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2011.11.12

ROBO-ONEエンターテイメントin2011国際ロボット展観戦記【GPトーナメント準決勝~決勝】

 さあさあ、午後からは準決勝からのスタートですよ。
 まずはマノイのダンスステージから再開であります。おしゃべりマノイの合図でラジオ体操が。なぜかステージの脇には、けだるい雰囲気のミャノイが自由度高く遊んでおります。〆にマルモダンスを出して、そのあとGPの再開となります。
 さあ、松田さん来ました! ワンデートーナメント、いよいよ続きから再開となります。

 ……あれ。なんか変なノリになってきました。あー、来ました。なんか先川原さんに手を引かれて、胸に木村電器の字もあかあかと。おおむねASIMOさんサイズの白いボディ、ニュー潮風さんが登場して参りました。猛烈な勢いでプッシュしてくる潮風さん。押しつけられたDVDを再生することに。
 潮風さんいいなあ。ひょこひょこ向きを変えて、手を引かれて移動するあたりとか、いちいちいい感じのロボットムーブ。なんか音がでかいぞ。
 さあ、いろいろありましたが矢口監督歴代の映画が紹介されて、最新作のロボジーの紹介が………… うわー、いいなあこれ。これは非常におかしい。皆さん凄まじい納得力を駆使しつつ、映画の話題で盛り上がっている中、なんと矢口監督御本人がステージに登場です。ステージ上ではいろいろとインタビュー。
 ロボジーを思いついたきっかけは?
 結構古くなるが、1996年にP-2と言うロボットを発表したのをテレビで見ていて、衝撃を受けてロボットの映画を作りたいな、と思った。まともなロボット映画を作るのではなく、ロボットを作るのに失敗した人達の映画にしたほうが面白いんじゃないかと思って、2005年くらいから作り始めた。
 ロボット展を見に来たのは4回目になるが、女性や子供が多くてびっくりした。
 潮風のデザインは、白物家電を作っている会社がスクラップから作った、と言うコンセプト。身近なものから出来ている、と言うデザインを目指した。頭が炊飯ジャーとか、背中が給湯器とか。
 「音声認識ですね。最先端」 皆さん納得力ですよー。「このロボットはほんとは人が入ってるんですね」。言ってるそばからぶっちゃけた。
 で、中に入った役者さん(おじいさん)は、重いし苦しいし寒いし、トイレに行かれないのは困る。と言う事で、急遽スーツが改良されたのだそうです。中の人スーツアクターじゃないんだ……。
 「男性だけ」「しかも小だけですね」「女性はNGで」 トイレトークで盛り上がります。
「映画には、ニュー潮風以外は本物のロボットが沢山出てきますから」 すごい紹介のされ方だ。と思っていたら、これには理由がありました。実在のロボットが作中に出てくるのに、映画用に出てきた小道具だって結構疑われているのだそうです。通天閣ロボとか、キャラが濃すぎるので映画用の小道具だって思われてるのだとか。言われてみれば確かに……。。
 マイクコードを踏んじゃう潮風さん。帰る時もちゃんとエスコートされて帰って行く。面白すぎる。
 映画『ロボジー』、2012年の1月14日からロードショーです。

 さあ、それでは気を取り直しまして。トーナメント、準決勝から再開です。

準決勝第一試合
クロムキッド vs モンスター

 さあ、最初の試合。多彩な技で攻めるクロムキッドに、新造モンスターが挑みます。でかいなモンスター……。
 開始、まずは一礼、モンスターはリング中央に寄っていく。待ち構えた、睨み合いになった。クロムキッド、やや間合いの外から探りの突き、様子を伺う、膝下に突きを入れる、これはどうだ、立っているモンスターの膝に爪が引っかかったが、クロムの方が倒れてしまう。
 今度は上手い所に行った、モンスターが歩いてきた所、膝下を狙って崩す、押し崩した、倒した。モンスター、ちょっと変わった起き上がり。両肩をぐりっと背中側、後ろに回して立ち上がった。
 肩から繰り出すアッパー気味に打ち込み攻撃、これはなんだ、すごい事になった。スリップして前向きに倒れ、クロムキッドの肩にのしかかったモンスター、そのまま前にスリップしますが、なんと起き上がったところでクロムキッドの肩がもげてしまっている。モンスターのあまりの重さに負けて、クロムキッドの腕が付け根から取れてしまった、と言う恰好。
 もげた腕をテープで固定を図るクロムキッド、ダメだ、片腕を外してきた。まさかの自重での押し潰し、まさにモンスター。クロムキッド、片腕を外して試合再開です!
 クロムは復旧終了、しかし一方のモンスターもなにやら調整しています、なにかあったんでしょうか。通信の調子がどうもよくないようです。
 無線トラブルでしょうか、モンスターが復帰できない。さきほどのスリップのダメージがかなり重かったのかも知れません。レフェリーを交えて確認…… あー、無線が復帰できないようです。モンスター、コントロール不能になってしまった。
 一撃の交錯で両者重傷を負ったものの、まだ動けるクロムキッドが勝者ということに。待ち時間に電源を切ってしまったせいで無線が復帰できなくなってしまったようです。「腕はすぐに直します」と言う事で、クロムキッド、決勝に備えます。

準決勝第二試合
グレートキングカイザー vs ダイナマイザー

 おお! 久しぶりに聞いた! キングカイザーのテーマに乗ってグレートキングカイザーが登場だ! ……あー、残念。サビに入るところでフェイドアウトしてしまった。一方のダイナマイザーチーム、まずは応援団から登場。カバーのかかったトルソさんです。そしてリングには選手が登場。リングに立ったダイナマイザー、本当に久々に見られました。。
「ずっとダイナマイザーを作ってきましたが、やっと気付きました。ヒューマノイドロボットに足は必要ないと」と言う事で、カバーを外します。さきほどのトルソさん、チアガールの恰好のhina-coがリング脇にスタンバイしました。
 さあ、レフェリーの応援OKかの確認のあと、試合開始です。カイザーがリング中央に構えた、ダイナマイザー、位置を取ろうとしている所にカイザー一撃、ダウンを奪う。
 動けるか、大きく角度を変えていった、横歩きでゆっくり移動と。前進、リング中央に行った、腕の先を伸ばし、足首を狩りに行くカイザー、さすがに安定して立っている状態からは倒せない。長い腕と肘で叩き合いになった、背中を取った、背中に回ったカイザーが腕先を伸ばしてダイナマイザーを抱えて横に崩した。投げが決まった、2ダウン。
 背中を向けたキングカイザー、なぜか前後逆のまま様子を伺う。ダイナマイザーは小刻みに移動しうつつ、位置を図る構え、カイザーは間合いのやや外に離れて待ち構える。
 睨み合い、突っ込んで足下への攻撃、これは入りきらなかった。ダイナのワンツーパンチ、カイザーに届かない。横に回る、戻った。相手の裏を伺うカイザー、間合いの外で向きを調整、中央に捉え突っ込んだ一撃、これはちょっと浅かったか。
 少しずつ近付きながら連打のパンチを繰り出すダイナマイザー、しかしリング中央に近付いたところで、背中側からキングカイザーが飛び寄った。飛び込みざまに背中から腿のあたりを後ろから叩き、押し伸ばしてキングカイザー、ダイナマイザーを前方へと吹っ飛ばし、これで3-0。グレートキングカイザーの勝者となりました。
 リング上では杉浦さんがhina-coさんの紹介を行っています。神奈川県ブースのほうにも展示されているそうですよ。

「あまりにも早く決まりそうだと思って一回パンチ止めませんでした?」「いえいえいえ、そんなことは」と丸さんでした。

 ここでちょっと調整時間。決勝までの間、少しhina-coさんショーが展開しております。ダイナマイザーもキングカイザーもファミリーチームのお父さんが操縦している事について、「設計はこなれてきてレベルが上がっているけど、悲しいかな操縦のレベルが追いついていないような……」と言う話に。そして話題はセンサと自律の話になっていきます。お手伝いロボットプロジェクトの今後の展開についてなども。人間がロボットに歩み寄るのではなく、ロボットを人間の環境の中に入れていくのでは、と言う事に。

 さあ、マノイのデモのあと、いよいよ決勝戦です。

決勝戦
グレートキングカイザー vs クロムキッド

 さあキングカイザー最終決戦、登場テーマも今度はきちんとサビまで来たぞ。そして続いて登場、足を失うとも腕を失うとも戦い続ける、不屈のクロムキッドの入場だ。
 試合開始、まず詰めていくカイザー、慎重にさすが両者様子を睨む、しゃがんでからの攻撃を繰り出したクロムキッド、攻撃から復帰する瞬間を狙われ後ろから崩された、まじはカイザーがダウンを奪う。
 中距離での睨み合い、打ち合いにあった、長井距に変わる、体を伸す攻撃を出したキングカイザー、赤い破片がリングに飛ぶ。塗装がどこかもげたのか、打ち合いから崩され、クロムキッドが2ダウン。
 睨み合った、出先ぎりぎり、詰める、一気に突っ込んだ、前に出たクロムキッドの攻撃、凌いだ、カイザーの反撃、投げでホールド、クロムは前に走って外した。密着しての叩き合い、今度は入った、スリップか、しゃがんだところへの一撃、これは崩したが、スリップになってしまた。クロム、スリップは奪うがダウンは不発。
 睨み合い、後ろを取ったカイザーの投げ、完全にしゃがんで躱したクロムキッド、凌いだ。やや距離を置いた、クロム、カイザーの攻撃した腕の戻りを巻き込み倒すが、これははスリップ。クロムが不利なカウントが続く、攻撃、膝の裏に攻撃、これは入らないか、攻撃に胴体で一撃、これは崩れなかった、これは入った! しゃがみかけたカイザーの膝下に一撃を入れ、そのまま後ろに崩した、1ダウンを返した、1-0。
 中央、今度は行ったか、腕先を伸ばす攻撃を繰り出すカイザー、躱したクロムが下からの一撃でダウンを奪い返す、2-2。
 姿勢の低い打ち合いになった。ちょっとスリップ、残り20秒、2-2のまま。低い姿勢からのパンチの叩き合い、再開、突っ込むクロム、これを迎撃してキングカイザーがカウンター! 交錯しざまに両者がともに巴にスピン、同時打撃、両機倒れる。ダウンの宣言、どちらのダウンか、レフェリーのコールはキングカイザー!
 グレートキングカイザー、接戦でクロムキッドを突き崩し、3-2! 僅差の勝負を制して、クロムキッドを下し、キングカイザーの勝利となりました。

 このあと14時30分より、対抗戦。
 ROBO-GP正規軍vs維新軍による、『負けたら解散』マッチが行われます。

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