第10回ロボでサバゲ!観戦記
浅草田原町、大通りから一本入ってさらに路地へと入ったところ。一見すると建設中か解体中かと見まがうような建物がそこにあります。
柱も壁も床のコンクリも剥き出し、でもガラスの戸がきちんとはまった、エクステリアオンリーの不思議な建物。それが今回のロボでサバゲ! の会場、模型塾さんです。
オーナーは現役の原形師さん。浅草の古民家を買い取って改造し、そこを会場にして毎週、ガレージキットの作り方の講座を開かれているとのことなのです。
本日は、この不思議な空間を使わせて頂いて。不思議な雰囲気での屋内で多脚サバゲが行われます。
参加者はgonsさん、IKETOMさん、神矢先生のgonsさんチーム。対するはノボリザカさんとイガアさん、そしてなんと大熊さんは四国からの参加。コイズミさんはちょっと所用で遅れています。
これはどういうことかと言うと、機体だけ宅急便で浅草に送り、ネット経由で機体を操縦してバトルに参加すると言う事なのです。この遠隔からの協議参加は、ロボでサバゲ!特有のものであります。
というわけで、Skypeで会場の様子を動画で送り、大熊さんに会場の様子を説明するノボリザカさん。
他のメンバーは主催のたなかさんのほか、中継チームとしてTOBBYさんが機材一式、デスクトップまで抱えて登場。僕もお邪魔して見ての通りレポートを書いていますよ。
イガアさんは急遽の参加なので機体をちょっと調整されております。アルミホイルとサランラップを間違えた、と冷静にやってくるイガアさん。
競技は全滅上等の殲滅戦、相手陣営のフラッグを倒すフラッグファイト、休憩を挟んで、防御側が障害物を自由に配置し、攻撃側が未知の防衛陣に攻め入っていく要塞戦の三つの競技を、それぞれ2戦ずつ行います。
大会の開始は12時30分より。しばし待機です。
さあ、Ustreamの中継も入りまして。いよいよロボでサバゲ!、まずは殲滅戦からのスタートです。
相手機体を全て動作不能に追い込むまで戦うシンプルなルール。今回は従前に比べて、被弾センサーの感度が調整されており、より大きなダメージを受けても行動するようになっています。
大熊さんの機体、遠隔で指示を受けて弾込めを行っています。
殲滅戦1
gonsさん・IKETOMさん・神矢先生 vs ノボリザカさん・イガアさん・大熊さん
大雑把に言って、中央に壁があるため、戦場はドーナツ状になっています。
さあ、壁を挟んで陣取って、試合開始! まずはgonsさんが突出した、スロープを下がって、銃口を向けたまま相手陣を射程に、椅子を挟んでノボリザカさんの機体と打ち合いに。柱の向こうか、IKETOMさんが壁越に乱打、これは中央でまとめて貰う恰好になった、ノボリザカさんの機体が中央で沈黙してしまった。
うしろから出てきた恰好の大熊さんの機体、右サイドの被弾センサーが穴だらけになってしまったがまだ生きている、gonsさんの機体との打ち合いになった。逸れ弾を貰ったか、移動開始場所で撃たれてしまったイガアさん機、しかしここで撃破。
逆サイドから回り込もうとしたIKETOMさんと神矢先生は、戦場に到達前に戦闘が終了してしまった状態。「この二機は何をしてたんですか」と突っ込まれるような状況でしたが、ともあれ、これで殲滅第一戦は終了となりました。
さて、カメラの調整などでちょっと時間を貰いつつ。時再試合の準備がそろそろ整いそうです。
殲滅戦2
gonsさん・IKETOMさん・神矢先生 vs ノボリザカさん・イガアさん・大熊さん
さあ、第二試合、開始です。
まずは後退したノボリザカさん、大熊さんと戦線を形成し、神矢先生、IKETOMさんと正面から叩き合いになります。gonsさんの機体がと出してきた、かなり近くからの猛射戦となった。gonsさんの気合が正面からんじょ打ち合いで落ち、道をふさいでしまう。
打ち合いをしていたノボリザカさんはコントロールロスト、今だ無傷のイガアさんは後方で控えている。IKETOMさんの機体はうまく動いていないか、弾が出ていない様子。猛射入った、一定間隔でばたばたと弾が弾ける、ローラーダッシュで戦域から離れたイガアさん、止まった。無線のコントロール範囲を超えてしまったか。
両チーム、沈没したgonsさんの機体を遮蔽にして打ち合っています。前に出た、神矢先生が突出した。近すぎて見失う距離、かなり大穴が空いていますが動いています。離れていたイガアさんの機体が戻ってきた。
団子状態になってしまっている中央領域、物理的にぶつかって押していく神矢先生機。それを挟んで、イガアさんとIKETOMさんが打ち合いになった。お互い縦に射角を調整できる両機。神矢先生の機体は弾切れに。
ここで時間いっぱい、時間切れ。競技終了となりました。ノボリザカさんチームの勝利。ノボリザカさんの機体は、被弾ではなくバッテリ切れとのことでした。
再び調整タイム。このあとはフラッグ戦を2戦行います。
フラッグ戦1
gonsさん・IKETOMさん・神矢先生 vs ノボリザカさん・イガアさん・大熊さん
続いてはフラッグ戦。お互い、相手チームの本拠地に相当するフラッグを倒す事を目標とする競技です。
さて、準備…… あっと、キャタピラが外れてしまった様子、直しました。試射もOKです。さあ、開始。
スタート、二手に分かれるgonsさんチーム、裏へと回り込んだgonsさん、迎撃に出たノボリザカさんと叩き合いになる、ノボリザカさんの機体が沈む。段差を降りていったIKETOMさんの機体はなぜか壁へと突っ込んで行ってしまう、四苦八苦しつつ降りた神矢先生、一瞬IKETOMさんに狙いを定めてしまいますが離脱。神矢先生、被弾しています。これは沈みました。角度から言ってIKETOMさんからも一発貰っています。
そうこうしているうちに、gonsさんが背後に回り込んできた、イガアさんと叩き合いに、挟まれた恰好の大熊さんは後方から撃たれて沈んでいた。
裏から回り込んだ恰好のgonsさんが全て沈め、全滅させたのちにフラッグも撃破。完勝でgonsさんチームの勝利となりました。
gonsさんの大活躍ぶりに注目が集まります。
最後は要塞戦の予定を変更し、gonsさん対他全機、と言うgonsさん無双状態になるみたいです。
ともあれ、まずはフラッグ戦2。障害物となる椅子の配置を変更。再びキャラピラの調整を行いつつ、競技開始を待ちます。
さて、ちょっと足回りの調整に時間がかかりましたが、再開です。
フラッグ戦2
gonsさん・IKETOMさん・神矢先生 vs ノボリザカさん・イガアさん・大熊さん
さて、フラッグ戦、第二戦です。
先頭に構えたIKETOMさん機体が坂から降りる、一方逆側から攻め込んだのはノボリザカさん。アーノルドとgonsの叩き合いに。バッテリがなくなって神矢先生機は沈没してしまう。猛烈な打ち合いになった、中距離で大熊さんとIKETOMさんが、一方、ノボリザカさんのスタローンはgonsさんに迎撃されて沈んでしまう。逆侵攻にかかるgonsさん、じりじりと距離を詰めながら大熊さんが打ちにかかる。回り込んだgonsさん、迎撃するイガアさんと掃射で沈める。
そのままgonsさん機がフラッグを沈め、これで勝利。gonsさん無双が続きます。
gonsさん戦
フラッグ戦2
gonsさん vs IKETOMさん・神矢先生・ノボリザカさん・イガアさん・大熊さん
というわけで、ここでバトルがロイヤルな1vs5マッチ。ここまで圧倒的な強さを誇っていたgonsさんに、五機で仕掛ける展開となります。
gonsさんの機体は、隅で背中を向けた状態でスタート。残り全機は好きな位置を取っていい、と言うルールからスタート。各機、まずはスタート位置を決定します。大熊さんとも連絡を取り合い、位置取り完了。
gonsさんから一番近い位置に神矢先生とIKETOMさん、離れたところにイガアさんとノボリザカさん、そして遮蔽の裏に大熊さん、と言う陣容です。
さあ開始、後退しながら向きを変えたgonsさん、他全機一斉掃射だが、止める事はできなかった、裏に回ったgonsさん、まずは大熊さんを打ち合いで倒す、続いては回り込んできたノボリザカさんとの打ち合い、壁にしていたダンボールが崩れるなどして司会を塞いだが、叩きつつ前進、暗射で穴だらけにしてしまう。蜂の巣になって沈黙させた後、素早く裏に回り込んできた。
射撃位置から一機に三機を狙う乱射、イガアさんが射界から退避する、正面に立った神矢先生の機体が被弾して沈む、痛い痛い痛い、こっちにも来ました。イガアさんの機体も蜂の巣になって沈み,機体がぶれるほど撃たれているIKETOMさん。
向き直り両者正面から…… あっと、時間差で沈没してしまった。これでなんとgonsさん、全員をひとりずつ返り討ちにして完全勝利での終了。
ここで、ちょっと休憩になります。
ロボでサバゲ!名物、おやつ休憩(Ust中継つき)のあと。新しいルールを模索しつつ、もう二試合ほど行います。
殲滅戦3
たなかさん(gonsさん機)・IKETOMさん・神矢先生 vs ノボリザカさん・イガアさん・大熊さん
さてこの第三カード、ハンデということでgonsさんの機体を、たなかさんが代わりに操縦します。
動かないIKETOMさん、違う方に行ってしまうたなかさんに代わり、神矢先生の機体が突出。角度を変えながら掃射するノボリザカさんの機体に叩かれています。跳弾がちょうどこっちに飛んでくる。額に当たりました。正面からの掃射、しかしIKETOMさんの機体はまだ生きている、ノボリザカさんが孤立した恰好、弾が切れてしまったようだ、発射音はするものの弾が出ていないか、二機で包囲されていますが、至近距離での打ち合いになっている、
突出したたなかさん、迎撃に遭う。イガアさんの機体に撃墜されて沈んでしまった。ノボリザカさんとIKETOMさんに挟まれ、神矢先生の機体が沈黙、少し位置を変えつつ打ち合いになるIKETOMさんとノボリザカさん。後ろから回り込んできたイガアさん、挟撃の体制になった、射撃しつつ角度を変えるIKETOMさん、弾が出ていないか、相変わらずノボリザカさんとの叩き合いになっている、零距離で押して行く恰好、銃口をセンサーで押しているような恰好だが
まだ動いている、ちょっと出が悪くなったが、ノボリザカさんがIKETOMさんの機体を叩き続ける恰好、残り時間がもうない、残り10秒。
時間切れ、生存はノボリザカさんチーム全機、たなかさんチーム一機。ノボリザカさんチームの勝利となりました。
さて、このあとは調整で最終カード。
チームは解体し、全員対全員のランブルになります。
ランブル
gonsさんの機体は元通りgonsさんが操縦、たなかさんはキャタピラ機を出して、それで競技に参加します。「今度はランブルか」と、あわてて位置を変更するIKETOMさん。最後の勝負はカメラではなく、目視でのバトルとなります。
さあ、1、開始。まずは中央に向けて乱射するIKETOMさん、ノボリザカさんはまっすぐgonsさんのところへ、打ち合いになる。遮蔽を挟んで神矢先生とイガアさんが打ち合う。ゆっくりと接近する神矢先生、立ち止まっての打ち合いになった。gonsさんの機体あノボリザカさんに押し込まれている、どちらもまだ新値以内、旋回しながらいがあさんの機体を追うたなかさん。あ、中央で神矢先生が沈んだ。大熊さんに迎撃されたか。正面からお互いを捉えるIKETOMさんとたなかさん、奥側の一騎打ちはgonsさんの勝利になった。
回り込んだgonsさん、横のやや遠い距離から大熊さんを狙い、これを沈める。
あと3機。イガアさんの突進にgonsさんが下がった、さらに田中さんからの攻撃もあり、後退するgonsさん。隙をついて中央に割り込んだイガアさんがが、横から打撃を貰い沈んでしまう。、最後に残ったのは田中さんとgonsさんとIKETOMさん、かなり遠い距離での打ち合い、これはどうした、弾が無くなったか、gonsさん機。たなかさんの機体は沈黙、しかし弾が爆ぜてこない。電竜、弾切れのようです。角度を変えているところで、ここでタイムアウトの沈黙。
最後まで生き残ったのは、gonsさんの電竜とIKETOMさんのブラックタイガー。この勝負、IKETOMさんの勝利となりました。
さてさて、これで全競技終了!
後片付けとなりますー。
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