ホームUとマイエリア。(☆)
リンク: ドコモのフェムトセルサービス「マイエリア」、7月から月額315円に値下げ - ITmedia +D モバイル.
リンク: ドコモ、ケータイ向け無線LANサービス「ホームU」を2012年8月末に終了 - ITmedia +D モバイル.
同じような目的と利便性を持ったふたつのサービスが、片方は値下げになりもう片方は終息する、と言うお話。両方とも同じ層にリーチしていたわけですから、そりゃあまあそうなんですが、なかなか興味深い話ではあります。
両方のサービスとも、狙いも得られる利便性も似ています。狙いはすなわち、トラフィックの削減。お客の自宅での携帯電話の使用、そのトラフィックを、逼迫しがちな携帯の回線ではなく、より余裕のある光とかのブロードバンド回線のほうに逃がそう、と言う発想です。ただ、その実現方法が違うという。
マイエリアのほうは、エリアがとても狭くて利用者を限定したミニ基地局を貸し出すことで、携帯→ミニ基地局→自宅からWAN回線、と言う順序でデータを逃がすサービス。一方のホームUは、携帯電話を、言わばひかり電話など、光回線を使うIP電話の子機的に使うサービス。発信番号は変わってしまいますが、携帯と同じ番号で発着信できると言う追加サービスでカバーしています。
で、この場合。基地局のような追加装備携帯電話とルータの両方に、無線LAN機能を搭載しているのが条件。と言うのがポイントで、要するに欠点でもあります。今ならば、まだスマートフォンやらモバイルルータ機能を搭載したフィーチャーフォンやら、無線LANを搭載した携帯電話も珍しくなくなってますけど、それこそつい最近のことで。ちょっと前までは、携帯に無線LANをつける意義は、IPセントレックスで使える=個人の場合、ホームUで使える、と言うくらいの意義くらいしかありませんでした。携帯電話とサービスがお互いを前提にして成り立ってるわけで、さすがにこれは厳しいと言わざるを得ません。
それでも無線LANを搭載したIP電話子機なんかは、企業での採用例もそこそこあるはずですし、がんばってくれるんじゃないかなあ…… と思っていたんですが。資料を見たら、最盛期でも契約件数が約4,100件って…… それじゃもたないですよね。いたしかたなし……。
個人的には今使っているN-02Bが、当時としては珍しい無線LAN搭載型で、一時期導入も検討しただけに、なにやらさびしい感じのするニュースでありました。
しばらくは、こういう、サービスの整理統合とかって続くんでしょうねえ……。
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