ROBOT-BATTLE in 法政小金井 観戦記【バトル:一回戦~二回戦】
さて、第二競技まで終了しまして、いよいよ残るは最終競技。
八角形のオリジナルリング上での、一対一の格闘、バトルトーナメントとなります。3ダウン選手の3分1R、リングアウトは1ダウン扱い。
ちなみにハンデルールがあり、1kg以上の重量差がある場合は、重量のある機体のみスリップダウン制が導入され、2スリップで1ダウンの扱いとなります。
22機参加のトーナメント、まず最初は一回戦六試合からです。
一回戦 第2試合
NO.2 ドリラー(法政大学電気研究会)
vs
NO.22 KAMO(東京理科大学 Robot Creators)
いきなりですが、第1試合に登場するはずだったT-100がマシントラブルのため、第二試合から先に開始となります。
そんなわけで実質第一試合、ドリラーとカモの対決からスタートです。大きさではドリラーがかなり大きいですが。
両者中央で位置の取り合い、中央で腕を突き出す、小競り合いになる。真横に構えて打ち合う両者、ドリラーは重量差ルールによりスリップありのルールとなります。両者、左右に激しく位置を変えながらの打ち合い、カモは倒れますがこちらはスリップなしのルール。ちょっと離れた、ドリラーの攻撃の打点がカモの頭のちょっと上なのか。打ち合うものの、両者どちらも有効打を出していけない。
リング脇に行ったドリラー、追いかけた。ドリラーが倒した、1ダウン。
カモ、背中からドリラーに組み付く。逃げようとするが離さない。半周もしたところで投げ落とし、1ダウンを奪い返す、しかし接近したところに突きを貰い崩れた、2ダウン。
組み付いたカモに、突きを繰り出して剥がそうとするドリラー、これはスリップになる。カモ不利のまま1分を切った、両者離れてまた組み付きに行く。カモ、掴んだ、ホールドして投げたが崩しきれない。ケーブルにからんだ、レフェリーが分ける。間合いを詰めに行くカモ、絡めてドリラーも倒れた、これはスリップ。起き上がったものの、起き上がりでリングの外に出てしまう、観客の意見が飛ぶものの、これはダウン認定。延長戦に入ります。
延長戦開始。正面から両者、慎重な攻め。接近していきません。詰めていったカモ、掴んだ、掴みきれない、あ、掴んだ、倒れたが崩しきれなかった。レフェリーが分ける。ドリラーは間合いを遠く取って慎重に構える。突きの動作で引っかけに行く、空振りしたところを掴みに行くカモ、押さえ切れていない、掴んで、引き倒した。これはダウン、カモがドリラーを下し二回戦に進みました。
一回戦 第3試合
NO.9 ルカヌス(芝浦工業大学SRDCチームルカヌス)
vs
NO.18 で・か~る(道楽、)
第三試合は、大型のルカヌスと、で・かーるの対決。どちらもなんだか、ちょっとひょろっとした感じですね。
開始、いきなり折れ曲がったでかーる、異様な恰好でルカヌスを押して行く、ルカヌスは離れて行く構え、ちょっとこれは攻め口が見つからないか、起き上がったでかーるの頭を押さえるルカヌス、置きあがった時に、ぎぎぎぎと変な音を立てたでかーる、大丈夫か。レフェリーが押さえた途端に音が止みましたが。
試合再開、突っ込んでいくでかーる、また変な音がしている、大丈夫だ大丈夫だって言ってますけども。変な体勢に曲がった状態のまま、打ち上げる突きを繰り出すでかーる。ルカヌスが突きを崩して逆襲でダウンを奪う、1-0。
ルカヌス、低い位置へ積極的に攻撃を繰り出してく、弾かれて転ぶもスリップ。蛇行しながら接近するでかーる。ルカヌス、リング脇ぎりぎりで攻撃を繰り出してしまった。でかーるが突っ込んでリングの外へ、これで1-1。
再開、でかーる、またコントロールロストの危機、リング脇ぎりぎりまで行ってしまう、ぐるりと半回転したでかーる、自分のアンテナを踏んで起き上がりそこなてしまう、どうにも変な音がする。再開直後、真横に猛烈な勢いで突き込むルカヌス。でかーるはとにかく膝の裏に回り込んで押しこんでいく。ここで時間切れ、1-1。再び延長戦です。
あ、両者整備はなしで、そのまま続行するようです。延長戦開始。そのまま突っ込んでいくでかーる、正面から薙ぎ倒しにかかりますが、えぐり取るような一撃はでかーるの胸の上を通過する。ルカヌスの脚の上に乗っかってしまうでかーる、折れ曲がったまま詰めていく、押し出しにかかる構えだ、ルカヌスの攻撃は頭上を潜り抜けていく、マトリックス避けっぱなしだ。マトリックス延々と続行中、ルカヌスは逆にでかーるを押し出そうとするが、押し負けてしまっている。両者激しい押し合い、でかーるは止まらずにどんどん押して行く。絶妙なバランスで頭上を抜けるルカヌスの一撃、追い詰められたでかーる、しかしくるりと回り込んだところに、焦ったかルカヌスはリングの外へ。
でかーる、好きこのんで薄氷を踏んだような勝利。二回戦に進みます。
「かっこよかったのはルカヌスのほう」と言う会場の子供の声が。どうでしょうかこの読むまでもない感じの空気。
一回戦 第4試合
NO.20 ラッキー丁さん(法政大学電気研究会)
vs
NO.15 黒カジJr(法政大学渡辺研究室)
続いてはラッキー丁さんと黒カジの対決。両者中央へ慎重に寄る、先に仕掛けたのは黒カジ、移動中にぼこんと突きをぶつけて1ダウンを奪う。
黒カジ、慎重に位置を取り行く。蹴りを繰り出すラッキー、しかし攻撃を連打する黒カジと交錯しスリップ。再開、正面を取った黒カジ、ラッキーの攻撃を凌ぐ、連打をしゃがんで凌ぐ。ちょっと離れたところに追い打ち、これはダウン。1-1となった。
ラッキー丁さん、何か腕を前後しはじめたところでダウン。2ダウン目のあと、ここでタイムを申請するものの、もはや2ダウン目で申告はリタイアと同義です。
しかし立ち上がれない。通信エラーの申告があり、これでラッキー丁さんはリタイア。黒カジJrの勝利となりました。
一回戦 第1試合
NO.23 T-100(東京理科大学 Robot Creators)
vs
NO.8 サアガ(イガア)
さて、順序の変わった第一試合をここで行いますよ。サアガとT-100の対決です。一気に詰めていったサアガ、一撃目でダウンを奪い…… いや、これはスリップの様子、しかしその拍子にT-100の腕が肘からもげてしまう。どうも仮止め状態でネジがついていなかった様子らしかったですね。ともあれ、ダウンから復帰します。
投げを打ちにかかったT100、しかしこれは空振りでスリップ、T100スリップ、起き上がれない。復帰はできないか。ゆっくりと起き上がった、いや神の手が入って復帰した、しかしスリップ。起き上がれるか、止まってしまったT-100、サアガが大降りにキックを打ち、さらに打ち、キックで押し込んでT-100をリングの外へ追い落とす。ともあれ、ここでリタイア。T-100が敗れ、サアガの勝利となります。
一回戦 第5試合
NO.17 Bally(芝浦工業大学SRDCチームバリィ)
vs
NO.4 V3(千葉工業大学文化会総合工学研究会)
続いての試合、V3がマシントラブルのため棄権。バリィの不戦勝となります。
一回戦 第6試合
NO.10 デンダイン(TDUヒューマノイド研究会)
vs
NO.5 バルト(千葉工業大学文化会総合工学研究会)
続いての対決は有翼デンダインとバルトの対決。いったん離れて詰めていく両者、バルトの攻撃の圏外にデンダインが離れます。遠めの間合いからの打ち合い、腕が絡まって両者倒れる。再開、睨み合った。バルトの攻撃を塩井でデンダインが詰める、腕が絡まった。バルトは投げの構え、しかしこれはスリップ。
両者0-0のまま1分が経過。リング脇のバルトに対し、デンダインが詰めていく。なにげない突き、しかしバルトが崩れた。これで1ダウン、1-0。
大きく下がったデンダイン、試合再開。バルトは横突きを打ちながら接近、投げのモーションで牽制する。デンダイン、いきなり後ろに翼を伸ばしてバルトを崩した、これで2ダウン。
自分も倒れたデンダインはスリップとなり、ワンスリップとなります。最後は中央に寄って崩したデンダイン、バルトから3ダウン目を奪って勝利となりました。
ここから続いては、シードを含む第二試合となります。
二回戦 第1試合
NO.6 ファントムⅡ(ブラック)
vs
NO.13 ギンカジ(法政大学渡辺研究室)
かなり大型の両者の勝負。開始、ファントムがいったん下がったあと中央で交錯、ぶつかりざまファントムが足下を掴んで横へ、投げを決めて1ダウンを先取。
起き上がったギンカジ、何かネジが取れてしまう。ファントム、スリップから復帰。ギンカジも投げを打ちに行きますが、勢い余ってリングの外に上体こぼれ出てしまう。頑張って起き上がりますが、体が完全に外に。これでリングアウト、2-0。
再開、両者駆け寄る。ファントム、ちょっと足首の調子が良くないか。転がって起き上がる拍子にリングの外に転び出てしまう、2-1。再開、転び出かけたギンカジがリングに戻されますが、直後に足首を捕まれて転がされてしまう。
これで3-1、ファントムが投げに投げて勝利となりました。
二回戦 第2試合
NO.8 サアガ(イガア)
vs
NO.14 Bガジ(法政大学渡辺研究室)
続いてはサアガとBカジの試合。開始直後、Bカジからいきなり1ダウンを奪うサアガ。Bカジ、ダウンの拍子に、かスイッチが切れてしまう。
ここで正面から掴みに行ったサアガ、Bカジの下半身を完全に押さえて崩す。これで2ダウン。動きを止めたものの、起き上がったBカジ。追い詰められてしまった、打撃で攻撃を弾き返すも、サアガ追い詰める。掴んで真横へ投げ出した、これで3ダウン目。サアガの勝利となりました。
二回戦 第3試合
NO.11 ガルー(くまま)
vs
NO.22 KAMO(東京理科大学 Robot Creators)
見るからに重量差のある対決、ガルーとカモの対決です。詰めていくガルーに対し、スリップしてしまうカモ。ちょっとパワーがダウンしているか、投げを仕掛けにかかるガルー、ここでカモがタイムを申請。攻めかかっていたくままさんが、「え?」ときょとんとしています。
タイムを使ってカモが電池交換、1-0で再開。一気に詰めたガルー、しかしカモは裏側に回り込んで打撃を入れにかかる、あっと、ガルーの脚が妙な角度に。大丈夫か。ガルー、タイムを申請。足首の調子をくぱぱさんが調整し、1-1で再開です。
真横を向いたガルー、めくる一撃、しかしこれは倒せない。なにやらカモの攻撃がガルーの股間に入ってしまった恰好。
これを分けて、直後にひっくり返す勢いの一撃、ガルーがカモをひっくり返す。これで1-2。
ガルーは投げを繰り出す、カモも果敢に投げをかける、ガルー、起き上がった瞬間にカモに崩されダウン、これで2-2。最後はしかし、カモが接近したところをガルーがカウンター気味に崩して3ダウン。3-2、ガルーの勝利となりました。
二回戦 第4試合
NO.18 で・か~る(道楽、)
vs
NO.3 滝恋次郎(千葉工業大学文化会総合工学研究会)
滝恋次郎、棄権とのこと。で・か~るの勝利となります。
二回戦 第5試合
NO.12 クロムキッド(くぱぱ)
vs
NO.15 黒カジJr(法政大学渡辺研究室)
続いてはクロムキッドと黒かじJrの対決。……これはかなり、ハンデありな感じがしますね。ダイナミックな動き、跳ねるように接近していくクロムキッド、大きく振りかぶる一撃、投げの予備モーションに巻き込んで黒かじが崩れる。これで1-0。
再会、これはなんていうか、投げなんでしょうか、黒カジを胸の前、腕に抱えたままクロムキッドが大きくごろんと転び、投げてはいるがマットに達してはいない。これはクロムのスリップと見なされたようです。ほとんど片手投げみたいな雰囲気でした。
分けて置きあがった黒カジ、しかし歩き出すと転んでしまう、大丈夫でしょうか。ちょっと打点が前にずれているか、クロムキッドの攻撃はややずれたところに落ちていく。一方の黒カジはバランスが悪いかスリップが続く。クロムの体当たりで崩れる、これもスリップ。裏向きにクロムの突きが黒カジを巻き込んだ、これは2ダウン。再開…… 直後、突っ込んでいった黒カジを真正面からカウンターでまさしく吹っ飛ばし、これで3ダウン。クロムキッドの勝利となりました。
二回戦 第6試合
NO.17 Bally(芝浦工業大学SRDCチームバリィ)
vs
NO.7 デュナミス(ビスコ)
続いての対決はバリィとデュナミス。横を向いて慎重に攻めに入るデュナミス、小脇に挟まるような一撃を打ち込んだデュナミス、バリィが崩れてこれで1ダウン。
開脚して投げを打ちにいったデュナミス、しかし持ち上げた一撃は叩きつけるところまで行かず無効の扱いに。分けて両者。バリィ姿勢を崩す。起き上がった、デュナミス、歩行したところでカウンターを取られた、これで1-1。
デュナミス、打撃の打ち合いでダウンを奪うも、自らもリングアウト、これで2-2に。 左右に機体を振りながら徐々に攻めて行くデュミナス、バリィの一撃を左右に外していく。デュミナスはここから投げを打ちに行く。
もう一度打ちに行った投げ、抜けた投げの腕がバリィの膝の裏に入り、移動に引っかけて転ばした恰好、これで3-2。デュナミスの勝利となりました。
二回戦 第7試合
NO.21 避留年(東京理科大学 Robot Creators)
vs
NO.10 デンダイン(TDUヒューマノイド研究会)
続いての対決は、ヒルトとデンダイン。横に大きく躱したデンダイン、真後ろを取ったヒルト、デンダインの翼の真ん中を突いてダウンを奪う。1-0、ヒルトが先制。
デンダインの突き、密着状態での攻撃をぎりぎりで躱すヒルト。レフェリーが分け、中央で打ち合い、突きを貰ってバランスを崩しかける。一瞬静止、粘ったものの、ヒルトが倒れる。これで1-1。
再開直後、追いかけたデンダインが速攻でダウンを奪いこれで1-2。
デンダイン、位置を取りながら詰めていく。真横から行った、ヒルトとデンダイン、やや打点のずれた攻撃。リング際ぎりぎり、危ないところから復帰。ヒルトが攻撃を打ちかけた出がかりをデンダインが叩き、これで3-1。デンダインが三回戦に進みました。
二回戦 第8試合
NO.19 Variant-F(東京理科大学I部無線研究部)
vs
NO.16 オーガスト(芝浦工業大学ロボット技術研究サークル)
二回戦最後の試合はヴァリアントとオーガスト。小刻みに詰めに入ったオーガスト、裏に躱したヴァリアント、位置を調整している。ヴァリアント、どうやらパイルバンカーのネジを巻いていなかったらしく、試合で繰り出せないようです。ちょっとショック。
裏側に回ったオーガストに背中を叩かれ、ヴァリアントが崩れる。1-0。
背中に廻ったヴァリアント、ぶつかって崩した、これはスリップか、ダウン。1-1。
リング脇で睨み合い、方向転換して位置を睨むヴァリアント、裏に回り込んだ、背中から突いて崩す。これで1-2。
オーガストの攻撃を間合いの外に構えるヴァリアント、姿勢を落として腰のあたりに一撃、ヴァリアントが攻めきって3-1の勝利となりました。
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