゃないかと」
コメントの途中で容赦なく打ち切られる高橋源太郎さん、本名ってことなんですけど、そして東京スポーツの松本記者。普通こういう取材は第二運動部と言う事なんですが、今回はリング・オブ・コントと言う事で文化部からやってきました、とのこと。スポーツイベント扱いじゃないんだ。松本記者、NHKケータイ大喜利で(投稿者として)活躍している剛の者とのこと。726さんの昔のラジオネームが紹介されて、涼しい空気井になったあと、最後は平田さんのものすごい普通の挨拶となります。
ちなもにひかりさんは手元の電卓で点数を合計する役だそうです。なんでかそこだけすごいアナログ。
そして予告もなしに、元気はつらつー、と前振りが飛んできたところで。いよいよ試合開始となります。
第一試合:男色ディーノ
まず一番手から、いきなり男色ディーノさん! いきなりこの人からですか! あとどうなっちゃうんだ!
まずはビデオで設定の紹介から。キャラクタープロレスに行き詰まっている、と言うか、趙雲子龍と言うキャラクターに行き詰まりを感じている、と言う、レスラーの趙雲さん。「趙雲子龍で始まっちゃったから、続けると言うか、やらされているというか……」と、悩みを吐露する趙雲選手のために、と言うというわけで。コンセプトは「二人のキャラクタープロレス第二幕」。そして選手の紹介は…… えええ、男色ディーノvs元趙雲子龍!? 元!?
なんでも、趙雲子龍改め、諸葛亮孔明だそうですけど……待った、ちょっと待った。これ僕でも判る。違う人出てきた違う人。違う人が趙雲選手の恰好して出てきた。後ろの席の人によればヤス・ウラノさんだそうですけど、それが誰か僕にはわからない!
そして対戦相手の男色ディーノの人も、もうなんか偽物なんてレベルじゃない違う人です。観客席から、なんていうか、すごいブーイングというかが巻き起こります。 観客席からものすごい動揺の中、淡々と実況が「暖色ディーノ、これはどういうことなんでしょうか」「この試合に備えて、だいぶ体を絞ってきたと言う事でしょうか」「褐色のディーノのですね」とか言われています。真っ向スルーです。
リング中央に陣取って、力比べ、リング中央での押し合い、と言うかブリッジでフォールを跳ね返す、全くここまでの試合から、キャラクターと言うものが見えてきませんね、とか言われています。腕の取り合いから背後を取ったディーノ選手、あれ、なんかリング脇で揉めてます。なんか起きています。リング脇にいた人がもみ合いに、音響担当とリングアナが遅刻を巡って一触即発の状況、生々しいなおい、あっとどうしたんでしょう、脱いだら男色ディーノ選手になっている、「これは結構難易度高いですね」「高いですね」と言うコメントの中、リングの外で孔明とディーノがもう一組試合を始めた。かと思ったら、またしても諸葛亮とディーノ選手が睨み合い、今度はセコンドの選手同士がぶつかりあい、脱ぎ始めた、また男色ディーノと諸葛亮になっている。今度は観客席かなり後ろのほうで、お客さん同士がぶつかりあう、脱いだ、脱ぎました、「鳥羽さんかよ!」と言う声が後ろから飛びますが、とにかく諸葛亮とディーノがまた一組、ここで男色ディーノと孔明の戦いが四カ所で同時に展開、徐々にリング脇に移動します、誰が4組で一番キャラクタとしてふさわしいと言う対決になるんでしょうか、と言う声に、「でもレフェリーはリング上しか見てないんですよね」と解説が。徐々にディーノ軍団と孔明チームがリングに上がりはじめ、あれ、タッグマッチ? と言う声と共に、五人のディーノvs五人の諸葛亮の、孔明ディーノの5on5と言う、もうオラわけわかんねえだ。ディーノ軍団の一斉構成(綺麗に横一列に並んで)に、諸葛亮孔明が全員でカットに入ります。「策略もなにもあったものじゃありません」「孔明結構力業ですね」とか言われているうち。5体5の一列横隊に並んで、五人のディーノが一斉に技を繰り出す、パンツ半脱ぎにするあれは確かナイトメアでしたか、それをそれぞれの孔明に対して繰り出した後、最後は運の悪い中央の孔明の上に五人が一斉にのしかかり、5人縦列のナイトメアから縦一列でぐるぐると首が、エグザイル、なんてこったエグザイル。
再びそれぞれを相手にして、90度横からのしかかる男固め、2カウントで一世に同じタイミングで弾き返されるこの壮観。そしていろいろあるうちに、リング上には一組だけのディーノと孔明が残っている。ディーノが首を絞めています。腕をぐるぐる回して、ものすごい勢いでアグレッシブにカモン! 頭突っ込め! と、パンツを伸ばして待ち構える、どころかなんか捕食しかねない勢い。孔明、ふらふらになった状態からパンツに頭をつっこみかけたところを、倒れ込みざま逆立ちし、顔面に踵浴びせ蹴りで反撃、しかし最後は男色ディーノ選手(褐色の人)が腕を固めて沈め、これで男色ディーノの勝利となりました。
「お客さんの基準がどこか判りませんでしたが、やりたいことはやりました」と男色ディーノ選手(本物)でした。
この勝負、一試合ごとに得点が発表されるシステムらしいです。5人の審査員の各持ち点は100点、細かいな。一番手ディーノ選手は413点でした。
暫定一位のディーノさん、司会席の隣にある暫定一位席に座ります。高木大社長のコメント。「途中まではすごい面白かったのと、うちの若手をこんな風に使いやがってと思ったんですが、オチが弱かった」とのこと。
続いて第二試合です。
第二試合:菊タロー
まずはビデオにて、菊タロー選手の紹介から。おもしろいおもしろいと連呼され、なんかすごい非常にハードルが上げられてしまっています。
女性ボーカルの入場曲。歌から始まりました。菊タロー選手、背中にファミ通のロゴのついたTシャツで登場です。そして続いて、クラッシュな感じのファッションの方が3人登場。愚連隊? の皆さんだそうです。なぜか腰が引けている菊タロー選手、このまま3vs1のハンディキャップマッチとなります。
いきなりコーナーに追い込まれた菊タロー選手。叩かれています、べしべし叩かれています。中央でキックを返す。サイドヘッドロックから投げられて踏み、倒れた一瞬。空気の止まった間に、絶妙に実況席が笑いを飛ばし、一瞬遅れて会場がどっと笑う、と言う、なんていうか難しい、これはかなり上級者向けだ、とか言われています。容赦無く「お客さんもくすりともしませんね」とか言われています。
首投げで叩きつけられて、普通に押して行きます。観客を笑わせようとしていた実況席から「あんまおもしろくないですね」と言われてしまう、固めたところに三人スムーズな連携で痛めつける。「お客さんも無理しないほうがいいですね」とか言われている間に、コーナーでヘッドロックされて叩かれています。「可笑しい所があったらしっかり笑っていきたいと思います」 実況がすごいことに。レフェリーを見て相手の選手が笑っていますが、何がおかしいんだ! とレフェリーに睨まれています。
ロープに投げられ、菊タロー選手走らされる。戻ってきたところに何もせずまたロープに投げられ、どんどん走らされる菊タロー選手、どんどん走らされています、もう40mは走っています、息が切れてきました、必死の形相ですねって言われてますけど覆面なので僕はどうにも、倒れた、カウント2でカット、まだふらふらしています。ここで相手方はタッチで選手交代、でも同じ展開、走らされてます、さっきと角度を変えてまた走らされてます、倒れてフォールされて2で返す、気合い入れるぞオラ-! と怒号が飛びますが、やっぱりまた走らされる、スピードが落ちてきた、もうなんか戻ってくるたび背中を一生懸命押されてます、これは辛い。どちらにも辛い。「走れ!」 「走れ!」と言われた直後は菊タロー走りましたが、またすぐに息が力尽きてしまう。
リング脇から転がり出て、「無理!」と言う声が。あれ。サイドを歩いて、普通に入場席から帰って行ってしまいます。あー、入場門のところで疲れてます。帰っちゃいました。入場門から帰って行ってしまった、場外カウント、あ、そうか。普通に場外カウントなんですね。
あれ? カウントを間違えた、と、今選手から指摘が。レフェリーがカウントを間違えたみたいです。そんなわけで、ちょっと待ちましたが、15から再開、18まで来たところで音楽が。リングのロープがゆるめえられています。なんだ、誰か出てきました。
アフロに普通にレスラーの恰好の……? 菊タロー選…… いや、なんだ、解説によれば、キクドレ・ザ・ジャイアントなんだそうです。
キクドレ・ザ・ジャイアント、なにげなくリングに上がって試合再開! ボディスラム、「この落差ですよ!」と解説席。「2mって迫力ありますね!」って。気がついたら、器用にロープに絡まった。苦しんでいます。ロープに両腕が絡まった状態で野太い声で苦しんでいます、と実況、相手が蹴りに行きますが、キック、ええと、19文キックですね、それで弾き返される。妙に冷静に「リアルに取れないですね」と実況席。
相手方から「やっちゃっていいすか」と言う問い合わせが。脱いだ、脱いだ。ええと…… なんだろう、ものま、いやなんだ、前田日明とアンドレ・ザ・ジャイアントの試合の再現、みたいです周りから聞いた話では。
「鮮明な映像で見えてますね」と観客席。ローキック連発から投げられたキクドレ、カツラが飛んだ! 「2m、220kgをキャプチュードですよ!」と実況席大興奮。客席からは、仕掛けろ!と言う声が飛んでいます。キクドレ選手しかしローキックでふらついています。大の字に倒れた。
戦意喪失により無効試合、とレフェリーが告げると、観客席から前田ー! 前田ー! と言う声が飛び交います。。最後はキクドレ選手、続行か質問され、「イットイズノットマイビジネス!」と訴え、これで修了となりました。ええと、つまりこれはあれだ。往年の名試合の再現なわけですね。
試合後のインタビューでもキクドレ選手というかもう菊タロー選手でいいのかな、ゴフーゴフーと呼吸音を強烈にアピール。それでもは一言お願いしますと言われて、「イットイズ(以下同)」 うへえ。
点数出ました。合計は423点。
「423点あってる? あってる?」とか確認されています。そしてまた、コメントを求められたのに途中で切られる高橋さん。平田さんも振られてましたが、「元ネタとか知らないと言われた平田さん」が、元ネタ知らないだろ、とか言われてましたが、「菊タロー選手に憧れてプロレスラーになりました」と答えたら「そういうコメントしなくてもいいからな」的なことを言われておりました。
ともあれ、二組終わって暫定一位は菊タロー選手。「暫定一位席で待っていて下さい」と言われてましたが、帰りたそうでした。
第三試合以降は、またのちほど。消耗しますねこれ……。すごい文字化けしてるし……。
| 固定リンク
「スポーツ」カテゴリの記事
- 84キロは遠すぎる。(☆)(2015.07.25)
- 2月は174km。(☆)(2015.02.28)
- いつも手元にコンパスを。(☆)(2015.02.15)
- 釘を踏んだり尾根を抜けたり。(☆)(2015.02.12)
- 1月は222km。(☆)(2015.02.12)
コメント
昨日はありがとうございました!
てか、凄いですね…。
どうしたらあの展開の中、こんな詳細なレポが書けるんですか…!?
ちなみに、アシスタント子は「みなみ飛香」です。
http://iceribbon.com/blog/st_minami.html
広田さくらの相手だったさくらえみ率いるアイスリボンの選手です。
(国技館で見た小学生レスラーとかがいる団体の選手です。)
また行きましょう!
投稿: オマタ | 2010.05.05 23:26
ああ、なるほど! ご教授ありがとうございます>みなみ選手 ……って、中学生!?
さくら選手と一緒に出てきた女の子達も同僚と言う事なんですね。前も思いましたけどすごい世界だ。
レポートは素人目はこんなかんじということで読み飛ばして頂ければと思う次第です(汗。いやほんと、何か書けば書くほど、自分は何もわかってないなあ、とげんなりしていく次第です(汗。
第八試合のぶんが派手にタイプミスしていて半分くらい使えないもので、どうしようか困っている次第ですよ。
観戦はまた是非声をかけてくださいー(笑)。
投稿: sn@散財 | 2010.05.08 08:54