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2012.03.27

第20回ROBO-ONE観戦記【二回戦 第1試合~第8試合】

 さあ、二回戦。ここからはシード選手が登場し、先程勝ち抜いた選手と対決するのが基本スタイルとなります。
 解説陣には、ここからROBO-ONEの神、KHRシリーズの造物主。吉村さんが加わっていますよ。

二回戦第1試合
No.13 ガルー(くまま) vs No.73 YOGOROZA(だうと)

 さあ、優勝候補筆頭ガルーが、二回戦で出陣。ヨゴローザを迎え撃ちます。
 開始、まずは両者、ちょっと慎重に距離を読みつつ打ち合う、一旦下がったガルー、リング中央に、ガルーもハサミのような腕先、攻撃を繰り出していきます。アッパーをやや外したところから、ガルーがぺたんとほとんど接地した恰好に、ここから突き出すアッパーを繰り出す、これはどうだ、ほとんど地面についた状態から一気に持ち上げて、ガルーがヨゴローザを持ち上げて崩した。ダウン。
 次はどうした、今度はまたほとんど接地状態からの再度の攻撃、ヨゴローザが屈んだ所を、差し込むように膝下を狙ってめくり崩す。再開、2-0から。
 ヨゴローザ、連続で腕を繰り出しながらの移動攻撃、ガルーの腰を押して崩し、バランスを崩していって1ダウンを返す。2-1。
 最後はヨゴローザがかがんだ所にガルー、横向きから膝下に腕を入れて持ち上げた、その状態から一気にひっくり返すと言う攻撃で豪快にめくり倒した。
 超低空攻撃を駆使したガルー、3-1で勝利を収めました。

二回戦第2試合
No.55 で・か~る(道楽) vs No.5 ナガレゴールド(KENTA)

 さあ、これまたキャラクターの濃い対決になりました、で・かーるとナガレゴールドの対決です。でかーるは足にめくり避けの板をつけており、防御を改善してきている。
 開始、でかーるいきなり折れ曲がって突撃、あっと、突撃しすぎた、コントロールアウトして早速スリップ。さあ復帰した、ゴールドが脇から近寄るが、折れ曲がってでかーる回避していった、さあ、妙に折れ曲がりながら復帰しますが、スリップ、ゴールドの攻撃を先にスリップして躱す、足がおかしいか、でかーる、どうしたんでしょう。ここでタイムを申請した。1-0、あ、やべえ、と言う声が飛んだ、なんか足がぶらぶらしています。大丈夫なんでしょうか。時間がかかりそうなのでナガレゴールドも手元に戻り、いったん休憩の構え。
 ゴールドの外装が「すごい高そうに見える」と話題が集まっている中、でかーるの調整が続きます。片足のコネクタが、複数と言うか全部抜けてしまったのだそう。そのせいでどのコネクタがどこのなのか判らなくなってしまったのだそうです。タイムの持ち時間は着々と減っていく。
 2分が経過したため、タイムでのダウン数が2ダウン目に突入。これでもう2分調整できます。調整に時間がかかっている間、ナガレゴールドが再び動き、大きく腕を振り上げて観客にアピール。小刻みなフックなどのモーションを繰り出して、デモを行っています。
 おお、直った直った。2ダウンを失いつつ、直ったかどうか判りませんが、と言われつつ、ともかくもでかーるがリングに復帰。
 再開! 始まった瞬間、転がった、起き上がった、復帰した。曲がって…… 曲がってはいけないか、しゃがんで動こうとすると、転がってしまう、あー、普通に歩く事ができない様子だ。レフェリーの指示で歩行チェックが入りますが、歩行ができない状態、と判定。これでTKO、ナガレゴールドの勝利となりました。

 でかーる、右側のケーブルが全部抜けてしまい、どれがどれか判らなくなって動けなくなってしまっていたのだそうです。

二回戦第3試合
No.29 モンギローニ(GR2) vs No.24 HAUSER(クラフトマン)

 これは渋い対決だ。モンギローニとハウザーの対決です。
 開始、まずは中央に陣取ったモンギローニ、足下からハウザーへの攻撃、お互い外して、ちょっと距離を置いた、お互い下からめくる攻撃です、下段攻撃のファーストタッチ、モングリーニがハウザーに崩された、これで1ダウン。1-0。
 再開、両腕の突き合い、膝への攻撃、これは躱していった、ハウザーが連続して移動しつつの突き、だんだんとモンギローニをリング脇に追いつめていく。睨み合い、モンギローニが先に打ち込み、そこにハウザーが遅らせて重ね。、これは脇に入れて崩した、2ダウン目。2-0。
 ハウザー優勢、中央に構えたモンギローニ、ハウザーはカウンターの構え、突きを突っ込んだ後、腕をくるっと巻いて戻してますね。普通に立ったところに脇から一撃を入れて、立った状態から一気に吹き飛ばして3ダウン。
 3-0でハウザーの勝利となりました。

二回戦第4試合
No.43 トコトコ丸(ちーむトコトコ) vs No.46 ディファイアント(神戸科学技術高校)

 勝ち上がってきたディファイアントが闘うのは、とうとう登場、ROBO-ONEの川崎台風トコトコ丸です。予選では見られませんでしたが、今日こそ両腕のファンが回って唸りますよ。
 さあ、試合開始、ディファイアンとがスリップ、歩行で接近していったトコトコ丸、おおお、これは! 両腕のファンをロケットめいて構えて加速し、スライディングで突っ込んだトコトコ丸、一気につっこンディファイアントにぶつかって倒し、さらに引っかけたまま逆噴射、自分はバックしてぴたりと止まった! 見事なスライディングアタックで一気に倒し、これでダウンを奪う!
 1-0、その後も巧みな操縦でファンをコントロール、突進したかと思えば、ブレーキを使って止めていくトコトコ丸、ディファイアント、間近を通過したところでファンの風の直撃を貰ったか、倒れて2ダウン!
 最後は密着状態からトコトコ丸が高速スピン、猛風の直撃を貰ってまさに薙ぎ倒され、ディファイアント翻弄され尽くして3ダウン。
 とうとう真のスペックを発揮したトコトコ丸、恐るべき空気投げの奥義を尽くして勝利となりました。
 もしトコトコが優勝したら、このスライディングにも縛りができるかも、とのことでした。

二回戦第5試合
No.20 コルテージュ(芝浦工業大学SRDC チームコルテージュ) vs No.74 yohan(robot_factory)

 さあ、シード選手のコルテージュに、ロボットファクトリーの剛力ヨハンが勝ち上がってきました。芝浦工大チーム、負けるものかと、鉢巻きのセコンド氏が気合十分。気合に気合で返礼する、雄叫び勝負から開始です。
 開始、力強い動作で寄った、睨み合い、パンチの打ち合いから、コルテージュ、これはちょっと両者とも、少し浅い攻撃の打ち合いだ。
 横へのフックをかわすコルテージュ、パンチ、スピンし、凌ぐヨハン、なかなか崩れない。ちょっと下がったコルテージュ、その間にヨハンが後ろに回っていった、、打ち合いから、少し間合いを外した、再び近付く、足首あたりから一気にめくりあう攻撃の構えは両者とも、コルテージュは腕を上げたままの姿勢を維持、これは! ヨハンの肘下に攻撃を重ね、コルテージュがひっくりかえした、1-0。
 さらに攻めるコルテージュ、膝にひっかけかけるが、これは外れない。コルテージュは腕を持ち上げたままの構えで移動できるようで、カウンター避けでしょうか。、猛攻で攻めるヨハン、いきなり踏ん張っての両腕突き上げ攻撃、しかしコルテージュはやや離れ、近付いて足の裏に入れていった、コルテージュがひっくり返して、これで2ダウン目。
 腕先をぶつけあう攻撃、突き合いへ、狙ってくる、背中から入るのが本来の構えでしょうが、背中合わせの体勢、背中向きに両腕突きをヨハンが繰り出した!
 これで2-1。強烈な勝負になった、背中側にも攻撃、連続フックを凌ぎつつ、コルテージュがパンチ、屈んでの溜めをコルテージュが凌ぐ、リング脇ぎりぎりの攻防、コルテージュが追い詰められたが、戻した、これは腕先同士のぶつけあいになった! 小手ひねりのように、ヨハンがくるりと周って崩れ、これで3ダウン。コルテージュがヨハンを沈めて勝利を収めました!
 ちなみにヨハンチーム、試合直前までお昼休憩中だったそうです。だいぶ巻いてますからねー。

二回戦第6試合
No.33 ヘラクレス(芝浦工業大学SRDCチームヘラクレス) vs No.48 AeroBattler(なぐ)

 さあ再びあのユニークな機体が来ました。アエロバトラー、パワー寄りのヘラクレスに御挑みます。
 ちょっと慎重な読み合いか、おっと、いきなり足下を狙いに行った、アエロバトラーの足下が狙われた。これで崩れる、なんだか首のところでセンサーがぶらぶらしている感じなのが気になりますが。
 パンチ、上体をゆするアエロバトラー、あの震えるのにはどうんな意味があるんでしょう、両腕を揃えての攻撃を繰り出すアエロ、ヘラクレスは凌いでいる、体の横側に引っかかるところが少ないせいなのか、なかなかうまく有効打になりません。
 いまなんかすごい勢いで、アエロ半回転して頭からリングに落ちた、なにかが完全に砕けて、顔が壊れて白い破片が飛び散りました。
 アエロ、このまま復帰せず。TKO状態で復帰出来ず、試合終了。アエロバトラー、爆発四散くらいの勢いで、壮絶な敗退を遂げました。

 このあとアエロが少しデモを。頭のカバーが完全に破損していたのですが、頭の有機ELも少し破損してしまっていたようです。このあとしばらく、リング上と脇にはアエロの破片が散らばっておりました。

二回戦第7試合
No.54 エクセリオン(OIT,ROBO-ONE中心殴り込み部隊) vs No.63 竜鬼Ⅱ-O(AZM LAB)

 さあ、これまでの大会でもスピードスターぶりをみせつけたエクセリオン、竜鬼Ⅱが挑戦します。
 開始、ひょいひょういと近寄る竜鬼Ⅱ、リング中央を占めたエクセリオンが接近、ファーストタッチで竜鬼、足首をひっかけられ旋回してしまう、これで1ダウン。
 1-0から再開、離れて行く竜鬼Ⅱ、旋回しつつ左右に体を振って距離を稼ぎます。エクセリオンはゆっくりと接近、低い位置へ突きを繰り出し、相手の足首に引っかけて崩す、これで2ダウン。
 先程のアエロの破片がまだリングに残ってますね。交錯、竜鬼Ⅱが反撃でダウンを奪う、これで2-1。
 さあ、離れる竜鬼Ⅱを静かに追い詰めるエクセリオン、リング脇の勝負になった、反撃でパンチを連打する竜鬼Ⅱですが、伸びきったところに、隙をついた反撃。
 シャープで適格な操縦で、エクセリオンが勝利を収めました。

二回戦第8試合
No.11 EXA(大阪産業大学ロボットプロジェクト) vs No.1 レグホーン(NAKAYAN)

 この勝負はシードではなく、両者一回戦を勝ちあがった選手同士の対決です。イクサとレグホーンの対決。
 まずは横を向き、両者、徐々に徐々に近付いていく。やや遠いところで睨み合い、距離を詰めた、一気に詰めた。レグホーノンの攻撃、これはイクサがひっくり返しかける、耐えた、再度の交錯、レグホーンの羽根先をひっかけられて倒れる、1ダウン。
 これは腕先のぶつけ合いになった、お互いの首筋への攻撃、しかし密着した状態でレグホーンが両腕を前に、それで崩してダウン、1-1。
 離れてぶつけ合い、膝に打撃を入れていく、当てて崩した、1-2。レグホーンが逆転で優勢になってきた。
 徐々に詰めつつのパンチ、イクサのパンチを踏み止めるレグホーン、先に打たされて、打ち込まれる構え、これはどうした、ダウンか。いや倒れなかったか、投げられたものの、そのまま足から着地したイクサ、しかし足がおかしくなったか、起き上がれなくなった。足首おかしいか、起き上がれない。カウントが進んでいく、ここで10カウント。
 レグホーンの攻撃はなんとか凌ぎ切ったものの、ダメージに粘りきれず、ここで敗北。レグホーンの勝利となりました。
 なぜかNAKAYANさん、倒したイクサを抱えてポーズを取ったり、勝利のポーズのレグホーンの横にイクサを並べたりしておりました。

 ここで30分休憩時間、このあと二回戦の後半戦から午後の部となります。

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