第2回KONDOランド障害物レース観戦記【タイムトライアル1回目】
昨年暮れに初めて行われ、大好評を博した多脚ロボット競技KONDO LAND。
次はいつ行うんですかー! と言う閉会式での参加者の声に応え、くしくも本日。歩行者天国再開の日に行われる事になりました、第二回KONDO LAND本日開園です。
コースは基本的に以前の通りのようですが、微妙にリニューアルされている様子。いろいろスイッチっぽいものが取り付けられていたり、クリスマス仕様から節分/バレンタインと、装飾が2月仕様に変更されています。よく見るとスポンサーの広告も入ってますね。おお、開会式のお時間です。
近藤社長のご挨拶のあと、早速競技開始です。
1.ジャアガ
まず一番手は、イガアさんの黒犬、もとい黒豹型ロボット。まず最初の競技のシーソー、四つ足をまず馬風に、次に戻った青tは、両足を一気に前に出す動きで繰り出して坂道に挑みますが、コースアウトして転落してしまう、ワンペナルティ。スタートに位置に戻して貰いますが前後逆でした。重量が軽いせいか、最初のがったんシーソーを登るところで苦労しています。中途まで進みかけるが押し戻されてしまう。前後逆に行ったらどうかとか、尻尾を上手く使ったらどうか、と言う声が飛びますが、どうも途中でコースアウトしたり引っ繰り返ったりしてしまってたりしてしまう。のこり10秒を切った、落ちる落ちる、真横を向いて落ちてしまった、残念ながら最初のシーソーでタイムアウト、第一関門突破ならずとなってしまいました。
2.磯工レスキュー
前回優勝の磯工レスキュー、脚の長い四足型に変わっての登場。がったんシーソーにぺたりと姿勢を落とし、腹ばいのような恰好で進んでいきましたが、今度は脚を上げた姿勢で突破、シーソーの支点まで登り、中央にあるボタンを押そうとします、これは見切りをつけてマジックウォールへ、行く手を阻む壁にぶつかっていく、積極的にいきますが、ここで落っこちてしまう。再度転落、一瞬腹ばいになった。さあ、マジックウォールが1個落ちた。このチャンスを使って突破し、向こうからコースが見えないモータンハウスに。カメラを持ったIKETOMさんが誘導し前進、あっと、あぶない。コースぎりぎり、前脚がコースを踏み外しかけた、ちょっとバック、と言う指示で動きかけたところで転落、ここで同時にタイムアウトとなりました。
3.Tic-Tac2
あみのさんの続いてのチクタク2、サーボ数は変わらずセンサーやライトなどを追加した、相変わらず甲殻類っぽいロボットです。一気にシーソーの走破を目指しますが、これは途中で勢いが負けて押し戻され、スタートに戻って転落してしまう。もう一度シーソーへトライ、一気に走り抜けようとしますが、途中で裏返ってしまう。突破を試みた最中で体が浮き上がってしまいます。途中で立ち止まると、勢いが止まってしまいます。どうも背中に新しくつけたバネの力で体が反ってしまうようです、ゆっくりした動作に切り替えて進み、シーソーをクリア。続いて一気にウォールを走破、続いて誘導に従いモータンハウスに挑むも落下してしまう、しかし偶然ながらボタンを押してクリア、ぐるぐる海峡に突っ込んだ、スポンジの海をかき分けて一気に突破しかかりますが、突破寸前で脚が止まってしまう、戻されている、一瞬バックして中央に戻り、ぐるぐる海峡の中央に戻ったところで時間切れ、となりました。しかし実はがったんシーソーと、そしてモータンハウスの3点ボタンを押しており、計4ポイントを獲得しておりました。調子がやや良くない感じだったにも関わらずこの動きで、暫定首位となります。
このポイント、勝敗とは全く別に集計され、最終的にポイントを集めた方には特別賞が出るのだそうですよ。
4.ガルタン
続いての登場はくままさんのガルタン。平たいボディを持つ4脚型のロボットですが、特徴はこの脚のつけねを連携させている大きな歯車。これを使う事で四つ足が一気に同じ方を向き、真横に移動する事ができるわけです。がったんシーソーを突破、マジックウォールでは一回転落しましたが、パワフルに押し切ってマジックウォールクリア。くぱぱさんの誘導でモータンハウスにはいります。なるほど、ここを突破するために真横に移動できるようになっているんですね。コマンド一回分ごとにナビゲーションし、適確な勢いで進んでいく、綺麗な勢いで通過し、転落しかかったところを真横に移動してクリア、さらにモータンハウス上の先にあるボタンも押して行き、ボーナスポイントが9ポイントとなります。二回押すと消えてしまうボタンと、押せば押すほどポイントが入るボタンがあるみたいですね。なるほど。そういうわけで9ポイントだそうです。
5.YASHIGANI
続いての登場は、カメラ搭載の大型六脚ヤシガニ。まずは最初のシーソーにのしのしと乗っていく、慎重に乗り切ろうとしますが、ちょっと滑ったか、突破していきました。続いてマジックウォールへ、隙を見て乗り込み、マジックウォールの向きを変えて進んでいく、強引にマジックウォールを、コースの向こうに落とす事なく押し切って突破、もう少し、正面からの押し合いですが、相当粘り合いになっている。早く押し切ってモータンハウスに入りたい。やっとマジックウォールがちょっとそれた、突破しました。モータンハウスに入った。くるっと後ろを向き、パソコンでモニタを確認しますが………… あれ、画面のほうを見ていません。カメラが斜めを向いてしまっているようです。確かにちょっとカメラが首を傾げてますね。残り15秒で下に落下してしまう、このまま動かない、どうしたんでしょうか。ちょっと脚に問題が起きたようです…… ともあれ、マジックウォール突破で競技終了となりました。ペナルティは0でのクリアです。
6.カニカン
続いては神矢先生のカニカンが登場。水平に大きい六足の機体です。まずは最初のシーソー、一本ずつ脚を動かし登っていく、いかにもロボットな動きで、慎重に慎重にシーソーを登っていきます。しかし機体がずりずりと落下してしまっているか。大きく動きますが、坂道から押し戻されています。スタートラインの横に設置された豆の箱をおっことしてしまう。シーソーに登っていった、腹ばいの恰好を上手く使ってシーソーを突破。次のマジックウォールにかかります、真横に移動して位置を中央に戻し、マジックウォールへ。正面からの押し合いになってしまった、姿勢を低く、パワフルな動きで徐々に押して行きます、マジックウォールを1個落とし、2個目とコースの向こうで力比べ状態に。一瞬ノーコントロールになったかと思いましたが、後退させて動くのを確認、しかしここで時間切れとなってしまいました。カニカン。マジックウォールで終了となりました。
7.ムシ型ロボット
初参加の方の手によるムシ型ロボット。かなり平べったいデザインのロボットで、平らなボディに短い足を持つロボットのようです。シーソーに挑んでいますが、登っているかどうかここからだと判りづらい物が。滑り落ちつつも徐々に徐々に進んでいき、シーソーの先端近くで傾かせて落下して突破、マジックウォールの隙を見て走り抜けようとしますが、押し負けてペナルティ。再起して入り口での押し合い、しかしパワーでの押し合いでは不利で戻されてしまう、横幅も広いので難しいですが、巧みにタイミングを見計らって突破してみせた。続いてはモータンハウス、皆さんナビゲーションに入りますが転落してしまいます。やっと全容が見えました。四脚なんですね。極端に脚が短くて板のようです。ともあれ、落下したところで時間切れとなりました。
8.メタリックバイオ
続いての登場は森永さんの黒い六脚、メタリックバイオ。脚が長く胴体部が小さいので、まるでヒトデのようです。競技開始、脚を数本まとめて動かす動きで、まずはシーソーを難なく突破。マジックウォールにアンテナを飛ばして挑む、しかしマジックウォールに押し負けて落下、大きく転がっていってしまう。マジックウォールもろとも落下し、さらに2ペナルティ。2つめの突破を狙う最中に自分も落ちてしまう。再度落下、「ボタンを間違えていた!」と森永さん。今度は平べったい姿勢のまま進んで、突破。モータンハウスに入り、網野さんがサポートに入ります。落ちれます、ということで、落ちる事が狙い通りだったようです。下のコースに入り、一瞬落下しかけますが、ぐるぐる海峡に突入。支柱に脚がはさまってしまい、ワンペナルティ。脚を大きく動かしてジャンプにかかりますが、渦潮にはまってしまう。回転の方向に合わせて向きを変えようと試みますが、ここで時間切れ。残念ながら時間切れとなってしまいまいた。ぐるぐる海峡冬景色、と言うコメントとともに、スポンジが激しく飛び散ります。
9.BLACK TIGER L45
続いて登場、IKETOMさんのブラックタイガー。五足型ロボットです。首のところに脚がついているような恰好のロボット。最初のシーソーに挑みますが、なかなかまっすぐ侵入することができません。曲がっていってしまう、大丈夫でしょうか、横に転がってしまった、あー、シーソーの真ん中にスイッチがあるらしく、それが機体からすると邪魔になってしまっているようです。後ろ脚で大きくのしかかっていきますが、これは反動がつきすぎてスタート側に落ちてしまう。やっと登り切って突破、また下りでも頭脚がひっかかりますが、ここはなんとか突破。間合いを計り、突っ込んで行ったブラックタイガー、二つのマジックウォールをもろともに押して行き、一つを落としますが、ゴール寸前で自分も落ちてしまう。突破、もう一つも落としてモータンハウスへ、見えない領域に入ったところでぴたり時間切れ。ブラックタイガー、一度目の演技終了となりました。
10.流鏑馬
続いての登場は、足先が非常に小さい蜘蛛を思わせる流鏑馬。まずはシーソー、胴体を地面につける着実な動きで登り、登り切ったところですっくと立って降りますが、胴体が折りかけたところでシーソーが戻ってしまった。真横になってしまい、これはさすがにスタッフが手を入れます。マジックウォール、激しい押し合いとなりますが、さすがにグリップはそんなに強くないのか、鬼の面のマジックウォールに押し戻されてしまう。慎重に様子を見ながら突っ込むタイミングを伺う、1個目を突破していった、さあ2個目、挟まれたか、バランスを崩した。落ちるかと思いましたが、絡まっていたマジックウォールのほうが落ちてしまう、もう一つのマジックウォールと押し合いになる。戻されてしまう、立ち止まって様子をうかがう、一気に出た、走り抜けて突破した。さあ、残り5秒でモータンハウス、しかし入ったところで、競技終了となりました。
ふと後ろを振り返ると、見学の人が結構いてびっくり。
11.ごんべい
最後の選手は、B作さんのごんべい。五脚の蜘蛛を思わせるロボットです。最初のシーソーに挑みますが、入り口のところで引っかかってしまっている。脚が滑ってしまっているのか、引っかかっているのですが、お、乗っかったか。あ、脚が出てしまったコースアウト、いや戻った。コースには残りましたが、登っていけるか。歩行に使う脚の数を変更できるような仕組みを作ったらどうか、と言う声が飛ぶ。登り賭けた、坂の上で苦労しています、重心の向こうに行った、シーソーを傾けて落下。残り15秒、どこまで行けるか。慎重に位置を取ってマジックウォールに、入ろうとしたところで時間切れ。トライアル終了となりました。
これで11人、最初の競技の組が終了となります。
若干間が空いて、2時35分より、二回目のトライとなります。
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