6月 の読書記録（☆）

　今月は月末になって結構色々読んだので、ひさしぶりにひとつ。

【読書状況】 13 冊読了 / 16 冊購入

「フランケンシュタイン野望 (ハヤカワ文庫 NV ク 6-12)」
ディーン・クーンツ 早川書房
読了(2011-06-03) ☆☆★
1巻と言うか上下巻の上巻みたいなかんじで、どえらいところでばっさり終わる。続刊を読み合わせないと評価が下しにくいのですが、いかにもアメリカドラマっぽい構成って気がします。ちょっと趣味とは違うなあ……。

「ゴッドバード② (CR COMICS)」
長谷川裕一,『勇者ライディーン』（東北新社）,『超電磁ロボ コン・バトラーＶ』（東映）,『超電磁マシーン ボルテスＶ』（東映）,『闘将ダイモス』（東映） ジャイブ
読了(2011-06-06) ☆☆☆☆★
主人公の一言に全てが集束する正統長谷川節。かっこいいなあけなげだなあこんちくしょう。と言う感じ。早く続きが読みたいです。

「ねじまき少女 上 (ハヤカワ文庫SF)」
パオロ・バチガルピ 早川書房
読了(2011-06-07) ☆☆☆☆★
とりあえず上巻だけ。アオリとタイトルからちょっと想像出来ない、ディストピアな東南アジアが舞台の冒険小説。下巻を早く読まなくてはです。

「僕僕先生 (新潮文庫)」
仁木 英之 新潮社
読了(2011-06-10) ☆☆☆☆★
骨の太い設定に軽妙無類なやりとりを載せた中国異類ラブコメ譚。あのすがすがしいラストに続刊を続けていると言うのが気になりすぎる。

「X-MEN:ファーストクラス　明日への架け橋 (ShoPro Books)」
ジェフ・パーカー 小学館集英社プロダクション
読了(2011-06-15) ☆☆☆☆★
X-MENオリジナルメンバー5人の語られざる冒険を描くシリーズ。教授の若い頃である映画版とは別物ながら、温かみのあるストーリー展開は非常に良。5人の個性も際立っていて、「はじめてのX-MEN」にはむしろこれがお勧めというかんじ。

「ねじまき少女 下 (ハヤカワ文庫SF)」
パオロ・バチガルピ 早川書房
読了(2011-06-21) ☆☆☆☆★
下巻も半ばを過ぎてから、怒濤の勢いで物語が転がり始めるディストピア小説。色々と投げっぱなしで終わっている感もあるけれど、清々しいまでの清算感に溢れるラストでした。

「薄妃の恋―僕僕先生 (新潮文庫)」
仁木 英之 新潮社
読了(2011-06-23) ☆☆☆☆
いそいそしてすぐ買っちゃった僕僕先生の続刊は、連作となる短編集。とぼけた二人と道行きで取り交わされる、心温まる新作昔話。僕僕先生の無茶振りはさらにパワーアップです。いきなり料理大会だもんなあ。

「胡蝶の失くし物―僕僕先生 (新潮文庫)」
仁木 英之 新潮社
読了(2011-06-27) ☆☆☆☆★

「ホームズのいない町 １３のまだらな推理 (双葉文庫)」
蒼井 上鷹 双葉社
読了(2011-06-29) ☆☆☆☆
ホームズものを彷彿とさせるネタを仕込んだ、ひとつの街を舞台に話が相前後する連作中。一つの話の登場人物が、別の話で探偵となりまた被害者となる超絶な構成は一見の価値有り。

「蒼き鋼のアルペジオ 1巻 (ヤングキングコミックス)」
Ark Performance 少年画報社
読了(2011-06-29) ☆☆☆☆
amazonのレビューに「SF海洋メカキャットファイトもの」って書いてあってさっぱり訳が分からないと思っていたら、本当にまったくその通りだったので感心した。要塞シリーズみたいな手触りがちょっとある。潜水艦もの好きなんですよ。

「蒼き鋼のアルペジオ 2巻 (ヤングキングコミックス)」
Ark Performance 少年画報社
読了(2011-06-30) 評価なし

「ソー：マイティ・アベンジャー」
ロジャー・ラングリッジ ヴィレッジブックス
読了(2011-06-30) ☆☆☆★
プロットが整理されて語りなおされたマイティ・ソーの物語。年代にはちょっと謎なところはありますが（携帯電話があるのにトニーがMkIアーマーとか）、入門編にぜひ。

「蒼き鋼のアルペジオ 3巻 (ヤングキングコミックス)」
Ark Performance 少年画報社
読了(2011-06-30) ☆☆☆☆★
SF海洋冒険トランスフォーマー（マイケル・ベイ版）。ハードというかハード風SF風味がものすごい大好物でたまらない。主人公サイドのリソースが有限であるところが非常に好印象。続刊がすごい楽しみです。

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