むしろ最初から何の才能もなかったと言われた方が今はもう安心できる。(★★★)
いろいろとこまごました用事があって、高校に行く。つまり出身の母校です。
まあ卒業してからずいぶんと経っているので、校舎も建物もいろんなものもずいぶん変わっています。ただ、生徒は思ったほど変わっているのかどうか。少なくとも、見ている範囲では自分達が学生だった頃と、そんなに変わってはいないような気はします。それにしても、久しぶりに会った先生の変わらんことよ。
ひとしきり色々な話をして、持ち出したクラブの昔のアルバムを、たまたまやってきた現役の後輩達に見せたりして。これうちの体育館だ! 昔からぼろい! みたいな話でもそもそ話をしているのを、横から見たりしておりました。あんまり縁の薄い代の後輩が有名になってるみたいな話を聞いて、へえーー! と本気で感心したり。
彼らが去ったあと、ふと思って先生と話をしたんですが、僕なんかが現役の学生だった頃は、彼らはほぼ生まれてなかった(確実に生まれてなかったってその場で断言したんですが、それはたぶん自分で言ってて少し勘違いしてた)わけなんだよなあ。と、ふとそんなことを思う。
自覚しようがしまいが、まして成長しようがしまいが、年月が経てば確実に歳を取る。当然のことながら、それにふさわしい振る舞いを周囲からは確実に要求される。
後輩が成功している話を聞いたりとか。周りの学生達の溌剌とした姿を見たりとか。帰り道、駅まで歩く道すがらに、過去と変わらない面影なんかを見るたび、気分は沈みます。ずぶずぶと。
自分は何をしていたんだろうとか。しているんだろうとか。
二十年前と同じ事で悩んでいる気がするし、このまま二十年後も何も成長していない気がする。さぼりながら足踏みをして、何かをしている気になっているだけのような風情で。
そんな気分になるから、昔居たところには。なるべくなら、寄りつきたくないのです。はい。
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