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2011.04.24

八時間弱世界半周その2・アメコミナイトスピンオフ編(☆☆☆)

 さて麹町で一杯ひっかけて、すでにほろ酔い気分のこの男。電車を乗り継いで新宿へ取って返し、百人町のライブハウス、ネイキッドロフトへ向かいます。
 お昼からはこちらで、アメコミについて識者の皆さんが熱く語ってお勧めアーティストをプッシュすると言う、アメコミnight スピンオフVol.1が行われる、というわけです。

 進行はrita jayさん、出演は柳亨英さん。さらにゲストとしてコヤマシゲトさんがトークを繰り広げます。
 すでにほろ酔い加減の上、お客も司会者も飲みながらお話を聞く、と言うスタイルなのがロフト方式。そんなわけで、すごい面白かったというわりに記憶がかなり曖昧なのですが、薄暗い中でpomeraで取ったメモを中心に、思いだし思いだし、箇条書きスタイルでお送りしたいと思います。

・アメコミナイトなのにいつもお昼ですね、と言う話。前回のアメコミナイトも確かにお昼でした。「アメリカは夜だからいいんです」と言うのが定番の結論とのこと。
・以前のイベントに参加した事がありますか、と質問したところ、半分くらいが新規のお客さんの様子。イラスト関係などで興味を持って参加した、と言う人が多かったのでしょうか。

・近況の紹介、と言う事出、小プロの新作の紹介などなど。ジョーカー関係は結構、評判がいいらしいです。マーヴル・アベンジャーズ大辞典の紹介も。
・続いてアメコミ専門店のブリスターさんと、フリーコミックデイの紹介。ブリスターさんでは5月の7日~8日に行われます。この日のために用意された各種アメコミが、無料でプレゼントされる、と言う企画であります。
・ちなみに作品の中にはキャプテンアメリカ&ソー、グリーンランタンといった映画公開間近組の作品も。後述するグリヒルさんの作品であるアバターもあります。こっちは日本版はエアベンダー。所謂シャマランのほうのアバターです。
・そしてお得なブリスターさんの割引クーポン券もこっそりサービス。

・アメコミ見本本、previewが会場に配られます。表紙がヘルボーイなんですが、どうもヘルボーイ完結するらしい、と言うびっくり情報が。えええー。
・そして何気なくリタさんがめくっていたページにタンクタンクローが。……なんでタンクタンクローがプリビューに。まさか全米デビューとかなんでしょうか。マジでしょうか。気になる。
・柳さんがいろいろプレゼントを繰り出しているのを見て、僕も休憩中に一度家に取りに帰ります。とリタさん。

・今回のコンセプトは少し初心者向けの話。でも暴走していくと思う(イギリス王子の結婚記念切手がぜんぶ写真とか言う話とかブリティッシュロックの話に実際なりかける)ので止めてください。と言う事で、初心者の方にアメコミのきっかけを聞いたところでは、アニメ化されたアメコミが入り口、と言うお話に。
・近頃はパンティ&ストッキングとかタイガー&バニーとか。いわゆるアメコミ風が多いと言うところから、コヤマシゲトさんがここで呼ばれます。控え室から会場の様子がわからない状態と言う事で、なぜか携帯電話で誘導される事に。
・話はリタさんのアメコミ近況に。「フロムヘルを2ページずつ読んでる」とのこと。なんとなくわかります……。「ヒストリー・オブ・バイオレンスも読んだ。クローネンバーグ監督なのですごいと思っていたが。原作のふりきれ方がすごくて。読んで後悔した」とのこと。結びが「拷問好きですもんねアメリカ人」って。
・邦訳のアメコミが最近多くて嬉しいけど、うかうかしてるとすぐに絶版になる。出るのうれしいけどお財布が追いつかない。キリングジョークとかウォッチメンとか二万円台になってて…… とのこと。やっぱり再販で相場崩れたみたいです。そりゃそうか。

・ここでゲストのコヤマさん登場。あれ、Tシャツがデップーさん? パンスト、スタドラ、そしてヒーローマンと、お仕事のことでいろいろ。
「週末といえばコーラ」「コーラ好きで一日一リットルとか飲んじゃうんですよ。だから休日しか飲まないんです」 ちなみにリタさんだけビール飲んでました。

・映画のトレーラーをたんまり持ってきたので、と柳さん。映画の予告編から入ります。
・まずはマイティ・ソー。日本版編集だからなのか、浅野さんの出番が多い感じ。ちょっと気になったのは、地上に落っこちたソーが、ソーの記憶を持ったままらしいこと。ドナルド・ブレイクにはならないんですかね(つまりウルトラセブンがモロボシダンにならないようなもの)。
・うわおでも面白そう…… と思っていたんですが、「この段階で脱落する人がいるんじゃないかと」と残念な子のコメント。あれれ。
 続いての紹介は、あれ? これってジョナ・ヘックスかなにか? と思うようなばりばり西部劇な映像。賞金首、保安官、無法者、馬、拳銃、UFO、UFO? UFO。あと腕からすごいビーム。と言う、アメコミ原作らしいけど見た事がない、と言う「カウボーイ&エイリアン」。すてきにだめな匂いがぷんぷんしますけど、スピルバーグ製作総指揮らしいです。スピルバーグさん……。
・最後はキャプテン・アメリカ:ファーストアベンジャー。今回は第二次大戦当時の話なんですね-。というわけで、敵はナチスとレッドスカル。一瞬ですけどレッドスカルな顔になっているシーンも出ていました。なぜかキャプテンシールドを持っていたスタークパパも、かなり重要なシーンでしれっと登場していました。

・さて、ひととおり見終わって各タイトルの紹介。すでにあるソウとややっこしいため、ソーはマイティソーにタイトル変更になったそうです。
・「ソーですね」と言う相槌に突っ込みと躊躇いが飛び交う。「ソーですねって言った瞬間に負けた気がするんですよね」
・というわけで、ソーの紹介。ナタリー・ポートマンの友達の役の、眼鏡の子がどこかでみたことある。目の付け所が細かいです。
・武器がハンマーと言うことで、ぜひハンマーならではの立ち回りを見てみたい、とリタさん。スパイダーマンであれば糸アクションがみたい。なので、2が一番見物だと思う。
・しばしアメコミ映画とデートムービーの親和性と言うか非親和性についての話に。「ロード・オブ・ザ・リングスは戦争映画だと思ってる」。言われてみれば確かに。

・カウボーイ&エイリアンは古い原作。スピルバーグ押し。SF兵器と西部劇をどう落とし込むのか。でも結局ハリソンフォードがおいしいとこ持っていくんじゃないか、と言う説。
・最後はキャップ。ハワード・スタークが出てきたというところに。アイアンマン2で、シールドがぞんざいに扱われてたりしましたしね。トミー・リー・ジョーンズとか、ヒューゴ・ウィーヴィングがいい役で出ているみたいです。

・来年はアヴェンジャーズ映画でやりますよ! ヴォーー、と観客の一部大興奮。「アントマンとか出ないんですか」とコメントも。「ホークアイはハートロッカー主演の人がやるらしい」。ジェレミー・レナーですね。あ、マイティソーにも出るんだ。

・追加でもうちょっと予告編。
・6月はXメン・ファーストクラス、キックアスのマシュー・ヴォーン監督。X-MENのプレスト-リーと言うべきお話だけに、ファーストジェネレーションと言う邦題は、皆さんからかなり好評でした。
・最後はグリーンランタン。予告編、なんかすごい予想よりおもしろそう…… あれなんか皆さんからの期待度は低いようです。会場の空気を心配されている柳さん。やっぱりクリーチャーとかSFとか宇宙とかダメなんでしょうか。ううう。
・ちなみにグリーンランタンを演じるライアン・レイノルズは、ブレイドとデップーちゃんとグリーンランタンとで、ヒーロー三人目だそうです。

・コヤマさんからはヒーローマンのエピソードから、「クソうまい!」と絶賛するアーティスト、アレックス・ロスの話に。アレックス・ロスのアート、ガッチャマンなどまで公開されます。
・引き続き業界内のアメコミ好きの話に。潜伏して影響を受けている人は多いなど。
・一世を風靡したスポーン、そのアーティスト・トッド・マクファーレンがかつて引き起こしたマクファーレンショック(自らマクファーレントイズと言う会社まで作って、フィギュアのクオリティを一気に上昇させた)とか。ジョー・マデュレイラ、そしてヘルボーイのマイク・ミニョーラの話になります。
・アニメ業界で言う影の付け方、BL影。これは途中で突っ込みが入りましたが決してボーイズラブ影などではなくBLはブラックのBLだそうです。別名わかめ影。
・一時期大流行したけど一度姿を消したわかめ影。ところがヘルボーイの影響で、再び勢いを取り戻したのだのか。
・ヒーローマンからスタン・リーにお会いしたと言う時の話になるのですが、ここから何故か話はアーノルド・シュワルツェネッガーの復帰作との噂の作品・ガバネーターに。話の背後で何気なく流れたガバネーターの予告編に会場予想外の大盛り上がり。ブラック・アイド・ピーズかよ……
「今回はガバネーターをフューチャーするイベントではないので……」と司会の皆さんもびっくり。

・影響を受けたアーティストで、ショーン・ギャロウェイのアートが紹介されます。ディズニーXDで放送されたバージョンのスパイダーマンのデザインなどをされた方みたいですね。デフォルメ、と言うかシンプルで独特な造詣が、なんとも魅力的な……。

・いろいろと書かないでくださいみたいな話が出てきたところで、第一部終了となります。ここでいったん休憩。

・休憩時間に、後ろのほうにいらしていたじゅんたさんにご挨拶して、アメコミ話と言うかアメコミ立ち話。こういう事は滅多にできません。
・ソーが残念な子扱いされていると言う話から、アルティメットとかリボーンのソーは実際残念な子でしたよね、と言う話になり、最終的には、グリーンランタン公開日はキャプテンさんと一緒にとびっきりのバカTシャツ着て見にゆきましょうぜって結論に。
・JR名古屋駅でゲットしたって言う、スパイダーマン×名古屋城のノートをもらっちゃいましたよ! わーい。

・そして、第二部。皆さんのリスペクトするアーティストのお話です。
・とりあえず前提として、アメコミの作成事情についてのお話。アメコミはヒーローものが多いのと、徹底した分業性であるのが大きな特徴。脚本家が居て、絵を描く人がいる。ここまでは日本でもよくありますが、絵を描く人も、主線を描く人、ペンを入れる人、彩色する人、そして効果音などのレタリングを行う人などが分かれており、相乗効果で面白い事になったり、逆に物足りない事になっちゃったり、と言う事がある、とのこと。
・そのうえで改めて、気に入っている作家さんの紹介、と言う運びとなります。

・しょっぱなは最初はアレックス・ロス。まずは傑作、キングダム・カムがズームアップされて紹介されてます。アメコミではカバーと中身を描いている人が別々と言う事も多く、アレックス・ロスも表紙だけ描いている事が多い。と言う事に。
・中身は一緒で表紙だけ別のバリアントカバーと言うのがあって、と言う話が、「AKB商法ですね」ってばっさりまとめられてしまいます。
・コヤマさんからは、キングダムカムを「作品の作り手の、世代間の対決」と言うかたちで捕らえている、と言う興味深いお話も。
・続いてトラヴィス・チャレストの紹介。WILD C.A.T.S.とウルヴァリンのクロスオーバー作品が紹介されています。「クソうまいですよね」は今日何回も出てくるキーワード。最近はルーカスフィルムのオフィシャルアーティストをされているのだとか。
・アメコミでは原画とかラフとか普通にアーティストが売ってるんですよ、と言うお話から、ジェフ・ダローの紹介。紹介された作品が「少林カウボーイ」ってえらいことになってました。
「ちょっと暴力的なところもありますけど、フランク・ミラーが好きなら問題ないですね」
「まずフランク・ミラーを説明してくださいよ」
・続いてジョシュア・ミドルトン。淡い感じの上品なビジュアルですね。X-23関係の話などが出ていた。
・そしてクリス・バチャロ。やっと知ってる感じの人が出てきました、ジェネレーションXも懐かしいクリス・バチャロ。コヤマさんから、バチャロの破片が好きで…… と言う話になり、お気に入りの破片をチェックして探して貰う事になります。「破片ナイト」って。
・一瞬、一部で非常に有名なショーグンウォリアーズが紹介されたあと、お勧め破片の紹介。
・続いてはスコッティ・ヤング、作品はオズの魔法使い。思い切ったディフォルメがかっこいいです。
・いわゆる「アメコミっぽい」と言う絵柄は、アメコミでは今や珍しい。アメコミはリアル嗜好と言われるけど、それを極めると自在にデフォルメができるようになる。と言うお話。アメコミっぽい、と言う絵柄はアメコミではもう珍しい、と言うのは、非常に示唆に富む話だと思います。先入観ってものの問題として。

・続いては、アメリカで現役で活躍する日本人アーティストの紹介。まず紹介されたのはキュートでカートゥーンな作風のグリヒルさん。近作でソーとパワーパックが競演する、ウォリアーズ・フォーの紹介。なんでベータレイビル、アフロになってるんでしょうそれにしても。
・そしてもう一人はタケダサナさん。美麗ですねー。マーヴルvsカプコン3のイラストが紹介されていますが、見切れたアイアンマンの胴が長いってな話になぜか。

・リタ・ジェイさんのお勧めは、柔らかいうみにんみたいなのが活躍する脱力系ソフボーイ。擬音とかが全部日本語って言うのが珍しい気がしますが、アメコミがわかりにくいのは擬音が日本語ではないからではないか、と言う説が紹介されました。そういえば、アメコミ新潮だと擬音を日本語化してましたよね。
・その流れで、かなり昔の本ですが、「マンガで楽しむ英語擬音辞典」と言う本が。こういうものがあるんですね。ムーミンで御存知トーベ・ヤンソン、そしてジャック・カービーがお勧めに。

・最後はコヤマさんのお勧めアーティストが次々紹介されます。
・アダム・ヒューズ。「おねーちゃんとおっぱい」ってすごいざっくりまとめられてましたが、なんということか適確でした。
・そしてブルース・ティム、アニメイテッドシリーズのバットマンを手がけたアーティスト。ティムと言えばもちろん、ジョーカーの愛人ハーレクイン。元々原作にいないアニメオリジナルキャラなのに、面白すぎて原作に逆輸入された希有なキャラクターです。「この白塗りとか可愛くないはずなのに可愛く見えるんですよね。キャラ萌えですね」と。
。コヤマさんお勧め、パニッシャーなどのデイブ・ジョンソンの、アート的なポスター的なデザイン。壮絶です。
・最後は…… 最後は、ええと。確かフィル・モートさんってお名前だったと思います。一旦酒は打ち切っていたんですが、さすがにええとですね。

・ここで第二部も終了。このあとはアンケートの回収と紹介、プレゼントタイムとなります。……あれ、アンケートなんてあったっけ? と思っていたら、アンケートなかったみたいです。
・というわけで、今度はプレゼントの紹介。アイアンマンのドクターペッパーとかフィギュア。
・そしてなんと、ワイルドキャッツを頂いてしまう私でした! そして余った賞品を希望者のみで奪い合う。結局すごい押しあいに。

・いろいろありまして、最後に総括。日本だけで見ていると日本だけで完結しがちだが、海外はすごい人が多い。とても楽しいので、広いところを見てほしい。とのことでした。
・そして近日収録予定、NHK熱中スタジアム、こないだロボットナイトをやっていたあの番組、今度はアメコミナイトを行うとのこと!

・収録はこれからで、6月の9日と15日に放送予定とのこと。おおお。こいつは楽しみ!

・そんなこんなで、アメコミナイトもぶじに終了。おつかれさまでした。
・じゅんたさんの奥さんにこれまた偶然ご挨拶をさせていただいたりしつつ。自分はこのあと、ちょっと予定を変更することになり、突如秋葉原方面へと向かったのでした。

・つづく。

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