KHR 6thアニバーサリー観戦記【バトル 準々決勝】
さあ、休憩のあとは三回戦です。
3回戦 第1試合
No.1 サイガ (イガア) vs No.5 ラプラル (白風M)
ここまで情け無用の投げで決めてきたサイガと、なんとここで初試合のラプラルの対戦。いきなりリング脇ぎりぎりまで追い詰めたサイガ、後ろからラプラルを掴みにいった、これは掴めない。しかしラプラルはリング際ぎりぎりまで追い詰められてしまう。サイガ、下がって間合いを計りに行った、掴みに行くがまだ掴みに行けない、掴みきれず後ろに逃げスリップ、しかし押し切れなかった、これは崩れて揉み合った、両者倒れたところでラプラルのダウンカウント。直後に投げの構えでそのまま押し崩して取り戻し、1-1。両差1ダウン。
素早く背中を取ったサイガ、しかしこれは抜けた。ラプラル、サイガは位置を取り直す。最後は胴体の下に入り込んだサイガ、これは必勝のパターンだ。脇を持ち上げてそのまま頭上から投げ落とし、大技認定で2ダウン。3ダウンを一気に奪い取り、サイガが準決勝に進みました。
3回戦 第2試合
No.9 メーサー・コア (新井克己) vs No.11 アームドール (クボ)
さきほど磯工ガーディアンを破ったメーサーと、カンガルーのような軽快な動きで迫るアームドールの対決です。
試合開始、中央に向けていたアームドール、しかしジャンプしつつの接近に、仕掛けるところにメーサーが攻めて行く、安定した動きでの突きを、しかしアームドールが凌ぎ、逆にメーサーの移動中にアッパーを打ち込みダウンを先制。
リング中央での打ち合い、スリップを立て続けに奪うも、これはダウンとは見なされず、密着しての横突きを繰り出すアームドールに対し、メーサーは正面の両手突きから両サイドに腕を開く攻撃、連発で制しダウンを奪う、投げの腕を絡めてのダウンを奪い、これで2ダウン。
再度メーサー、相手の体を引き込んで手前に倒すも、これは先にメーサーが崩れたか、ドロー。逆に横突きでダウンを奪い取ったアームドール、これで2-2。
接近していくアームドール、残り1分。メーサー、投げは空転、しかし真横に並んだアームドールにすかさずメーサーが横への突き、これで3ダウン。3-2でメーサー・コアが勝利を収めました。
アームドールはリンク脚で安定性を高め、KHR3と同じ2552を使って作成されたロボットとのこと。頭はLEDだそうです。
頭は昨日までなかったものの、サーボの使用数制限に気付いて急遽足したのだそうです。動くようになっているが、モーションは入っていないとのこと。
3回戦 第3試合
No.13 ツノックス (KENTA) vs No.15 コガルー (くまま)
さあ続いての試合、横に長いコガルーと、ツノがあるからツノックスの対決。ツノックスにはコガルーを上から押し込めと言うアドバイスが先川原さんから飛ぶ中、試合開始です。
慎重な距離の取り合い、ツノックスは前進に振りながら様子見、コガルーは甲殻類っぽい動きで接近していく、小競り合いからツノックスが倒れますが、これはスリップ。コガルーが押していった、中央で旋回し、追いかけながら攻撃を仕掛けていくコガルー、ツノックスはめくるような攻撃ですが、打点が高すぎてコガルーに当たっていかない。
あっと、背後を取ったコガルー、小刻みに接近していく、なんとツノックス、足下からめくられて、その場で一寸宙に浮き、空中で真横に90度回転。勢い余ってリング外まで転落してしまう。
復帰直後にもう1ダウン貰ってしまい、これで2-0。
中央での狙い合い、後ろに回り込もうとするツノックス、横からパンチの打ち合いですが、かなり背の高さに差がある為、リーチが噛み合ってない。コガルー詰めていく、ツノックス離れた。腕先がからんでツノックスひっくり返したが、これはスリップ。
残り1分を切った。腕先での小突きあいで最終的にツノックス崩れ、これで3-1。コガルーの勝利となりました。
KENTAさんへのインタビューから、たくみにROBOSPOTの方へ話題を誘導する土田さん。さすがです。
3回戦 第4試合
No.17 メタ偽ックファイター (ミステル・タマオ) vs No.20 イデオン
さてうっかり飛ばされそうになってしまった、メタ偽とイデオンの対決。メタリックファイターの森永さんが会場にいないかしきりに呼ばれています。
いきなり勝ち名乗りからスタートのメタ偽、のしのしと詰めていく、イデオンをリング脇まで押して行った、なんかこう、微妙に頭の比率が違うのが気持ち悪くていい感じで、
と言っていたら、イデオンに逆襲を受けてダウンを奪われます。通りすがりのイデオンは、大きくのしかかるパンチでダウンを奪われ、これで1-1。
真横に構えたイデオン、正面に向かえるメタ偽。しかしイデオンは距離を取りに行った、正面から詰めより、距離が詰まった。逆方向へパンチ、抱え込むように攻撃。脇に入り、これで2-1。
メタ偽倒れた。立ち上がって下がる、背後を取ったイデオン。前進するイデオンと、後退するメタ偽がぶつかった。いきなり先川原さん映画に話を振る中、ここで移動中に交錯したところで、メタ偽、後頭部から叩かれて3ダウン。イデオンの勝利となりました。
「勝つ、優勝するって言ってきたんで、勝った写真撮ってもいいですか」と公開捏造写真を要求するタマオ総統。「真似してくれるって嬉しい事なんで」とものまね御本人状態の森永さんでした。
あとで多脚のメタリックファイターが出るらしいですけど、それって一体……。
続いてはライトの試合です。
2回戦 第1試合
No.102 影武者クン (上田 雅之) vs No.103 THKR-2 (柳田 徹)
いきなり転倒してしまったTKHR-2、影武者も慎重な動きでリングの中央へ、TKHR、中央に先に辿り着きますが、腕先から首にしかかるような、重い動きでダウンを奪う。1-0。
スリップダウン、起き上がれない、一撃貰ってTKHRの調子が急に悪化した。ここでタイムを申告、2-0となった。
なんと症状はバッテリ切れの様子、交換してTKHR、リングに復帰します。しかしまた歩き出しで真横に倒れてしまったTKHR、復帰した。影武者くん、横からパンチを貰いますが、なんと反撃で潰してTKHRの方がスリップ、反撃での防御。起き上がった、ものの、歩き出しでスリップしてしまうTKHR、これはどうした、TKHR、倒れざまに影武者を巻き込んで弾き倒し、これが捨て身となって2-1。
しかし倒れたまま、起き上がりができない、起き上がれるか、くるくると仰向けに廻ってしまったTKHR、ぎりぎりで起き上がれるかと思ったものの、惜しくも崩れる。そのまま10カウント経過、影武者クンの勝利となりました。
TKHRのバッテリは、古くなってしまったため劣化しており、やむなく第一試合で使ったバッテリに交換したので、パワーが出し切れなかったのだそうです。
2回戦 第2試合
No.105 カルマ (カカ) vs No.107 Mr.Purple (電気通信大学ロボメカ工房B)
さあ、こちらのトーナメントはまだまだ新機体が出てきます。カルマと対決するのは、なんていうか、どこかで見たような気がするものの思い出せない頭をつけたロボットです。ボディはKHR-1でしょうか。
開始、真横にかわしつつ接近するカルマ、パープルは中央へ、カルマの攻撃の隙に捨て身をぶつけてダウンを先制、起き上がれるか心配されましたが復帰した。
機敏に動きつつ攻撃のチャンスを伺うカルマ、あっとスリップしてしまった。真横を通り過ぎ、背後に回り込んだ、投げを打つ、しゃがんだ上から崩してダウンを奪う、これで1-1。
10カウントが進む、起き上がれるか心配されたがパープルも復帰、カルマは位置を狙って一撃を打つ構え、背後から狙ってパープルを倒した。中距離、今度はパープルが攻めていった、距離を開いたまま様子を見る、一瞬の交錯にパープルが捨て身を放つ、ダウンした拍子に首が飛んでしまうカルマ。これで2-2。
しかし直後、サイドへ回り込んだカルマが素早く横から斜めに払いを打ち上げて姿勢を崩す、これが決勝3ダウン、3-2でカルマが勝利を収めました。
電通大チームがまた土田さんに煽られています。ハードルが上がっていくぞCチーム。
2回戦 第3試合
No.109 ウメッツ (電気通信大学ロボメカ工房C) vs No.110 ゆうたロボMk.II (ひろしN)
さあ出てきました。ハードル上げられちゃったウメッツです。対するのはここで初登場、KHR-3のゆうたロボmk-II。お子さんと一緒に登場、お父さんが操縦します。
さあ試合開始、中央へ両者。右に左に移動しつつ距離を詰めるゆうたロボ、ウメッツはスリップから大きくひっくり返りながら復帰します。腕を横に出して姿勢を取り、捨て身を打ち込むウメッツ、仰向けに震動して、やや移動しながら起き上がる。両者真横、ゆうたロボの攻撃も浅いか。両者横突きの打ち合いから、ウメッツサイド捨て身を打ち込み、これは有効、レフェリーが分ける。1-0、ウメッツ優勢。
ゆうたロボは距離を詰めて横に薙ぐ構えだが、ウメッツが迎え撃ってカウンター、ダウンを奪いこれで2-0。
間合いやや遠くから捨て身を打つウメッツ、これは空ぶった。真横に撮るゆうたロボ、零距離、しかし横突きを屈んで躱し、起き上がった直後に、肉薄の距離から前へと零距離体当たり。
これで3-0、ウメッツが勝利を収めました。
Mk.Iはビーチフラッグの方に出ていたそうですよ。
2回戦 第4試合
No.111 GANGA (あたろう) vs No.113 赤 (DAI)
GANGAはさきほど不戦勝だったので、最後は実質、初試合同士の対決です。赤いKHR-1の赤、足裏の小ささを吉村さんに心配されています。
さあ、赤が徐々に徐々に動きますが、詰めていくのはGANGA。後ろからの一撃でスピンしながら倒れ、これで1-0。
ゆっくりゆっくりとした起き上がりは9カウントまでぎりぎり使って復帰し、なんとか起き上がった、ものの。再度置きあがった直後にスリップ、前向きに倒れてしまう。「ひさしぶりに見ました」と土田さんが言うほどの起き上がりのゆっくりさ。
両者スリップから、あっとどうした。前転して起き上がりを決めた赤に対し、起き上がれなかったのはGANGA。ここでタイムを申請し、試合再開です。これで1-1。
イーヴンからの再開、のしのしと接近したGANGA。赤は、GANGAがなにかする前に普通に倒れてしまう。のしのし近寄って攻撃を仕掛けるが、なにしろ起き上がれないのでダウンを詰めていく事ができない。
残り1分を切っている、真後ろから接近、突いた、崩れない。突いた、躱した。まだ後ろを撮っている、横突きを逆サイドに打つ赤。まだちょっと足首が弱ったようによろけた、あー、崩れた。残り10秒も残っていない。10カウントの最中に時間切れ、この試合、なんと延長戦となりました。
さあ延長戦開始。徐々に徐々に接近する赤、一方のGANGAは左右にやや振りながら接近、スリップした赤、倒れたまま肩で半回転して7カウント使って起き上がる。相手がスリップする前にパンチを打ちたいガンガ、赤、リング際ぎりぎりで倒れてしまった! 起き上がりきれない、起き上がりにかかったところでリングの外に重心が出てしまい、そのまま落下。延長戦は自爆と言う結果で、GANGAの勝利となりました。
足裏の小ささを大きくすれば、と言う声に、「考えつかなかった」とDAIさんでした。
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