トゥー・メニー・アヴェンジャーズ！（☆☆☆）

　て言うタイトルが確か、リターン直後のアヴェンジャーズ本誌であった気がする。
　いろいろとめんどくさい事情があって、アヴェンジャーズが50人編成くらいになっており、銀行強盗を撃退しようとしてそれはもう大変な事になってしまう（と言う導入）の話。最終的には事件が解決したあと「いや多すぎだろ」って話し合ったり選挙したりして、メンバーを7、8人に絞った（そして最終候補だと思ってた人が「アル中だから」とか言うあんまりな理由で落選）みたいな話が確か……。いや、その話ではなく。

　映画化も待ち遠しい、規模的にも歴史的にもマーヴルユニバース最大のヒーローチーム。キャプテン・アメリカやアイアンマンに始まり、スパイダーマンやウルヴァリンといった独立系ヒーローまで参加してしまった事もあり、分裂や解散、再結成を繰り返した、数十年に渡る波瀾万丈の歴史を持つ老舗です。
　例えば、最近出たマーヴルvsカプコン3で言えば、キャプテン・アメリカ、アイアンマン、マイティ・ソー、ウルヴァリン、スパイダーマン、そしてハルクあたりは看板メンバー。モードックもそうですし、渋いところではタスクマスターは、アヴェンジャーズのヒーロー達の能力を学習・訓練して自分のものにしていると言うライバルです（しかも、その技を他のヒーローや悪人に訓練して孫コピーさせたりもすると言う）。
　…………と言うか、よく考えなくても、あのメンバーの中でアヴェンジャーズとの関係が薄いのってシュマゴラス様くらいですね（ドーマムゥ先生とかは若干詳しくないのでよくわかりませんが）。まあそれを言ったら、シュマゴラス様は誰とも関係が薄いので仕方がない。シュ。

　前置きが思いっきり長くなりましたが、そんなアヴェンジャーズの参加メンバー、及び関係の深いヒーローや宿敵を、1頁につきひとり紹介している、と言う形式の分厚いご本。マーヴル大辞典に比べると絶対的な文字数は少ないですが、解りやすくまとめられていて、あれこれ誰だっけ、と言うさわりを知るのにはとても便利そう。
　こういう本は適当にたぐるのが真の楽しみ、つまみよみして長く楽しみたいと思います。