新宿ロフト、真昼のアメコミナイト(☆☆☆)
せんりひん! トム5枚の男と呼んでくれ。
急に行きたくなったとかそんな理由で、土曜日に新宿ロフトプラスワンで行われたアメコミトークイベント、特集!【MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds】 アメコミnight(noon?) vol.2を見てきました。ナイトと言いつつお昼に開催のイベントです。
正直言って、ロフトプラスワンに行くのは初めてだったので、どういうところなのか、どういうシステム(飲食店らしい)なのか、そのへんさっぱり判らず、とりあえず行ってみようって感じで行ってみたのですが、新宿歌舞伎町は昼日中とはいえ、あんまり歩き回るには気が進まないところ。
場所は下調べして行ったものの、客引きの皆さんを断りつつ、はて最終的にどこなのかよくわからない。きょろきょろするのも何だし人に道を聞くのもマズいよなあ。と思って携帯電話でストリートビューを見てみたら、なんのことはない、建物の前に立っていました。
それはともかく初ロフトワン、ほんとにここで大丈夫なのかなあと思いつつ、前の人に続いて地下二階のお店へ。一見するとわけがわからない、良く見るともっと判らないポスターがそこらじゅうに貼ってある、いかにもどうにも地下劇場と言う感じのお店に入ると、意外や開場直後、イベント開始まで一時間もあるにも関わらず、会場内はほとんど満員に近い状態でした。うわーお。
どうもイベント中に適当に注文して適当に飲み食いして良いらしく、そのへんはイベント参加費とは別に清算する仕組みらしい。貰ったチラシほかでなんとなくシステムを飲み込んで。このあと知り合いと呑みに行くので、まあ酒は押さえておこう。などと思って適当にお茶とつまむものなどを注文。
後ろの席に座った男性客二人が、モンハンのことをきっかけにあれこれ話を始め、なつかしや今はなきマーヴルクロスの話になったところで、「それってキャップと一緒に出てた話ですよね」なんて言う風に、何気なく振り返ってコメントしてみたらあなた。「あー、もしかして……」と声をかけられたのは、なんとTOTD以来のアメコミ同志、じゅんたさん。なにせ実際に会ったのは十年ぶり&それ以前でもリアルで会ったのは確か2、3回くらい、とあって、入場した時には前通ったのに全く気付かなかったのですが。……いやー、いやー。驚いた。確かに確率的には非常に高いですが、こういうことってあるんだなー。うひょー、な気分でした。
もう一人の方(この方は初対面)と三人であれこれアメコミ話をしているうちに、何かある度に首を傾げざるを得ないロフトプラスワンの紹介を経て、イベントも開始となります。
イベントは前半と後半、前半はリタ・ジェイさんの司会で、柳亨英、杉山すぴ豊の三人によるトーク。後半はカプコンの新妻さんが加わって、Marvel vs Capcom 3のお話となります。
前半の主な話題は、ニューヨークコミコンのレポートと、最新の映画事情について。ニューヨークのコミックショップ事情やイベントの様子を話しながら、ちょっと油断すると話題がソウ3Dに戻っていってしまうと言うブーメラントークでした。NYでいちばんでかいコミックショップはミッドタウンにあるそうですよ。
そのあとは映画の話題や予告編を中心に。台湾か香港かのグリーンホーネットは「青蜂侠」だそうです。ほえー。そして話題はもちろんもうすぐ公開のキックアスです。話題の中心がヒットガールことクロエ・グレース・モレッツになってしまうのは、これはもうしょうがないところでしょう。もうなんか公式サイトの扱いからして、清々しいまでにキックアス脇役くさいという。
「よりによって緑色選ぶところがよくないですよね」などと言う話をじゅんたさんとしつつ。電話でのスペシャルゲスト参加とかもあったりして、前半イベントはそんなかんじで終了。
ちなみにダークディメンジョンと言う限定カクテルが当日販売されていて、トーク陣は皆さんこれを飲む事を、なんていうか、自分達に強制していました。一杯ぐらいいいかなと思って頼みましたけど、普通においしかったですよ。元ネタになったドルマムゥは、トーク陣含めてほとんど誰も知らなかった状態でしたが。
休憩時間に物販コーナーへいそいそと。さっきトークイベントで話が出ていて気になっていたのです。
本です。いや、本ってタイトルの本なんですよ。アーティストの皆さんが、「同じストーリープロットで、それぞれ短編を描く」と言うスタイルで競作された同人誌であります。気にはなっていて欲しかったんですが、手に入らんだろうなあと思っていた(そもそもどうしてか国外販売限定だと思っていた)ので、ここで手に入ったのは思いもかけない僥倖でした。
休憩時間に何気なく読んでいて、じゅんたさんと盛り上がっていたりしたら(途中のグリヒルさんの「武将がローソンから出てくる」イラストで、デザインが日本の武士じゃなくて中国の武将のところがそれっぽいとか、なんか買ってる! とか、じゃあ買い物してる間はおうまさんが駐車場につながれてたのだろうか、とか)。あれ? この人の絵どこかで…… と思う方の作品が。帰ってきてからよく見返して納得。濱元隆輔さんでした。僕、ダン←ダム大好きだったんです……!
……え、ダン←ダムの設定資料集……? 欲しいな……(汗。
それはともかく、新妻さんを迎えて、Marvel vs Capcom 3の紹介が行われました。アンケートに基づいて、新登場するキャラクターの採用理由や苦労話などなど。デッドプールがいかに破天荒で滅茶苦茶かと言う話、そのデッドプールに費やされた愛情と労力。そのデッドプールさんとフェリシアの意外な共通点。
開発の皆さんがモードック大好き。そしてシュマゴラスの大半は愛情で出来ていまシュと言うお話、スーパースクラルは意外においしいキャラと言うお話。X-23は足の爪を魅せる技が多くなってます、とか。
デザイン的な面とゲーム的な面でどう落とし込むかで苦労されている、と言う話や、特に格闘ゲームにおいては、イラストを描く人は骨格からしっかりみっちり勉強してイラストを描いて貰う、そうでないときちんとした動きが出来ない、と言う話から、そういうノウハウはいろんなゲームに役立っている、と言うお話まで。一人三枚買って下さい、みたいなところで、二度ほど試遊が行われました。
最後は恒例と言うプレゼント大会に。販促グッズに私物のフィギュアまで出してのプレゼント大会。いっぱいオーダーした人は抽選で当たる確率が高くなるシステムだったらしく、普段こういうものに縁のない自分も三回ほど当選してしまいました。ヴォー! 偶然の再会とかなんなんだろうこの日は!
ここでネタになっていたのが、マーヴルのえらい人、トムさんのトレーディングカード。そういうものがなぜ存在するのかよくわかりませんが、あるんです。ちゃんと後ろの面には身長体重とか特徴とか書いてあります。これが全ての賞品に必ずついていたのですが、「じゃあ二枚つけます」「そのうち足りなくなりますよ」とかだんだん扱いがそんざいに。
最終的に、自分の手元にはトムさんが五枚残りました。そうです、それが上の写真のアレです。ちょっと20年くらい前の米田仁士さんみたいなタッチでありましたよ。
イベント終了後、杉山すぴ豊さんに「ファイブカードです!」ってアピールして、皆さんに「そんなに!?」と呆れられたりとか。しばらくは二つ名を「トム五枚」と名乗りたいと思います。
話が多少前後しましたが、次はDC大辞典が発売される頃に開催したいですね! と言うことで、非常に楽しかったアメコミヌーンは閉幕となりました。
地上に戻った後、まだ外は明るい歌舞伎町。なんか時間感覚が微妙におかしい感じを受けつつも。じゅんたさんとは、グリーンランタン公開の時には、石黒兄と一緒に見に言って一緒に飲みたいですね! と言う 話をしつつ、イベント終了となりました。
いやー、面白かった! 楽しかった! 新宿ロフトに入ったのも初めてなら、トークイベントに行く事自体とてもレアな自分でありますが。望外のミラクルもありましたし、これからこういうところにもがりがり行ってみたいですねー。などと思った土曜日でした。
行って良かった! 次も必ず行きますよー。うむり。
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コメント
>グリーンランタン公開の時には
いいね!
普段、アメコミトークってなかなかできないからねー。
アメリカで来年6月だから、日本では秋とかその辺になるのかな?
投稿: キャプテン | 2010.12.06 01:22
おおお、ぜひぜひぜひ!
しかし秋か…… もっと前でもいいですよね(笑)。なにか隙と口実を探してやりましょうぞ。ぜひー。
投稿: sn@散財 | 2010.12.06 23:48