第6回ロボでサバゲ!観戦記【ROBOGAMES】
ロボット追いかけ東へ西へ、やってきました吉祥寺。
今日はこちら大日本技研オフィスにて、第6回ロボでサバゲ!が行われます。本日は丁度アメリカで多種多様なロボットの大競技会であるROBOGAMESが行われており、そちらのUSTREAMでの中継も会場で行われています。
さて。そのROBOGAMES、現地にはしばさんやオマタさん達ROBOT JAPANチームが参加しており、現地在住のかづひさんの手で中継が流れております。今日の午前中のイベントは。なんと、ここ日本は吉祥寺から。インターネット経由で、アメリカROBOGAMES会場にあるロボットを操縦し、競技に参加する、と言うトライ。
とりあえず技研に集まった皆さんでまずは自己紹介を行い、そのままROBOGAMESの中継を観ております。Mechって言ってましたから、多脚ロボットがジオラマの中を徘徊しています。画面は切り替わり、昨晩のアーノルドのカメラの録画の光景が。アーノルドはROBOT JAPANチームと一緒にアメリカに行っており、登坂さんが日本から、インターネット経由で遠隔操縦する、と言う動作デモを行い、見事成功していたのです。
カメラのタイムラグが10秒ほどかかることを除けば、動作は順調だった様子。競技参加者の皆さんが写真を撮っていかれますが、レーザーサイトがそのたびに、写真を撮ろうとした人の額に赤いドットを落とすのがややもって気になります。
競技時間が不安定になっているようで、なかなか競技が始まらないみたいです。かづひさんとはipadのskypeでやりとりしています。実際に競技の前に、まずは動作テストをすることに。いよいよ中継操縦。画面にアメリカにあるアーノルドの映像が。カメラにはヴァンガが映っています。
会場の無線KAN、2.4GHz帯が混み合ってしまっており、802.11gはぐっちゃぐちゃになってしまっているそうです。802.11a帯が空いているのだとか。
……あー、Mechの会場に誰もいなくなってしまった様子。かづひさん曰く「壊滅状態」とのことですが、いったい何が起きていたのやら。結局、勝手に乗り込んで、ヴァンガvsアーノルド、但しアーノルドは日本から操縦、と言う対決が実現することに。
おー、画面にアーノルドの画面の光景が! ジオラマの中に、丁度いいサイズでアーノルドが映っており、登坂さんとアメリカのかづひさんが電話で連絡を取りつつ操作しています。「とめてとめてとめて!」 遠隔操縦でストップ。
しばらく待っていると、なぜか、ぱたたたたた、と言う発射音が。「対戦が行われる…… みたい」。なんだか試合が始まるみたいです。大変状況がカオスまっている感じ。こちらのUSTREAMの準備もしていると、「ファイブ、フォー、スリー……」「なにがファイブなの!?」 謎のカウントダウンが。
いつのまにかフィールドでは、動作テストとも模擬戦ともつかないものがはじまっており、それをUstで日本から観ている、と言う光景です。今は違う試合が行われていますが……
あっと、動かない、と言うトラブルが。動作テスト、画面にはアーノルドの画像が出ていますが、ロボットが動いていないようです。いろいろ錯誤して動きました。
アーノルドが試射。弾を撃って音を出すと、お客さんが寄ってくるので面白い、と。ここで操縦が交替。登坂さんからたなかさんに操縦者が代わります。
この間、しばし待機。
……いろいろあって結局、日本チームに貸し出されるはずだったセンサを、先に貸し出されたチームが持ったままどこかに行ってしまったらしく、主催者が探し回っているものの、試合ができない状況なのだそうです。
「どうしても見つからない場合は……」「見つからない場合は?」「また来年ということで」 ちょっとー!?
現地のかづひさんと打ち合わせをした結果、練習試合なら可能、と言う事で、KENTAさんにヴァンガを操縦して貰い対戦する事。ああびっくりした。一時はどうなることかと。というわけで、練習試合の準備。そのあいだ、別に一試合が行われています。やっぱり観ている方からだとどちらが優勢でどちらが劣勢なのかも分かり辛く、たなかさんの考えた「アルミホイルでダメージ」と言うのはいい案だったんだな、と言う事をしみじみ。イベントを見せる難しさですよね。
一試合終わった後にエキシビジョン待ちをやることになったみたいなんですが、その一試合がなかなか始まりません。じりじりしながら待つことに。あ、前の試合に出る機体が出てきたみたい。なんか二足です。
さて、準備をひたすら待機中。やっぱり前の試合が始まらないみたいです。もう30分くらい待機、と言うところでしょうかねー、みたいな話に。
あらー。なんだかフィールドの使用時間がぎりぎりになってしまった。やはりまた来年になってしまう様子なのか。大丈夫でしょうか。フィールドが空いた? 1分だけ使わせてくれるみたいです。紆余とか曲折とかいろいろ経て、アメリカのフィールド上にヴァンガとスタローンが上がってきました。
おお、始まった。動いた。あ、なんか通信がまずいか。ヴァンガが動いていますが、スタローン遅すぎて判らない、お、横に躱していった。意図していない方向に動いている。横に逸れてしまった、角で回転してしまうスタローン、ヴァンガは回転しながら後方に回り込んだ、横歩きでフィールドに隠れた。撃っちゃおうか? 撃っちゃえ! と、スタローン。スタローンのカメラも大変なディレイがかかっているようです。現在の状況が判らない。撃て撃て! ……今撃ってもしょうがない。と、独り言が多くなってしまう登坂さん。ディレイで見えるヴァンガの残映に対し攻撃を加えます。
ビルの角に引っかかってしまったアーノルド、ここで残り30秒と言う連絡が。操作を行うも全く動作しないまま、時間切れ終了となりました。
「やれる感じがした」と登坂さん。世界初となる、日本からの遠隔操縦によるアメリカのロボットイベントへの参加は、これにて終了となりました。
しかし、まあ。ディレイで色々大変だったんですけども、非常に興味深く、今後が楽しみなトライでありました。
このあとは、ロボでサバゲ! 第6回本戦です。
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