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2011.08.27

第5回&第6回KONDO BATTLE大会観戦記【決勝・総合優勝決定戦】

 さあさてさて、このあとはラスト、決勝戦三試合です。

学生選抜決勝
ツェアスト(電気通信大学ロボメカ工房チームツェアスト) vs ダイガック(アキツカ(大同大学))

 学生選抜最後の勝負。豪勇ダイガックと、初めて完成させたロボットと言うツェアストの対決です。
 開始直後、一気に詰めていったダイガック、猛攻からやや距離を取る、足下からものすごく伸びるアッパー、大きなツェアストの胴体を捉え1ダウン。
 威嚇しつつ様子を見る構え。こちらも距離を置いて攻撃を伺うツェアスト、背中から一撃貰った。時間差からゆっくりと落ちて2ダウン。
 ツェアスト離れる、ダイガックまたも一気に詰めた、アッパー、リング脇、これはあぶない。このポジションはあぶない。正面突き、凌いだ。パンチを頭に引っかけた、引き倒す、これはスリップだ。分かれた、離れた距離から再開、ダイガック、ダッシュから突っ込んで、一気に突撃突きで崩した、これで3-0。ダイガック、息もつかせぬ猛攻でツェアストを圧倒し、3-0での勝利となりました。

「性能では勝てていないが、自分を奮い立たせての気持ちとコンディションで勝ちました」とアキツカさん。チームツェアストさんは「気持ちで負けました」とコメントでした。

 続いてはオープン決勝です。

オープン決勝
クロムキッド(くぱぱ) vs automo 05(Go-Wan)(holypong)

 さあ、これはかなりの真っ向対決。打撃の雄オートモと、多彩な技を持つクロムキッドの対決です。
 さあ開始、背中合わせにリング中央に突っ込んでの攻撃の応酬、同じタイミングでのパンチの打ち合いから分ける、クロムがダウン、しかし再開直後、最初の交錯の瞬間にクロムの攻撃がオートモの足下を捉えて引き崩す、これで1-1。
 さあ、再開、一閃の突きのオートモ、クロムが崩れた、スリップ、これはどうだ。ぶつかったところに拳が絡み引き倒す、クロムがダウン、これは攻撃の撃ち合いから、どうなった、オートモが一回転した! 小手投げのようにくるりと回転して、リングにオートモが落ちた、これで2-2。
 再開、やや距離を取ったところから再開、オートモの伸ばした攻撃、しかし腕が伸びきったところを、クロムがその腕先をぶつけて崩す、攻撃の間を掴んだクロムキッドが後の先を決め、オートモを崩して3-2。
 再開から一瞬で勝負が決まると言う剣豪同士のごとき対決は、クロムキッドがオートモを仆しての勝利となりました。

エキシビジョン決勝
ガルー(くまま) vs Frosty(FrostyDesign)

 さあ、最後の試合はエキシビジョン決勝。こちらも非常に趣き深い勝負です。
 やはり上がってきた空飛ぶフロスティ、クロムキッドに続いて連続勝利となるか、ガルーの対決です。「そろそろガルーにも勝ちたいな」とフロスティデザインさん。「そろそろ食べ物も(賞品に)用意しておいてください」とくままさん。両者自信十分の構えです。

 さあ、フロスティが飛んだ。両者準備、構え。開始、横を向いた、慎重に構える、フロスティ近づいた、ガルーの攻撃の終わりにあわせ、横突きを繰り出す。密接した状態からの叩き合い、フロスティにレフェリーから立っての指示、突きだした腕が膝にぶつかるが、これはスリップ。
 やや離れた、フロスティ慎重な構えに切り変えてきたか、横からの突き、これは崩れなかった、フロスティの攻撃、自分自身はスリップ、ガルーはその場でくるりとスピンを一回転、しかしそのまま踏みとどまる、
 足下からのガルーの攻撃、フロスティの突きを、投げの構えで姿勢を落とし凌ぐガルー、両者猛攻が続きますが、ダウンゼロのまま1分30秒。
 さあ再開、やや距離を取りにいった、立ち上がっての肉薄、長い突きを繰り出し合うがどちらも有効には、あっと、入った。フロスティの攻撃で、ガルーがリングの脇から転がり出た! これで1-0、ガルーがリングから落ちたのは珍しい。
 再開、移動するフロスティ、ガルーの攻撃でダウン、これはファイトの宣告がまだなかったため、無効と言う事に。中央での突き合い、しゃがんだ瞬間を狙ってフロスティの足下を狙う、ガルーがダウンを奪った、速攻の叩き合い、お互い速攻で崩しあい、ガルーが崩れ、フロスティが倒れ、早すぎて色々もう追いつかない、ダウンをそれぞれに1個を貰う、これで2-2。
 最後は時間ぎりぎりのところにガルーの攻撃が入りダウンを宣言されるが、これもファイトが宣言されていない、と言う事で攻撃が無効に。その間に時間切れとなり、延長戦となります。

 バッテリ交換と調整、お互いに戦術が似ている事もあり作戦の打ち合わせ等々。フロスティはさすがに熱を持つんですね-。時間いっぱいまで冷却になります。さらにしゃがみとファイトの宣告について等、ルールの確認が行われます。

 さあ、延長戦開始。両者サイドを取った、しゃがんでからの撃ち合い、立ち上がって両者スリップ、起き上がった。距離を置いて再開、ガルーのパンチでフロスティが滑った、脚がリングきわぎりぎりですがこれは耐えた、中央での撃ち合い、フロスティがしゃがむ一瞬前に、腕先の下にガルーの攻撃がもぐり込む、空中でしゃがんだ恰好となったフロスティ、その姿勢のまま軽くひっくり返されてサドンデス決着。
 ガルー、延長戦でフロスティを制して勝者となりました。

 ちょっとフロスティのジャンプのデモが。みょんみょん飛ぶのが可愛いんですよね。動きが柔らかいなと思っていたら、バネを組み込んで柔らかい動きに仕上げている、とのことでした。
 さてさて、このあとは休憩の後、各部門優勝者による三人ランブルとなります。

総合戦
ダイガック(アキツカ(大同大学)) vs クロムキッド(くぱぱ) vs ガルー(くまま)

 さあ、各部門優勝者によるランブルとなるのですが…… これはクロムキッドとガル-、そしてダイガックの対決。どう見ても変則マッチです。あやうしダイガック。
 さあ最終試合開始。いきなりガルーに突っ込んで行ったダイガック、クロムキッドを巻き込んで倒れた、ガルーがひっくりかした、倒れたままのダイガックを落としにかかるガルー、動けない、駄目だ、容赦なくひっくり返したガルー、無情の攻撃で落とした。
 残ったのはクロムとガルー、ガルーしかしどうした、起き上がれない、クロムキッドは走りすぎてリング逆側から落ちそうになってしまう。
 中央での叩き合い、クロムキッド崩れてしまった、起き上がった。残り2分、中央での位置の取り合い、投げを打ちに来ますが、しかしこれはランブルなので投げてもしょうがないのでは。あー、ちょっとガルーのほうの調子が良くない。ガルー、クロムキッドの股間に腕を突っ込んで持ち上げる構え、投げを打ちますがうまくいかない、だから投げは、クロムキッド、どうした、こちらは腕がおかしいか。倒れた状態から倒しにかかるガルー、クロムキッド、起き上がり中を狙われる。ひっくり返された。
 さあ、残り30秒、ガルーリング脇へ、クロムキッドは落とし切れなかった、ガルーが構わず押す構え、躱した、あぶない、クロムを浮かすが、追撃に入ったガルーが押し切れない。ランブル、そこで時間切れとなりました。

 さて、時間切れでランブルは終了。残り2体なのでどうするかとなったところ。くままさんの申告で、ここからは普通の延長戦、サドンデスマッチとなります。
 すぐに開始、中央での叩き合い。ガルーが最初の激突から押し切ってクロムキッドのダウンを奪い、これで決着。二機を薙ぎ倒し、総合優勝はガルーとなりました。

 このあとは表彰式、写真撮影となります。 

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