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2011.10.11

第19回ROBO-ONE観戦記【二回戦】

 さあさあ、お昼休みを挟んでは第二回戦のはじまりだ。
 先程の一回戦を勝ちのぼった16機と、予選上位のシード選手16機が対決する、第二の一回戦とも言うべき競技です。

 5分前、いよいよ試合開始の準備中。審査員のサンライズ井上さんが会場のお子さんにお土産を配ったりとかしていたりもしつつ。午後の競技準備、いよいよ試合のお時間です。きたきたきたきた。
 まず審査員の皆さんの一回戦の意見、そして先川原さんのご意見。「お気に入りのロボットなどは」「すいません頭ぼーっとしていて」と応酬しつつ。お勧めは、設計にポリシーがある、と言うことで、アエロバトラーでした。そしてリアルスティール押しの先川原先生でした。
 さあ、試合開始です。

二回戦第1試合
No.40 automo 05(Go-Wan)(holypong) vs No.36 Bカジ(ナベ☆ケン)

 さあ、予選ぶっちぎりの一位。不動の安定性を誇るオートモがリングに登場だ。勝ち上がったBカジとの対決に挑みます。
 さあ、試合開始。中央に寄った、仕掛ける。中央に陣取ったオートモ、スリップしたBカジ。起き上がりにちょっと時間がかかるんですよね。
 戻ってきた、狙った、綺麗に踏み込んで、腰に中段、ダウンを奪ったオートモ。1-0。
 大きく踏み込んだパンチ、これは若干外れた、腕振りに巻き込まれBカジ、スリップ。横パンチ二発、大きな横突きでの逆襲、これはスリップになったBカジ。
 起き上がったBカジ、再開、大きく駆け寄ったパンチはややそれるが、直後の追い打ちでBカジが崩れる、これで2-0。
 非常に大きな動きでリングを大きく駆け回るオートモ、これは深い、大きな突きの腕先をぎりぎりで引っかけて倒した。
 見事に間合いを読み切ってオートモの勝利となりました。

二回戦第2試合
No.6 ガッテンダー(sima) vs No.47 へいるらいと(RobotFactory)

 ひてんを下した韓国最強の一角、へいるらいと再びリングへ、対するは中部の新鋭パワー系、全てが力強い豪傑ガッテンダーです。へいるらいとチーム、気合十二分。
 試合開始、まずは横向きに突っ込むへいるらいと。ちょっと遠い距離での叩き合い、へいるらいとが先にダウンを奪った、遠い所からの攻撃でガッテンダーを倒し、ダウンを奪う。スリップしたへいるらいと、なにやら起き上がりの時にぎーっぎーっと引きずる音がしてますが、大丈夫でしょうか。
 突きの勢いが強すぎて、肘から倒れてしまうへいるらいと。腰をひねった回転パンチをかわしたガッテンダー、これはいい、浮いた脚に引っかけて、持ち上げ崩した、これで1-1。
 投げに行ったへいるらいと、これは掴んだが、投げきれなかった。投げを連打に入るへいるらいと、レフェリーが分ける。ちょっとへいるらいとの腕の角度が変な気がしますが大丈夫でしょうか。ネジが取れてしまっている。いったん止めた、しゃがんでからの攻撃について、レフェリーから注意が入ります。
 再開。1-1から。ガッテンダー横からのパンチ、投げにかかるへいるらいと、離れた。両腕を広げて、投げの構えのへるらいと、腕を伸ばして背中からの突き、これは投げた、これは両者絡んで、パンチから崩して、その腕を掴んでへいるらいとが投げた。難しい判定ですが、これはガッテンダーがダウンを奪った、と言う形に。2-1、ガッテンダーのスコア。
 ここから再開。横からのパンチ、肩で止めた、サイドへのパンチ、これは横に引っかけた、碇のようなフックで引き倒され、ガッテンダーがダウン。2-2、
 さあスコアはぎりぎり。追いかけるガッテンダー、へいるらいとは深く構えて待つ,止めた、パンチを耐えるガッテンダー、胸板で凌いだ、パンチが空ぶった、これは入った。ガッテンダーのパンチが空転したところに、一瞬送れてへいるらいとが攻撃を入れ、背中から崩した。雄叫びとともに奪った3ダウン、これでへいるらいとが二回目の勝利となりました。 

二回戦第3試合
No.64 トコトコ丸(ちーむトコトコ) vs No.11 EXA(大阪産業大学ロボットプロジェクト)

 続いての勝負、いよいよ登場、ROBO-ONE界のの空中ユニット・トコトコ丸。対するはEXAが目を光らせながら登場だ。トコトコ丸、すでにファンが廻ってます。不吉な感じだ。
 さあ、開始、まず横方向へリング外に向けて歩いていく、なんと腕のファンから風を吹かせた、勢いで後ろに吹っ飛んでしまう、一気にそのままリングの外へ、すごい勢いでリングアウト、1-0。
 再開、後方へ風を吹かせて勢いで突っ込み、EXAへと接近しに行きますが、そのまま勢いで落下してしまう、リング脇ぎりぎり、……って、飛んだ! トコトコ丸、リングの外へとアウト方向に一気に飛んでいったのですが、リングの脇から飛び出したんですけど、今、リング脇で一瞬沈んだ後、ふわっと浮きました。空母から発進した飛行機のように、いま確かに滑空してリングアウトしていきました。何書いてるんだかさっぱりわかりませんでが、なんでしたっけ。EXAの勝利となりました。トコトコ丸、堂々のリングアウト三連発。

 つまり両腕に強力なダクトファンがついており、これで風を吹かせながら前進、後退。腕のダクトファンの向きを変ることで方向を変える、と言うデモを披露するトコトコ丸。ルール的な問題を聞かれ、「3秒以上やったらルール違反ですけど」「3秒やったら確実にリングから出ているので問題ありません」 すごい。

二回戦第4試合
No.38 JOKER(電気通信大学ロボメカ工房チームJOKER) vs No.10 HammerHead(大阪産業大学ロボットプロジェクト)

 さあ気をとりなおしていきましょう、これは打撃戦対応同士の対決、東西学生チーム対決です。ハンマーヘッドと、さらにシールドが巨大化したジョーカーの勝負。ちょっとハサミの調子がよくないか、ハンマーヘッド。大丈夫でしょうか。
 さあ、試合開始。まずは真横を向いたジョーカー、ハンマーヘッドも横を向いて突撃、ハンマーヘッドの突きを盾を突きだして凌ぐジョーカー、一瞬遅れて一回転、転がるジョーカー。これはスリップ、これはどうだ、体が半分重なって交錯、かなり浮いたものの凌いでいたジョーカーですが、2,3秒してから倒れた、巻き込まれてハンマーも倒しつつ、これはダウン。
 1-0。離れて攻撃、ジョーカーが追いすがって攻撃、しかしカウンターで倒され2ダウン。
 叩き合いになった、盾を突き出すジョーカー、しかし伸びきったところをハンマーヘッドが狙っていた、盾の下、足下ぎりぎりを狙って突きだし持ち上げる攻撃、ジョーカーひっくり返され3ダウン。
 これはハンマーヘッドの勝利となりました。

二回戦第5試合
No.3 赤風(まつしろ) vs No.60 Aerobattler(なぐ)

 続いての試合、ROBO-ONE本戦初登場。真っ赤な機体は赤風です。対するは黒マントにオレンジのシャツ、ハロウィンなマントのなぐさんに、お子さんもお揃いでハロウィンなマント。キュートキュート。
 さあ、開始。横向きに突っ込んで行くアエロ、赤風と睨み合い、アエロ待ち構える、動きません。腰を捻るような攻撃、赤風は投げの構え、引き倒し、これは崩せない。踏み込んだ、零距離、抱えた。これはどうだ、絡んだ。
 赤風、投げを数度、しかし引き倒せなかった。さあ、歩いて分けて再開だ。ちょっと離れた、接近したい、頭に引っかかったアエロの攻撃、赤風が兜を引き倒されダウン、これで1-0。
 さあ、裏に回り込んだ赤風、突き上げるパンチ、これはスリップ。真横から入っていった、旋回パンチ、横突きの打ち合い、前を通り抜けざまにスリップした。
 アエロバトラー、リング脇へと徐々に徐々に移動していく、リング脇での戦い、さあ、攻め込んだ、リング脇へと追い込んだ、起き上がり、大丈夫か。ぎりぎり復帰した。
 ちょっと離れたところからアエロバトラー、様子見の構え、逆にパンチ、これは引き倒し、腕に絡めて引っ張り倒した、これで2-0。
 これはどうだ、突っ込んで側転の構えになった赤風。腕で逆立ちをしてしまう、引いて入っていったところにカウンター、アエロバトラーがうまく仕留めて3-0。アエロが赤風を凌いでの勝利となりました。

二回戦第6試合
No.15 スーパーディガーⅢ(ひろのっち) vs No.70 OmniZero.13(前田武志)

 優勝経験者同士、九州と関西の強豪同士の対決です。オムニは先程、脚に若干不安がありましたが大丈夫でしょうか。スーパーディガーは堅牢な構造で、バランスのいい感じの仕上がり。
 さあ中央、ひょこひょこと背後を狙うオムニ、先に仕掛けた、腕先をぶつけあう、遠い間合いでのぶつかり合い、先に制したのはディガー、オムニが軽く倒れてしまう、大丈夫か、やっぱりちょっと跳ねている感じがする。足首が不安な雰囲気。投げにかかったオムニ、ちょっととばきばきと不安な音が引っかかった首からしてきましたが、ディガーがちょっと離れた。離れたところから、ディガーが腕を上げてのパンチ、これはうまく入った。オムニ、連続でダウンを奪われる。
 これはどうだ、打ち合いになった、ファイトの声がまだかからない前にダウンを奪ってしまう、これは無効に。
 リング脇で待ち構え、投げの構えに入ったオムニに、正面から入っていったディガーが前面からの攻撃。これで3ダウン、ディガーがこの対決を制していきました。

「次回はぜひ自律で」と前田さんでした。

二回戦第7試合
No.67 Kinopy(小田利延) vs No.66 Frosty(FrostyDesign)

 さあさあ、みんな大好きキノピーの登場です。先程激しい延長戦を制したフロスティを迎え撃つわけなんですが、これはどういう対決になるんでしょう。
 はじめ、一礼のキノピー、跳ねて近付くフロスティ、背中を見せて後ろ向きに接近、キノピー離れた、間合いを計っている、横突き、これは遠い。フロスティの旋回パンチ、これはスピンしつつかわした。キノピーからなにか落ちたか。これはいけない、横突きの伸びきったところを後ろから貰い、ダウン、1-0。
 起き上がりに入るキノピー、一寸調子がよくないか、これはリングアウトぎりぎり。リングアウト作戦に出たいところ、しかし起き上がる事ができず、このまま10カウント。うーん、ちょっと腕の調子がやっぱり良くなかったみたいですね。残念ながらノックアウトでフロスティの勝利となってしまいました。
 腕のサーボのギアがずれてしまったかなにかしてしまったのでは、とのことでした。

二回戦第8試合
No.7 D2(GR2) vs No.39 シンプルファイター(zeno)

 前半戦最後の試合、これも面白そう。柔軟なシンプルファイターに、ろぼとまフレームのD2が戦います。開始、横を向いたシンプルファイター、中央に寄った、シンプルファイター構えた、D2の攻撃の後にカウンター気味に入れる、攻撃の腕先の戻りにひっかけたD2、倒れながら投げを打つものの、これは残念ながら有効ではありません。見事に入ったんですが。
 再開、やや遠い、両者リングの両端から、突っ込んだD2、交錯した、鋭いパンチを繰り出すシンプルファイター、外れたところに足下を狙いシンプルファイターを引き倒した、さらに直後の交錯。D2の上にシンプルファイターが倒れてしまいました、これはD2の攻撃と見なされダウン。
 最後は再開直後、パンチが交錯。伸びきった腕をD2が持ち上げ、巨大なシンプルファイターの体が完全に一本脚立ち。止まった。そのままの姿勢で一瞬静止した後、ゆっくりと崩れて3ダウン。D2がシンプルファイターを下し、三回戦に進みました。

 さて、このあと後半8試合…… の前に、近藤科学の企業PRタイムが入ります。多脚とカメ型の紹介のあと、試合再開です。

二回戦第9試合
No.20 G・サアガ(イガア) vs No.41 クロムキッド(kupapa)

 いよいよ来ました、いきなりこの対決からスタートだ。サアガとクロムキッド、ROBO-ONE本戦でこの対戦カードが実現だ。小兵ながらも油断も隙もない、投げのエキスパート・起重機サアガがどう来るか。
 さあ、両者まずは横向き、慎重に攻めるか、サアガ、いきなり掴みに言った、これはスリップ。真横に構えた、微妙な距離、下から突き上げるクロムキッド、潜り抜けてサアガが突っ込んで行った、これは行った! 脚を掴んで完全に持ち上げ、頭からリングに突き刺した! これは大技、引っこ抜いての攻撃でダウン。大技認定で2ダウン。
 さあ再開、大きく距離をあけての睨み合い、背後を取りに行ったサアガ、もう1回行くか、これは腕を掴みかけたがクロムが崩れた、これはスリップだ。脚のクリアパーツで掴めない、あれはサアガ避けになっているのか、腕を広げての迎撃、凌ぎましたが、突進を押し戻され、これでダウン、カウンターで2-1。
 両者ちょっと引っかかった、レフェリー分けた。2-1から再開、横に離れて行くサアガ、クロムの下からの攻撃をぎりぎり外で躱す,一寸スリップが多いか、サアガ、リング脇ぎりぎり、ここで攻撃、サアガ崩れた、2-2。
 カウントがイーブンになった、中央に戻して再開、サアガが大きく横へ、スリップ、クロムキッドが旋回、後ろにいった、つかみにいった。足首を掴んだ、これはいけない、先にサアガの手がついてしまった。
 両者離して再開、真横にクロムの攻撃の外に、サアガがやや離れて突撃、外して、これはまずい、腕をくんだまま接近してしまう、クロムおかしい、引っかかってしまったか。さあ、外した。立ち上がった。再開、残り4秒、仕掛けるか、最後の投げを外した、延長戦だ。

 2-2から延長に入りました。背中からバッテリを綺麗に抜いて交換するサアガ。クロムも慎重に調整、そして冷却。時間ぎりぎりまで待って再開となります。さあ、延長戦。両雄並び立ちました。
 クロム中央、サアガ横から。サアガが位置を取りに行く、打撃に切り替えた、投げの構え、これは足首を掴んで投げたが、サアガの背中が先にリングについてしまった、これはスコアなし、このあと投げ技は無効と言う扱いに。
 打撃、これは先にクロムが入った、膝のあたりに引っかけて半回転させて落とす。巻き打ちのような構えでクロムキッドが打ち崩し、サアガを破りました!

二回戦第10試合
No.68 ヘラクレス(芝浦工業大学SRDCチームヘラクレス) vs No.30 Chakra(ROBIT)

 続いての勝負は、チャクラとヘラクレスの対決。どちらもバランスのいい感じの、スタイルの美しいロボットです。
 開始、まずは両者横を向いた、まっすぐ突っ込んだヘラクレス、下から打ち上げる構え、おっと、どうした、チャクラがしゃがんだまま動けなくなってしまったか。カウントが始まった所で復帰した。近づいた所に綺麗なカウンター、チャクラがヘラクレスを沈めて、あっと、動けないか、チャクラが動けない。
 スタンディングダウンのカウント、3で動き出したが、移動中にダウンを入れ、これで1ダウン、1-1。
 移動中の狙い合い、背中から倒し2ダウン。2-0。
 再開直後、移動している真横から、チャクラが綺麗に打撃を入れて、移動方向と反対に飛ばされ3ダウン。チャクラがヘラクレスを制し、三回戦へと進みました。

二回戦第11試合
No.16 レグホーン(NAKAYAN) vs No.1 たかろぼ(原毅)

 観客席からも歓声が飛ぶ、アロハのニワトリ、レグホーンがリングに上がってきた。たかろぼとの対決です。コケコケ言っております。絶好調だ。
 開始、真横に近づくレグホーン、ちょっと遠いか、近づいた所で、たかろぼがスリップ。近づいた、膝に入れた、綺麗に低く入る手羽スラッシュ、これで1-0、あっと、おかしい、たかろぼ、肩がおかしい、立ち上がれない。
 ダウン中のタイムはできない、肩がおかしくなってしまったか、たかろぼ、これで復帰する事が出来ず、ノックアウトでレグホーンの勝利となりました。

「ここまで操作ミスとか緊張とか言うと、残された道は自律しかないですね」と先川原さんえした。

二回戦第12試合
No.26 Michael(ROBIT) vs No.73 ガーゴイル リベンジ(吉田ファミリア)

 さあ、肩のダメージは大丈夫でしょうか。ガーゴイルがリングに帰ってきた。対するは韓国チームのミカエルです。これはかなりの身長差がある対決。
 さあ、中央に陣取ったガーゴイル、そこに攻めて行くミカエルと言う構え。後ろに周りり込んだ。横、後方にさがったか、パンチ、これは早い、ツメ先が脚のフレームにひっかけて、完全に持ち上げて倒した、これで1ダウン。1-0。
 先に撮ったガーゴイル、のっしのっしと近付いていく、ミカエルは移動しつつ、攻撃のチャンスを狙う構え、脚の一歩がとにかく大きい、足下から狙う攻撃に、歩いて、の指示がガーゴイルに飛ぶ。
 パンチ、これは空転した、大きくめくるような、地面を薙ぐ攻撃、膝にひっかけた、これは倒せるか、分けた。完全に脚にツメが絡んでいる状態になり、時計を止めて両者を分ける。
 大丈夫でしょうか、両者分けて再開。ガーゴイル、旋回しながら位置を伺う。ミカエルは攻めあぐねているか、手が出していけない。背中側に回りたい、ガーゴイル、横に大きく伸びる攻撃、ミカエルかわしていった、これは攻撃が引っかかったが、ダウンにならず。あっとこれはダウンだ。ミカエルの攻撃中にツメを引っかけ、ダウンをうばった。2ダウン。
 これはなんだ。ミカエル、背中方向に伸び上がり両腕を伸ばした攻撃、これにガーゴイルが絡んでなんとも複雑な攻撃に。これは両者スリップ。
 さあ再開、残り1分。2-0。ガーゴイルがゆっくり近づいていく、距離が遠い、徐々に距離が狭まっていく、まだちょっと遠いか、近づいた後ろから近付くミカエル、攻撃、これはちょっと浅かった。
 続きは入った、膝を下からめくる恰好に移動中に重ね、ミカエルをひっくり返してガーゴイルの勝利。3-0、ガーゴイルがリングを制し、勝利を収めました。

二回戦第13試合
No.42 ガルー(kumama) vs No.57 紅~くれない~(TDUヒューマノイド研究会@紅project)

 赤対赤。その名も紅と赤狼ガルーの対決です。
 さあ、跳ねるようにリング中央を目指すガルー、紅も跳ねるような動きでリングの中程へ、足下を狙う攻撃、これは入れなかった、もう一度足下から、突き上げた後、手首とツメの先を半回転するような攻撃です、しかし紅にはひっかかるところがないか。これはなんと紅が投げ、腕を突き出して投げに行った。これはスリップ。攻撃パターンがまだまだありそうです。
 ガルー立ち上がって、ツメをひねりながらの攻撃、ちょっと外れているが、ばちんと音がした、持ち上がった紅、ちょっと攻撃がずれているか、連撃は引っかかった、紅が倒れ1ダウン。1-0。
 さあ立ち上がった。同じ方へ近づいていた、寄っていく、攻撃、これは外した。線かからの攻撃、これは凌いだ。回り込む、角度が変わった、紅がスリップ。ファイト、真横に捉えた、慎重に狙いを定めるガルー、足下への一撃。これはめくりきれなかった。
 起き上がったガルー、紅はリング脇へ、伸ばした腕に絡むか、いや入れなかった、左右に紅が位置を外していく、攻撃、はずれた、これは入った。真正面からがちりと打ち上げられ、これでダウン。2-0。
 再開、近い位置からやや離れ、ガルーが駆け寄った。ダウンを奪った。交錯しざまの攻撃で胸板から押し崩し、背中から崩れて3ダウン。ガルーの勝利となりました。

二回戦第14試合
No.19 Neutrino-MEGA(飛騨神岡高校) vs No.29 BIMA(ROBIT)

 すでに古豪チームの域ですね、飛騨神岡高校のニュートリノ・メガが登場。韓国チームのビーマと対決します。
 さあ開始、中央に陣取ったメガ、大きなパンチをワンツーと繰り出し、これにビーマを巻き込んでダウンを奪う、出会い頭に1-0。
 再開、押していくニュートリノ、ビーマはリング脇、立ち上がってワンツーパンチを入れるメガ、攻撃が終わったところから、さらに入れて一撃、これで2-0。
 大きく伸びて掴む構えに切り替えたニュートリノ、しかし技が空ぶったところにカウンターで入れられ崩れる、これでダウン、2-1。
 再開、中距離、いい間合いからワンツーを繰り出し、体をニュートリノの内側に突き崩されたビーマ、速攻で崩され3-1。これでニュートリノが勝利を収めました。

二回戦第15試合
No.31 コルテージュ(芝浦工業大学SRDCチームコルテージュ) vs No.44 ファントム(ブラック)

 芝浦工大のコルテージュに対するは、ファントムさんの新型ブラック。先程はちょっと相手とサイズが合ってなかった感じですが、今度はどうでしょう。
 側面から近付いた、攻撃で先に崩れたコルテージュ、分かれた、ファントムが横から 大きくめくるパンチ、ちょっと遠い所で待ち構える、やや攻撃の範囲が両者狭いか、コルテージュの攻撃、これは膝の裏側に入った、バランスを崩して1-0。コルテージュがダウンを奪った。
 再開、やや離れた、コルテージュ、駆け寄って二度目のパンチ、これは先にコルテージュの腕が地面についてしまう。
 軽くジャンプして腕を付き上げるファントム。このパンチにコルテージュ、躱しながらカウンターで腕を重ねようとするが、うまくいっていないか。
 大きく廻って攻撃の位置を取るファントム、これは投げとなる、ファントム、肩のフレームにコルテージュを引っかけて吹っ飛ばす、コルテージュが横っ飛びに飛び、これは投げが成立、1-1。
 立ち上がって再開、横突きで近い距離、これはダウンだ。コルテージュ、うまい間合いから入ってダウンを奪った。これはどうした、横向きで起き上がれなかったファントム、苦しんだが、体を倒して起き上がった、旋回しての転びざまに巻き込むが、これはスリップに。レフェリーから、切って、の指示が出る。
 残り50秒、両者両サイドに分けた。腕を一回転させたあと、スイッチを入れるコルテージュ、遠い距離でお互い構えた、おっと、しかしタイムだ。コルテージュ陣営がタイムを申請、これで2-2となります。
 なにがあったんでしょうか。コルテージュチームが三人でリング脇で競技をしていますが、これはよくない感じがします。うーんー? レフェリーも交えて相談しています。固定するとかやるしかないでしょうとか、なんか声が飛んでいますが。なにやら応急処置に入っています。おお、立ち上がった。ビニールテープで補修していたようですが、大丈夫でしょうか。
 残り37秒から再開です。横を向いた両者、接近していく、中央での交錯、コルテージュ攻撃、はずした、パンチ、胸板への高いパンチ、これは入った、なんと攻撃の腕が伸びた胸板に、綺麗にパンチが入っていった! 3-2、これでコルテージュ、ファントムを倒して勝利となりました。

二回戦第16試合
No.52 バルト(千葉工業大学文化会総合工学研究会 佐藤) vs No.25 エクセリオン(はっしー)

 さあ、二回戦も最後の試合です! エクセリオンに対するは、予選二位で通過したバルト、抜群の安定性で勝ち上がってきました。両者、ぎゅん、ぎゅん、と順次駆動音を立てつつセッティング終了、試合開始です。
 早い、両者飛ぶようにリング中央へ、先に背後を取ったエクセリオン、逃げるのに同じスピードで追いすがっていくバルト、追い詰めてダウンを奪った。
 これは投げがはずれる、横突きが交錯、連打で牽制したエクセリオン、バルトを引っかけて倒した、これで1-1。
 イーブンから再開、今度はパンチの打ち合い、スピンして倒れるバルト、これは有効ではない、駆け寄って同時に攻撃、腕先をぶつけた攻撃でゆっくり崩れてダウン、バルトがダウン、これで2ダウン。
 最後は駆け寄っての攻撃、突っ込んだエクセリオン、バルトの膝を引っかけて軽々と飛ばす3ダウン。
 高速機体同士のスピード対決、テンポの早い止まらない対決を制して、エクセリオンがバルトを制し、三回戦へと進みました。

 さて、これでベスト16が出そろいました。休憩のあと三回戦となります。

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