第三回ヒューマノイドヘルパープロジェクト観戦記【二足歩行ロボット部門競技 二回目】
お休み時間明けは企業PRタイム。MathWorksさんの企業紹介が行われますよ。
このあとは二回目のトライ、さっきは現地で見ましたので、今度はメイン会場の操縦席側、遠隔カメラ側から見てみたいと思います。
最初に登場するのはクロムキッドでしょうか、いや違いますか。カメラの配線さばきで色々皆さんが話し合っている光景が流れてきています。カメラの調整が行われています。カメラ手持ちはスタッフの方が辛いと言う事で、三脚に取り付けられることになったとのこと。最初はドカさんのトライのようですね。
No.546 ドカはるみ (ドカプロジェクト)
あ、ドカはるみのセットアップがすでにおこなわれているようです。ぎりぎりカメラからすると左側に見切れてしまっている感じですけども。なにかきーんと甲高い音が聞こえてきます。さあ、セッティング、キッチン側は終了。声出しのテストも。「男性の声が聞こえます」。まあそうですよね。続いてコントロールチェック、こちらも問題なく終了。
さて、開始。こんにちわー、いらっしゃいませ。と、完全にドカさんが言い終えてから、ドカはるみが喋っている感じになりますね。
指を使って数を…… いや、ちょっとフライング。そして握手、顔が握手をしている相手の方を向くなどしています。あれ、声が出なくなった? 「椅子に座って下さい」とドカさんが言っているのですが、ドカはるみが反応していません。あー、なんか厳しい状態になってますね。ともかく椅子に座って下さい、と言う声。
まずは数を数える動作、ちょっと変わった指運びで10を数え、続いてダンス。腰を揺するダンス、はまあいいんですけど、最後に、がくん、と起き上がるのがなんか気になります。腕を入れた大きなダンス、そのあと得意なポーズ、で片手を上げてポーズを決めるのですが、片目が青く光っているのがなんだか不気味で恐い。
続いてはじゃんけんを行います。動作と声が遅延の関係でずれてしまうのは痛し痒しな感じ。ともあれ今度は、飲み物を取りに冷蔵庫へ。二、三歩歩いては止まり、衝撃を吸収する、安定性重視の歩き方で冷蔵庫の前へ。
しばらく考えた。道手を伸ばし冷蔵庫へ、ロボ用ではなく普通の一般の取っ手に手を掛けて開きますが、自分の動作で閉じてしまうような感じです。首をかしげて、周囲の様子を伺うドカ。ドアにかけちた手を外してしまう。なかなか引っかけられない、再度挑戦なるか、押さえられないので閉じてしまった。扉を開きはするが保持できない、自分の手で締めてしまうような恰好で、残念ながら時間切れ。ドカはるみ、二回目ながら惜しいチャレンジとなりました。
続いて、次の選手のための準備が行われます。一体ごとに無線環境を切り替えなくちゃいけない(ルータとか設置しないといけない)のが大変みたいで、準備に時間がかかっています。
No.195 クロムキッド (kupakuma)
さて、二番手はクロムキッド。いらっしゃいませ、お待ちしておりました。こちらの椅子におかけください、と、くぱぱさんがクロムキッド経由でまずはご挨拶。そして電子レンジの中にあるおしぼりを取りにゆきます。先程は惜しいところでしたが、今度はうまくいけるでしょうか。
肩に乗せた魚眼レンズ突きカメラの映像では、距離感が掴みにくいとされるクロムキッド。さあ、一気に近づいた、PCの画面は電子レンジが一面に映っている、電子レンジの扉が大アップで映っています今。
手袋を黒にしたのは失敗だったのでは、と言われている中、一気に戸を引いて電子レンジを開けました。さあ、ここからだ。肩で電子レンジの蓋を押さえて、おしぼりを掴みにかかるクロムキッド。おしぼり自体は積み上がっているのですが、なかなか手を出しづらい。黒い腕先はどうなのかと言う声も出るる中、慎重に上から上から押さえるように、おしぼりの確保を狙う。しかしクロムキッドの姿自体が刺客となり、なかなか中からは見にくいものがあります。このあいだ、二回ほど失敗してしまったらしい。
おしぼりを掴み、レンジの前を離れた。向き直ったクロムのカメラの視界の端には岡本さんが。映像にやや遅延はありましたが、おしぼりを無事岡本さんに引き渡し、この時点で丁度タイムアップ。クロムの手触りにはちょっと話題が集まっているところで、クロムの試技は終了となりました。
ここでロクスリーの企業PR。映画の宣伝! ブラックリスターの続編、ブラックリスターII…… そして新作、ZANNA BIANCA(ザンナ・ビアンカ)が発表!
キャストはオーディションを行っており、どういう話かは話しづらい、とのこと。ただ主人公は17歳の女の子だそうです。
タイトルのザンナ・ビアンカと言うのは、主人公の女の子の名前、と言うかリングネーム。ロボットファイトの世界観でリングネームが上中下のクラス事に分かれており、その真ん中のクラスになると名前が貰えると。そのクラスで主人公が貰った名前が「ザンナ・ビアンカ」なのだそうです。ほうほうほう。
さて、企業PRタイムの間に調整が行われまして。続いては最後の選手、THKR-4の演技となります。……あ。あと5分くらいかかるみたいですね。ここで審査員の皆さんのお話を伺う事になります。
No.763 THKR-4 (CAP Project)
さて、審査員の皆さんのお話を伺っているうちに、準備もできたみたいです。もうそろそろですね。THKR-4はすでにスタンバイ完了。さあ、準備完了です。あれ先川原さんどこいっちゃったんだろう。スタート。「こんにちわ岡本さん。帽子を被って座って待っててね」と、まず座って貰った後。大きく響く足音を立てながら、「ワインは赤と白とどちらがいいですか?」と確認。赤がいいです、と言う岡本さんを尻目に、冷蔵庫に向かうTHKR。ここらへんかなー、と言う声のあと、冷蔵庫に腕を伸ばします。ロボット用に新設されたレバーに手をかけて、全くあぶなげなくドアをオープン。モニターの様子も映し出されています。なるほど、こうして見ると手首のカメラがよくわかりますね。冷蔵庫の中のワインを掴むと、よいしょ、よいしょ、と向きを変えてテーブルに向かいます。揺れる揺れる、結構酔いそうになりますねこれ。
THKRの喋りはやはり今ひとつ聞き取りづらい。「お菓子は取って食べていいですよ」とのこと。「賞味期限は全部切れているのでごめん」。小ネタを挟んできます。その間にテーブルの前で向きを変えたTHKR、位置合わせを慎重に行って、ビンの栓を抜きます。カメラだと微妙にずれている気がしますが、綺麗に抜けましたね。あ、なるほど。手首のカメラじゃなくて、腰のカメラで見ているんですね。思いっきり注ぎ込んで、あ、白ワインですね。「さっき赤って言った……」 岡本さんのコメントは何気なくスルーでした。
続いて、テーブルの上にあるクラッカーを手に取る、取ろうとして落としてしまった。「拾ってほしいなあ」「ありがとうありがとう」「いえ、スタッフがやりました」
クラッカーを持ち上げ、入っていたコップを乱暴に振って振り落としました。結構豪快です。腰の前のカメラでクラッカーのうしろにつけた玉を掴み、すぽーんとクラッカーを発射します。
最後は肩もみに。座布団を持って立ってね、と言って、ここがいいなあ、と座る位置を指示。「僕、子供4人もいるので宜しくお願いしますね」「大丈夫。労災が降りるから大丈夫」 いやなロボットだなあ。なにか変な音がしたみたいです。「今の音何」
映像的には変な顔してるとまずいですね、と平常心で望みたいと思います、と岡本さん。「肩だけじゃなく若干首も入ってますけど」と言っていたものの、岡本さんなかなかに満足のていです。
油断して首まで絞められそうになりますが、やんわりと断って、ここで時間終了。THKR-4のデモは終了となりました。
ちなみに反力を取ろうとしたものの上手く行かなかったため、岡本さんの声で判断して力加減を決めていたそうです。「痛いって言わないから大丈夫だと」 やられる前に聞きたくなかった感じの話ですね。
さて、このあとは、岡本さんと審査員の皆さんが会場に戻ってきます。サンライズさんの企業PRタイムと同時に、徒競走の準備。
というわけで、このあとはロボット徒競走となります。
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