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2010.10.31

ROBOT-BATTLE in 法政小金井 観戦記【大玉転がし】

 学祭の出店はささやかな楽しみ。
 野菜うどんはなかなかの強制イベントでした。

 さて、お昼休みを挟んで第二競技となります。大玉転がしは事前申請の重量に基づき、組み合わせが決定されます。まず軽いロボットから競技を始めて、徐々に重くなっていく、と言う感じですね。
 ルールは、左右を壁で仕切られたコースで、ボールを挟んでロボット二機が左右に立って。お互い相手の陣地にボールを押し込んでいき、時間切れの際にボールが相手側サイドにあるか、あるいは相手のゴールラインから出してしまえば勝利、と言うルール。言わばサイドラインに壁のある、サドンデスのワンオンワンサッカーといったところ。
 22機がつごう11組となって三回ずつ競技を行い、その勝ち数に応じて第二競技のスコアが決まります。

NO.15 黒カジJr(法政大学渡辺研究室)
vs
NO.23 T-100(東京理科大学 Robot Creators)

 最初の対決はKHR同士の対決、黒カジとT-100の勝負。両者同時にしゃがんで腕で押しにかかる、中央からまだボールは動かない、T100が裏を押してややボールは黒カジ側へ。黒カジがボールをキープし、中央ラインで押し合いになる。T100はボールを腕で弾き、黒カジは体ごと押して行く構え。ネジが落ちている。1トライ目は1分で時間切れ、黒カジJrが押し切られ、T-100が一勝を挙げます。

 続いて2戦目。T-100は操縦者が交替。いきなり倒れたT、黒カジはこの間にボールを押し込んでいく。コートは両サイドが登りのスロープになっておりボールは出にくいのですが、黒カジが一気に押し切ってボールを出した。起き上がりにT100が苦労している間に押し切って、黒カジが一本を取り返しました。

 1-1から最終セット。両者突きでの押し合い、T100の裏にボールが回り込んだ。後ろに回り込むと有利になる、T100が追いつけない間に、黒カジが壁を有効に使ってボールを一気に運び、2-1。黒カジ選手の勝利となりました。

NO.21 避留年(東京理科大学 Robot Creators)
vs
NO.22 KAMO(東京理科大学 Robot Creators)

 続いて第二試合。さきほど煙を噴いた避留年はリタイア…… いや、修理が終わったようです。というわけでヒルトとカモの対決に戻ります。
 ヒルトの操縦者の手元に操縦法メモがあるのが気になります。押し合い、積極的に行ったのはカモ、ヒルトの横に廻って一気にボールを転がりだし、カモの勝利になります。
 2セット目、腕で押すヒルトに対し、体で押していくカモ、しかしカモが押して行く構えのところで、腕を支えに転がってしまった。起き上がりで絡まった両者を審判が分ける、分けた直後にカモが再び押していく。押し切ってカモが2セットを上げました。

 得点に関係があるため、勝敗が決まっても3セットは必ず行います。そんなわけで3セット目。歩行で押して行くカモ、ボールとカモの間にヒルトが入った、裏にボールが転がった。背中で押していく顔、ヒルトは震動しながら追いすがるが倒しきれず、ボールはコースアウト。これで3-0、ストレートでカモの勝利となりました。

NO.5 バルト(千葉工業大学文化会総合工学研究会)
vs
NO.20 ラッキー丁さん(法政大学電気研究会)

 続いての勝負はバルトとラッキー丁さん。ラッキー余裕のダンスでご挨拶です。途中で止まらないらしいです。
 ややラッキーのほうが上背がある感じ。脚を開いて向かい合った、試合開始、歩行で押して行くバルトを防ごうとしたラッキー丁さん、しかし倒されてしまった、痙攣して起き上がろうとする丁さん、バルトも押して行く最中で前のめりに倒れてしまう。両者同時にスリップ。脇ぎりぎりにボールが転がったバルト有利の体勢、両者追いすがる。ラッキー追いすがるがバルトが押し切った。これでバルトが先勝を上げます。

 続いて2セット。横向きに構えたバルトに対し、正面で凌ぐ丁さん。片足を上げたキック、しかしバルトに絡まって転がってしまう。ラッキーの脇に出たバルト、どうした、ラッキー動かない。どうしてしまったのか。通信がおかしくなってしまった様子。そうこうしているうちにバルトが圏外までボールを蹴り出して、2-0でバルトがスコアを重ねます。
 通信の調整を行いながら、第三セットの準備中。あ、回復した様子です。

 続いて最終、第三セット。両者真横からの押し合い、弾けたボールはラッキー側に。、バルトの進撃の前にラッキーが正面で止める、バルトが起き上がりに苦労している間に、横歩きで押し戻しにかかるラッキー。しかし転びざまに出たボールは壁に跳ね返り、バルトの裏を出て逆サイドへ、ライン上に立ちふさがったラッキー、バルトの押しを時間ぎりぎりまで防ぎ切った。2-1、ラッキー丁さん、幸運を生かし切って1ポイントを奪い返しました。

NO.2 ドリラー(法政大学電気研究会)
vs
NO.8 サアガ(イガア)

 子供達に太陽くんとか名前をつけられたドリラー。サアガと対決です。脚が短い方が有利との声、子供の意見は鋭く侮れない。サアガ、ボールを腕でしっかりキープして進んでいく。よく見るとドリラーの片足までいっしょくたにキープして押して行きます。もはやなすすべがない勢い。すごい勢いで押し切ってサアガがまず一勝。
 ちょっとサアガが不利になった、ハンデな立ち位置で第二セット。しかしものともしない、ドリラーが神の手で起き上がっている間にサアガがキック、追いすがったドリラーが蹴り飛ばしてしまいボールははるか向こうへ、最後はサアガが追い打ちを睨む間に転がり出て第二セット修了。
 第三セット、ゴール寸前までハンデをつけられたサアガですが、もはやどうしようもない勢いで押して行く。中盤で蹴り出したボールに追いすがるドリラー、しかし倒れたドリラーをよそにボールはコートの外へ。圧倒的なパワーで押し切ったサアガ、3-0でストレートの勝利となります。

NO.10 デンダイン(TDUヒューマノイド研究会)
vs
NO.16 オーガスト(芝浦工業大学ロボット技術研究サークル)

 続いての勝負はデンダインとオーガスト。前後にアームを持つデンダインが有利を生かせるか。背中で構えています。まず翼で押すデンダイン、オーガストは転がってしまう、起き上がりに苦労している間に、羽根で着実に転がしていくデンダイン。大きく転がしたボールに追いついて、横歩きでデンダインが追いつき蹴り出して1セット目を奪う。
 二戦目、まずはしゃがんでブロックしたデンダイン、オーガストは横歩きで押して行く、中央で押し合い、しかしデンダインの押しにもオーがすっとがびくとも動かない。押し合い、オーガストが転がった。起き上がりの脚がコートに引っかかってしまう。
 翼でボールをはね飛ばしたデンダイン、距離の有利に詰めていく。壁にひっかかっている間に押し戻したオーガスト、しかしまたも壁に引っかかってしまう。最後は中央での競り合いでしたが、僅差でデンダインが有利のまま時間切れ、2-0でデンダインが押し切ります。
 最終セット、今度はオーガストが押して行った、しかし倒れてしまう。デンダインも同時に倒れ、ボールは中央へ。翼を使って起き上がるデンダイン、オーガストは起き上がりでコートの外に飛び出てしまう。中央での押し合い、デンダイン、ボールが起き上がりに引っかかって転がってしまう。ここまでオーガストが有利な構えだが、転がるたびに場外に飛び出てしまうオーガスト。復帰までの隙を突き、翼でボールを飛ばすデンダイン。
 最後も時間切れすれすれに距離を稼いで3-0、デンダインの勝利となりました。

NO.13 ギンカジ(法政大学渡辺研究室)
vs
NO.17 Bally(芝浦工業大学SRDCチームバリィ)

 続いてはバリィとギンカジの対決、バランスのいい中量級同士の対決です。正面に構えたバリィに対し、真横に構えたギンカジ。バリィが歩行で押して行く、ギンカジは大きく旋回して腕で弾き返すが、バリィが腕で脇に挟んで防いでいく。ギンカジの打撃で吹っ飛ぶバリィ。ボールは裏に転がったまま、ギンカジの裏に出たところにバリィが突っ込んでいき、1セット目を奪取。
 続いて第二セット。いきなり転倒したバリィ、ギンカジは腕でボールを弾くが距離が出せない、バリィが復帰に手間取っている間に、ギンカジが腕でもう一撃。今度はセットを奪い返します。ギンカジ、頭からバッテリが出ちゃってますけど大丈夫でしょうか。
 3セット、押して行ったバリィを直接攻撃で弾き返すギンカジ、しかし復帰直後にボールを弾いたバリィが圏外まで押し出し、バリィの勝利となります。2-1。

NO.11 ガルー(くまま)
vs
NO.14 Bガジ(法政大学渡辺研究室)

 続いてはBカジとガルーの勝負。気合い十分のBカジは背中向きに構えます。ガルーは膝で押していく構え。開始、一気にBカジを押し切った。脱力したBカジを押し切ってガルーが一気にボールを押して行き、まず1セット目を奪う。
 どうやら電源スイッチが切れたかなにかしたようです。第二セット目、押し合いから崩れたBカジを、もろともに押して行く構えでガルーが圧力をかけていく、Bカジが転倒から起き上がり、しかし起き上がって出来た隙間に体を突っ込んだガルーがボールを押し切り、2セット目を取ります。
 ハンデ状態となった3セット目。押し合いで一瞬コントロールを失いかけますが、Bカジが転倒して場外に転がり出た隙に、横向きのサッカードリブルで本当に一気にボールを押し切った、あっと言う間の決着で3本目、ガルーの勝利となりました。

NO.7 デュナミス(ビスコ)
vs
NO.18 で・か~る(道楽、)

 今度はデュナミスとでかーるの対決。なんともまたキャラの強いロボット同士の対決です。いきなり変態的な構えにひんんまがったでかーる。開始、膝で押していくでかーる、しかしぶつかりあいから転倒してしまう、転がったでかーるが復帰に苦労している間に、隙間を狙いに行ったデュナミスが一気に押し切り1本目。
 第二セット、開始、今度はでかーるが押して行く、深い構えにデュナミスが押し戻しきれない、両者ややデュナミスが押された状態での押し合い睨み合い、こぼれたボールは勢いそのままにデュナミス側の陣地へ、これで1-1。
 第三セット。中央で激しい押し合い、デュナミス倒れた、その隙に押して行くでかーる、しかし途中で方向が曲がった、なぜかデュナミスを押して行くでかーる、これにデュナミスも投げの構えで応戦。もみあっているうちに抜けたでかーるが押して行こうとする、追いかけていったデュナミスが猛ダッシュして…… 勢い余って自陣へボールをキック!
 まさかのオウンゴールでで・かーるの勝利、2-1ででかーるが星を取りました。

NO.6 ファントムⅡ(ブラック)
vs
NO.12 クロムキッド(くぱぱ)

 続いてはクロムキッドとファントム、実力の大型機対決です。譲らない押し合いで壁へ行ったボール、しかしわずかなバランスをファントムが取った、両者力対決の正面押し合いのまま押し切って、ファントムが1セット目を取ります。
 2セット目、再び押し込みにかかったファントム、クロムキッドが転がった、壁に引っかかった隙にファントムが押し切り、これで2-0に。
 第三セット目、ややファントムにハンデがつけられた恰好になります。なんとクロムキッドにハンデが与えられる。前代未聞の事態に。しかし場所的な優位を押し切ったファントム、追いすがるクロムキッドと押し合いになっているうちに、ボールは団子状態の両者にぶつかってクロムキッドサイドに。ファントム、クロムキッドを押し切って3-0で勝利を収めました。

NO.3 滝恋次郎(千葉工業大学文化会総合工学研究会)
vs
NO.19 Variant-F(東京理科大学I部無線研究部)

 続いての対決はヴァリアントと恋次郎。背丈では相当な差がありますが、重量は15gほどしか変わらないそうですよ。
 開始、まずはいきなり両腕を繰り出すヴァリアント、恋次郎は後ろに転がった、起き上がりがどうもおかしくなってしまったようです。ボールは未だに中央、ヴァリアントと恋次郎がぶつかりあった。ヴァリアントが転倒したところに、恋次郎押して…… あっと、足首も妙な角度を向いている、大丈夫なのか。倒れ方がなにやらグロッキーな人です。揉み合っているうちに試合時間修了。まずヴァリアントが一勝を取ります。
 やや時間を取り、恋次郎の調整が行われます。調子はよくないようですが、試合は続行される模様。
 第二セット、これは痛恨、腕を振った瞬間に自陣へボールをはね飛ばしてしまったヴァリアント。追いすがって中央までボールを戻す。恋次郎やはり調子がよくないのか、しかし倒れざまにボールをヴァリアントサイドへ運んだ。ボールはヴァリアント側、背中にボールに来られてはどうしようもない。恋次郎がボールを押し切り、1-1。ゲームを戻します。
 第三セット、大股で押して行く恋次郎、腕でボールを突き出すヴァリアント、脇でボールをキープしながら、着実に押して行くヴァリアント。壁を生かして押して行く、恋次郎と押し合い、押し勝ちはしたが腕が引っかかってしまう。ボールはこぼれて、やや中央サイドへ。時間ぎりぎり、ボールは中央、ヴァリアントがカバーし、恋次郎が押しに行く、これは時間切れ、ボールはまったくもって中央という微妙な判定に。
 ドローという事で、30秒の延長戦に入ります。第四セット、いきなり倒れてのしかかってしまう恋次郎、ヴァリアントも押しに行って倒れてしまう、ボールは恋次郎の後ろ、倒れた恋次郎に微妙に絡まっている。ヴァリアントも押し切れないが、恋次郎にブロックされているような恰好。2-1、ヴァリアントが勝利となりました。

NO.4 V3(千葉工業大学文化会総合工学研究会)
vs
NO.9 ルカヌス(芝浦工業大学SRDCチームルカヌス)

 大玉転がし、最終カード。ルカヌスとV3の大型対決。ルカヌスが大きいのは判ってましたが、V3もこうして見るとかなり大きいですね。
 第一セット、ルカヌスが押す。押して行く。V3を薙ぎ倒して一気に圏外まで押し出し、ルカヌスが一本目を取ります。
 第二セット、今度も容赦なく押して行くルカヌス、V3も凌ぎましたが、一瞬横に飛び退いた隙に押し切られてしまう。ボールはV3の裏に、このままボールは転がり出て2セット目を奪う。
 ルカヌスに大幅にハンデのついた3セット目、蹴られたボールがV3に当たって跳ね返り、ルカヌスの脇に転がり出る。サイドぎりぎりでの押し合いでボールが弾き飛ばされ、V3がルカヌスがら1セットを奪い返しての、2-1での決着となりました。

 これにて第二競技は修了。
 3時から最終競技となります。

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