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2011.01.31

ロボットアスリートCUP2011 in 多摩六都科学館観戦記【その3】

 パフォーマンス部門は三機のエントリの予定でしたが、結局のところ二機がリタイアのため…… あっと勘違いだったようです。もう一機出るので、二機で競う形となります。

1.V-Bot 

 最初に登場するのはテイラーさんのキネクト制御ロボット。すでに認識済で、テイラーさんの腕の動きに合わせ、キネクトが認識して機体が腕を振り上げます。挑む課題は「生け花」。
 横に置いてある箱に差してある花を手に取り、剣山のスポンジに生けていきます。1本目は成功、2本目にかかったところで一瞬制御を失いかけますが、ここは回復。しかし前に進んだところで倒れてしまう。練習に熱が入りすぎて、バッテリが足りなくなってしまったようです。微妙に角度を調整し、2本目を生けた。3本目にトライ、としかかったところで時間切れ。最後の一本、腕の振りはキネクト制御ですけど、掴むところは手に持ったwiiリモコンで動かしているんですかね。さあスポンジに持っていって、かなり力強く差しました。
 最後は腕を振り上げてご挨拶。へー、腕の手首のねじりはwiiリモコンの捻りで、指先のグリップは裏側のBボタンで制御しているんですね。あー、なるほど。リモコンのAボタンを押している間だけ、キネクトと同期するようになってるんですね。すごいな。あっと、ここでくたっと前のめりに倒れた。これはきれいな電池切れ。これでテイラーさんのデモは終了となりました。

2.東海大学ロボカッププロジェクト

 続いては東海大チームのデモンストレーション。まずはビルダーさんのご挨拶から。これまでAIBOで四足に取り組んでいたのを、二足の機体に現状取り組んでいるとの由。今日はまず自律サッカーの前段階として、ボールを自律してシュートすると言うデモを行うとのことです。
 まずはコースの上に、ゴールポストと、オレンジのボールをランダムに投入。デモ開始と同時に、カメラをオレンジのカメラにしっかり固定してにじり寄り、ボールを一回蹴ってドリブル。そこで見失ってしまい、サーチしながら追い抜きますが、うまくここでは再認識通らず。最終的にはこれでサッカーとシュートを行っていきたい、と言う事でした。
 続いては全く別途で、wiiリモコンによる操縦デモンストレーションに。wiiリモコン1個で歩行を制御していきます。傾きで操縦を制御しているようですね。お子さんに操縦をデモして見せて、終了となりました。

 さて、20m走と審査の準備の間に、マノイ君によるラジオ体操が行われますよ。
 演技のあとは20m走の最終トライとなります。

1.東海大学ロボカッププロジェクト

 さて入念な準備が行われております東海大ロボカッププロジェクト。色のついた柱をコース脇に複数立てて、ロボットの誘導ルートを作成します。
 さあ、調整終わったようです。機体がコースの上に乗った。開始、いきなり前向きに倒れた、あれ、なんか危険な感じだ。なにやら片足だけ動いているような状態、ソフトに前に倒れたているのですが、起き上がりができない。止まってしまった。「起き上がりの調子が悪いので、倒れたら終わりと思っていた」と言う事でした。惜しくも一歩目で終了となり、二度目の記録、4m55が記録となります。

2.神奈川工科大学

 続いて2体目の選手、神奈川工科大の登場です。先程はバッテリ切れでしたが、今度は上手く動けるか。開始、まずは角度を取ってスタート、二歩進んでは立ち止まり、衝動を吸収する動きで直進する。誰か観客席のお子さんを感知してしまった様子、一瞬まっしぐらにコースアウトに距離をとりかけますが、進路を回復。調子良く進んだものの、今度は壁のほうを向いてしまう。まっしぐらに真横の壁、今度はコンセントに向けて突っ込んで行ってしまいますが、壁に突っ込む寸前で止まった。操縦者が操縦札を使って誘導し、起き上がらせますが、今度はスタート方向へ戻ってしまう。見失って再びサーとモードに。スタートラインの方へどんどん戻っていってしまいます。何を検知したのか、30秒を残してどんどんスタートラインに戻っていってしまう。転倒からはバランス良く立ち上がるのですが、残念ながら歩けば歩くほどに戻っていく方向に。
 先程の最盛期のラインからだいぶスタートラインに戻ってしまったところで、ここで時間切れとなってしまいました。
 遠距離では青、近距離ではARを手がかりに走るものの、なぜかコンセントが青に見えてしまったらしく、壁に向かって突進していってしまった、とのことでした。

 このあと4時から、閉会式と表彰式となります。

 さてさてさて。短い休憩のあと表彰式です。
 すっかり賞を貰える気まんまんのミャノイが陣取ったりしていますが、それはともかく五つの賞が発表されることになります。

 まず外装の美しさで決まるドレスアップ賞、受賞はもちろんオメガ堂さんのソマリ。なぜかその場に居合わせたいしかわさんがプレゼンターにされてしまいます。
 続いては自律20m走、受賞は東海大学ロボカッププロジェクトBチーム。
 ダンスコンテストの受賞は再びソマリ。
 そしてパフォーマンスは、キネクトのデモを繰り出したテイラーさんに。
 最後、自律のビーチフラッグは、もちろん好スコアを叩き出した磯工チームに贈られます。

 ここで副賞、多摩六都科学館の招待券。東海大ロボサッカープロジェクトAチームと神奈川工科大学チームに贈られます。「いしかわさんから何かありますか」「他人様のイベントはあんまりいじんないようにしてるので」
 ロボットを見ていると、人間ってなんだろう、と言う事を再度見つめなおすと言う感覚を覚える、と言う、いろんな意味で刺激を受けるイベントでした、と館長さんのご挨拶で、終了となりました。

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