10月読んだ本メモ(☆)
今月は月初めからイベントが多かったもんでちょっと遅くなりましたが、先月の読書メモです。
冊数的にはそんなにないんですが、別個で紹介したい本が実に多いなあ……。
10月 の読書記録
【読書状況】 12 冊読了 / 11 冊購入 【購入費】 11739 円
「蒼き鋼のアルペジオ 4巻 (ヤングキングコミックス)」
Ark Performance 少年画報社 600 円
読了(2011-10-30) ☆☆☆☆★
表紙誰!? ともあれ様々な要素がぎゅうぎゅうに圧縮された第4巻。満身創痍の潜水艦同士の死闘にハルナ達の意外な行き道、硫黄島基地でのタカオとの遭遇に刑部博士にまつわる真相と、いっそう加速するストーリーライン。続きが今から気になります。
「デス・オブ・キャプテン・アメリカ:デス・オブ・ドリーム」
エド・ブルベイカー ヴィレッジブックス 3465 円
読了(2011-10-28) ☆☆☆☆★
理想までが死んだのなら、もう何を信じればいい? 「ウィンターソルジャー」、「シビルウォー」に続く、キャプテン亡きキャプテンアメリカの物語。キャプテンアメリカ暗殺を巡り、対立し暗躍する縁者達の群像劇。来月後編が出ます。
「シャーロック・ホームズのクロニクル (創元推理文庫)」
ジューン トムスン 東京創元社 777 円
読了(2011-10-26) ☆☆☆☆
再々再読くらいになる、本格派ホームズパスティーシュのシリーズ。「知られざる事件」の数々をいかにもそれらしく魅力的な短編集に仕上げている労作です。シリーズも楽しいですよ。
「TVアニメ TIGER&BUNNY オリジナルサウンドトラック」
ランティス 3300 円
読了(2011-10-22) 評価なし
「機動戦士ガンダムMSV‐R ジョニー・ライデンの帰還 (3) (角川コミックス・エース 83-12)」
Ark Performance 角川書店(角川グループパブリッシング) 588 円
読了(2011-10-22) ☆☆☆☆
「あの戦争」はいったいなんだったのか、戦争の遺したものは一体なんなのか? 一年戦争から十年後、ガンダムの「戦後」を舞台に、生き残った者達と新旧兵器がぶつかりあうMSアクションスリラー。後半から始まる孤島限定での遭遇戦、続きが気になります……。
「琅邪の鬼 (講談社ノベルス)」
丸山 天寿 講談社 945 円
読了(2011-10-19) ☆☆☆☆
秦の始皇帝の時代を舞台にした伝奇ミステリ。これはギリギリじゃないかと言う題材を織り込みつつ、これでもかとばかりに仕掛けられた不可能事件を超絶ギミックで解き明かす豪腕もの。徐福の弟子である主人公達が、チームで事件解決に当たるのが刑事物っぽい雰囲気で素敵。続刊にも期待です。
「ファシリテーション入門 (日経文庫)」
堀 公俊, 日本経済新聞社 872 円
読了(2011-10-18) 評価なし
ファシリテーション関連の通信教育を受ける事になったために買ってきて(そのままにしてて)ようやく読んだ本。ゆるやかなな意志の統一と言う考え方、よりスキル寄りには会議運営のこまごました内容など。当たり前だからとうやむやにしてる事を細かく言語化してくれており、折々読み返したい一冊。
「風の中のマリア (講談社文庫)」
百田 尚樹 講談社 580 円
読了(2011-10-14) ☆☆☆☆
寿命一月の命にとって、夏は遙か古の神話。アストリッドの帝国、即ちひとつのオオスズメバチの巣の興亡を、帝国の女戦士マリアの目を通して描く、生きる為、全てを削り落として戦う命の物語。大変熱いのだが、SF的な読み方はたぶんしないほうがよさそう。
「機動戦士ガンダムMSV-R ジョニー・ライデンの帰還 (2) (角川コミックス・エース 83-11)」
Ark Performance 角川書店(角川グループパブリッシング) 588 円
読了(2011-10-13) ☆☆☆☆
史上もっともかっこいいゴップが出てくる作品(推察)。ジョニー・ライデン、公式設定の時点で色々錯綜している事実を逆手に取り、彼の正体を物語の焦点に持ってきたガンダムサスペンス。続きももうすぐ。
「機動戦士ガンダムMSV-Rジョニー・ライデンの帰還 (1) (角川コミックス・エース 83-9)」
Ark Performance 角川書店(角川グループパブリッシング) 588 円
読了(2011-10-12) ☆☆☆☆
Arkさんの最新作は、戦後の視点から一年戦争の謎を振り返るスタイルのサスペンス活劇。過去のMSの話を無理なく絡められる設定の作り方は、さすがの鉄壁の上手さ。1番かっこいいのがボール乗りの親父と言うのが素敵すぎる。
「エリア51 2 (BUNCH COMICS)」
久 正人 新潮社 580 円
読了(2011-10-12) ☆☆☆☆★
怪異人外の居住区エリア51で繰り広げられる、ペーソス溢れる悲喜劇の物語。どれも名作ですが、白眉はターボババア編。タイトルからしておかしいのに中身がもうすごいおかしい。
「キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャー (ShoPro Books)」
エド・ブルベイカー 小学館集英社プロダクション 2730 円
読了(2011-10-03) ☆☆☆☆
はるか戦時中に命を落とした、キャプテン・アメリカの相棒バッキー。その復活と云うよりも、「かつてバッキーだった男」の新たな新生の物語。過去から取り残されたキャプテンの回想は辛く悲しい半面、ややこしいキャプテンアメリカの歴史をうまく説明してくれてもいる作品。これからの邦訳展開上外せない作品だと思います。
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