ホビーロボットコロッセオ観戦記【入場編・開会式】

　グランシップ静岡、東静岡駅前の巨大コンベンションホール。
　開催50回を数える老舗ファンイベント、日本SF大会。その記念すべき節目の大会。収容4000人のメインホールにいきなり乗り込んで今こそ行われるのが、北は長井から南は福岡まで、日本中のロボットイベントをそりゃもうぐるぐる巻き込んで開催される超合同ロボットイベント・ロボコロッセオです！
　ナガレンジャーファイティングフェスタに姫路ロボチャレンジ、九州練習会謹製のブレイザーシステムから実弾飛び交うロボでサバゲ、止めだ持ってけロボットプロレスできんのか！　と、もうかなり好き放題にイベントが行われます、ロボット好きな人達の秋の大文化まつりな2日間なのです。

　始発で家を出て、会場に着いたのはだいたい8時過ぎ。突然の雨に振り回されたり、設営に何にと走り回ったりして、時間はもはや、はや10時。そろそろ受付が行われる頃合いです。

　そして目下受付作業中。受付に来ていない人が若干以上いるのが気になります。ある種、本日の主役と言うべきあの人もまだいない。どうなっちゃうんでしょうか。気になります。
　いま10時20分。あと10分で開会式です。

　そろそろお時間参りました。今回の会場は広い広い。端から端まで全力疾走したら、途中で息が切れるくらいのホールのあちこちに、開催される各種競技のリングやフィールドがほぼすべて、それもかなりの余裕を持って並んで設営されていると言うすさまじい状況。真ん中にしつらえられた11機対11機用大サッカーコートに機体が集まり、巫女様ロボのアマテラスの前にロボット一同並んで集結。
　まずは写真撮影のあと、開会のご挨拶であります。まずはいしかわさんのご挨拶から。「ホールをただで使えると言うあたりで」と開催の理由を語ります。「それが運の尽きでした」。
　続いて大雑把なルール。それぞれの競技が二日間、自在に行われますが総合優勝などは特に決定はせず、ただ最終的に人気投票によるトップファイター、グラディエイターを決定するはこびとなります。
　司会は長井よりいらっしゃった井上アナウンサーが一日務められます。

　まずは最初、のむむさんによるアマテラスの安全祈願より。サーボが動く音と音楽の他は、シャッターが切られるのみの厳粛な雰囲気。これは関西のロボットイベントでは恒例、競技安泰の儀式であります。
　無事に祈祷も終わり、開会準備も終了。
　このあとまずは11時、ナガレンジャーFFから、二日間の競技がはじまりとなります。