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2011.07.01

星を継ぐもの、それを継ぐもの(☆☆)

星を継ぐもの 1 (ビッグコミックススペシャル)

 J.P.ホーガンの名作を、って恥ずかしながら僕は最近まで読んだ事がなかったんですが、とにかくその名著を星野之宣がコミカライズと言う、豪華な取り合わせのシリーズ開幕作品です。

 なにしろSFとはいえ、元の作品が調査して会議して検証して、と言うわりと序盤地味めな感じの展開であるせいか、こちらの版もわりとスロースタート。と思いきや、続刊の設定を取り入れて筋を再構成する事で、緊迫感を持たせた構成になっています。なるほど、彼らはそりゃあそこにいるわけですから、黙ってみているわけがないですよね。しかしこれは面白い。
 実をいうとこの人の作品はあんまり読んだ事はなかったんですが、重みを感じさせる劇画はこのストーリーラインによく合っている、と思います。後半のチャーリーの回想シーンは、思わずぐっとくる展開であるなあ、と……。

 1巻の段階で、おおよそ原作の6割くらいを消化。恐らくは次の巻で出てくるであろう生物のデザインがどうなっているのか、非常に楽しみであります……。

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