四海の内のワンス・アポン・ア・タイム(☆☆☆)
そんなわけでかなり古い本なのですが(たとえば三星堆遺跡の話なんかは出てないし)、中国史の流れをざっくり大きく掴めると言う意味でかなり重宝した本でした。
思えば自分の活字の読書歴は、ご多分に漏れず吉川英治の「三国志」にはじまり、「水滸伝」を経て、「中国の歴史」とかのほうに舵を切った気がします。そのへんからタガがゆるんで色々読むようになりましたけど、陳瞬臣の本は学生時代にずっと好きだったので、今読み返してみるも大事な試みであろう。と思った次第ですよ。
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コメント
あぁ全くもって同じ!もうボロボロですが、最近になってもパラパラ読み返してます。思えばこれが中国史専攻への入り口でした。ちなみに三国志は角川の村上知行版から入った変わり種。
投稿: じゅんた | 2011.03.28 19:46
掴まれますよね嵌りますよね一回は(笑)。懐かしさに惹かれてつい買い直しちゃいましたよ。
最近は中国史を通して読み返したりはしてなかったんですが。もろこし銀侠伝とかを読んだのをきっかけに、またちょっと通しでチェックしてみたくなったと言う塩梅ですよ。
このへんで基礎知識を固め直して、また心起きなく武侠小説とかを楽しんでいきたいものです。
投稿: sn@散財 | 2011.03.28 21:40