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2010.05.24

ラストエピソード&ラストエピソード。(☆☆☆)

 バットマン:ザ・ラスト・エピソードと、スーパーマン:ザ・ラスト・エピソードの両方を買ってきて読みましたよ。

 似たような名前で似たような内容と思われそうなこの二冊、実は本国の刊行時期はかなり離れています。スーパーマンの方は1986年の作品、そしてバットマンはなんと昨年、2009年の作品。そのあいだ実に23年、その実、バットマンの方は、スーパーマンの方を意識して企画されたもの、と言う解説がついていました。

 スーパーマン/バットマンに何が起きたのか? ザ・ラスト・エピソードとは、そのものずばり最終回と言う意味。もちろんスーパーマンもバットマンも終わってはいませんが、この二冊は、それぞれのヒーローと世界にとっての大きな事件の時期に発表され、それぞれ、この二人にいつか訪れるに相応しい最終回を描いているのです。

 ではスーパーマンの最終回は?
 北極の最終決戦、世界から鋼鉄の男が消えた日から十年後。結婚し、平和に暮らすロイスのもとに、デイリー・プラネットの記者が訪れる。たったひとり、スーパーマンの最期について取材するためやってきた彼に、ロイスは語り始める。彼女だけが見届けた、スーパーマンの最期を。
 いったい何が起こったのか? 決して死なない鋼鉄の男に?

 そしてバットマンの最終回、それはバットマンの葬儀の物語。
 ゴッサムを守る闇の騎士を悼み、彼の敵が、味方が、友達が集まり、ひととき、旧怨を忘れ、故人の思い出を語り合う。そして彼らは、それぞれに口を開き、真実を話し出すのだ--。百人の参列者は語る、百のバットマンの最期を。
 いったい何が起こったのか? ゴッサムの夜を支配し続けた闇の騎士に?

 というわけで、非常に興味深く、切り口の違いとストーリーテリングに感歎しきりな良作でした。全く違う切り口から入ってきて、まったく違う出口から出て行く、と言う感じのこの二作。個人的には、バットマンのほうが、やっぱりちょっと好きかな、とか思います。スーパーマンが、クラーク・ケント=カル・エルの最期を描いた、としたら、バットマンのほうは、バットマンと言うキャラクターの最期を、見事に背負って描ききった、そんな感じがします。

 あと、バットマンの本に同時収録されていたモノクロ作品が、なんていうかキていて素敵でした。思いついて見事にやりきっちゃうところがすてきだよなあ……。

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