本から街から20年後。(☆)
人間の本性なんてそうは変わらないもので、帰り道に古本市にもりもり引っかかる。
バイロンの詩集に阿刀田さんのホメロスの本、カバーと懐かしさにに引っかかった「わが心のフラッシュマン」とかもありました。竹内文書の本も買っちゃったよ! わけても引っかかったのが「本の森の狩人」。
ちょうど再読していた「生ける屍の死」を読み終えて、手持ち無沙汰になってあれこれ探していたのですが、本の森の狩人は懐かしさに反射で手が伸びてしまいました。
出版は1993年頃で、おおむね20年前。引越しで処分してしまいましたが、前はこの本は本棚のかなり手元にあって、繰り返し何度も読んだものです。細かいところは忘れていましたが、印象的な言葉遣いは覚えている通り。懐かしいなあ。嬉しいなあ。
この本、新聞連載の書評を単行本にまとめたもので、20年くらい前の文芸界の作品を(もちろん古典もありますが)取り上げていたものですが、これらの本をいつか読んでみたい、と思いながら、今日に至り。もう一度この本を手にして思うよう、20年前と同じように、ああ、これらの本をいつか読んでみたい、と思うのです。ああ、思えばあのとき20年くらい前、この本に載っている本を読み通していれば、今とはいささか違う現在に至っていたのかも知れません。いいかいみんな、継続は力だって本当だぜ。こうしちゃいられない。46歳とか56歳の自分のために、今から何かしておかなくては。
何の話かよくわからなくなりましたが、日曜の昼は、久しぶりに高校の時の同級生や先生に会ってあれこれしておりましたよ。なつかしいー。
そして帰り道。G漢のプライベに行くまでの間。ちょっとした必要もあって、学生時代にお世話になったバイト先に行っていたら、もののみごとに倒産して廃墟と化しておりました。
バイトでキータッチを見につけたのは、こちらにお世話になっていた期間でありました。
歳月は人を知らず、人はふと歳月を知るのであるなあ。なんだかさびしく思った日曜日でありました。とほほのほ。
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