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2012.05.01

サンフランシスコ旅行記:金門橋を踏破せよ!(4/23→24)

2012050101

 ロボゲームズも三日目で無事終了。中華料理屋での一次会、ホテルの部屋でのなんやかやでの二次会の後、一同は散会。ぐーすか寝ておりました。

 最終日となる23日は、移動日兼予備日。18時55分の飛行機に乗って帰ればいいので、それまでは初日同様、観光のためのフリー日となります。
 前日皆で立てたプランは、サンフランシスコ名物・ゴールデンゲートブリッジの観光旅行。網野さんのクアッドコプターを、ゴールデンゲートブリッジを背景に、カリフォルニアの空をぜひ飛ばそう、と言うプランです。

 48さんの「グッモーニン! チェックアウトお願いします」と言うアメリカンジョークで起こされたのが、午前6時50分。「早いよ……」と網野さんとぼやきつつ、もそもそと出動準備を整えます。
 本日の待ち合わせ初動時間は午前8時。一同起床して、早い飛行機で帰られる丸さんとキングカイザーをお見送りした後。最後の買い出しのため、ホテル近郊のでっかいスーパー、ターゲットに向かう事に。
 やっぱり前年の方が活気があったのでは、と言うような話を聞きつつ、開店直後のスーパー。日曜の昨日はものすごく混んでいると言う話でしたが、さすがに月曜日なせいかそんなでもありませんでした。それでも買い物っぽい親子はちらほら見ましたが。
 KENTAさん達と一緒に、おみやげ用のお菓子のでかいのがないかと、なにやらどこまでも続く購入用棚をチェック。こっちのビールは安いんですかねー、とか、ビーフジャーキーは機内持ち込みができないかも、とかあれこれやりつつ、おみやげ用のお菓子をいろいろ選出。
 ちなみに調味料のコーナーっぽいところには、キッコーマンの醤油やらわさびやら。となりには微妙な感じのするマルチャンのカップヌードルらしきものがありまして。発見されたテリヤキソースの焼きそばはなんか皆さん喜んで買いあさってました。そういえばあとで空港で見かけた定食も、テリヤキハンバーグにテリヤキチキンでしたけど、テリヤキってソースの味の名前だと勘違いされてんでしょうかひょっとして。

 そんなこんなでおみやげを購入。「これが最後のターゲットですねー」「いや来年くらい越谷にできるかもしれませんよ」などと言い合いつつ、ひたすら広い駐車場をぐるぐる回ってホテルへ。ちなみに帰りの話題はピープルズエルボーはうまくいった、と言う話でした。
 ホテルに帰着し、ああでもないこうでもないとおみやげを鞄に詰めて。小銭を積み上げてチップに替えさせていただいた後に、荷物をからげてロビーに集合。
 中東部は雪降ってる。とか言うニュースにびびりつつ、ロビーにてチェックアウトと精算を行った後、直接向かうためにタクシーをコール。タクシーとコンシェルジュがなんか一緒にやってきました。
 荷物を預けて…… 僕らも大きな荷物ばっかりなのに、預かり部屋を開けたらすでに荷物でいっぱいだったりして、なかなか大変な状況でしたが…… 7人乗りのワゴンなイエローキャブに分譲。きちんとサイコロが下がってました。
 小熊さん達と48さんは、別ルートで行動する事になり、観光はつごう6人で回る事になります。

 昨日までは抜けるような青空だったのですが、今日は一転、なにやら残念な雲行き。ホテルからスパニッシュな感じのお兄さん運転のタクシーに乗り、直接ゴールデンブリッジへと向かいます。
 空港の脇を抜け、市内を通り抜け、南から北へと小一時間ほどの走破。郊外から市街、市街から緑地と、最後はトンネルを抜けて(気になったのは途中で抜けたトンネルの名前がダグラスマッカーサー・トンネルだったこと。これはひょっとしなくてもあの)坂を上って、山陰からのぞくゴールデンゲートブリッジへと向かいます。

 さすがに観光スポットだけあって、駐車場もかなり広く整備されており、自転車や観光バスもひっきりなしに訪れています。後で知ったんですが、フィッシャーマンズワーフとかの市内で自転車を借りて、橋を越えてフェリーで戻ってくるとか、いろんなコースがあるみたいですね。インフォメーションセンターみたいなものもあったのですが、折悪しくちょうど工事中でした。2012年春オープンって書いてあったので、完成寸前だったみたいですね。
 ともかくも撮影スポットへ。遠景へ消えていく柱二本の大橋、はるか遠くの対岸から湾の向こうの本土、海上にアルカトラズ島とベイブリッジを望み、右側には遠いサンフランシスコの市街を一望する風景です。惜しむらくは、天気が曇天だったことなのですが。

 あれやこれやと写真を撮った後、さてどうするのか、と言う話になり、結局、大した距離じゃないだろうし歩こう、と言う事に。徒歩でゴールデンゲートブリッジの踏破に挑む事になります。
 歩いて橋の上へとさしかかれば、車のびゅんびゅんと走り抜ける騒音と、風のびょうびょうたる音はさすがに相当なもの。現実味がないほど高く大きな柱とパイプの間を通り抜け、海を望みながら、わいのわいの言いつつ、橋の下にある建物やアルカトラズ島の風景を写真に撮りながら。工事中らしく、工事車両のオート三輪に途中で警笛鳴らされたりしながら(自転車道走ってました)、着々と余裕で橋を渡っていきました。少なくとも、往路の半分くらいまでは。
 ……えー、つまるところ、皆さんイベントを三日もこなして、なおかつ荷物とか背負っててかなり疲れているわけで、その状態で5km弱を踏破するのはなかなかに苦行でした。往路を突破してなんとかたどり着き、向こう側にもあったビスタポイントにたどり着いた頃には、わりと皆さん疲労困憊。オマタさんは「総統涙目って書いといてください」と言われたくらいのお疲れでした。
 なんとかして帰りは楽して帰ろうと言う事になり。二階が露天になっている観光バスに、途中から乗ると言う案は、二時間くらいかかるから、と言う事で頓挫。フェリーに乗る案は、フェリー乗り場がそこからさらに歩く、と言う事で、これも頓挫。じゃあタクシーを呼んだらいい、と言うアイデアになりかけたところで、まさにブッダは応答なしだ寝ているのだろうとばかり、ゴールデンゲートブリッジ上で事故が起こり、事故渋滞が発生します。あれじゃあタクシー呼んでも来られはしないでしょう。

 仕方がないと一同腹をくくり、水も飲まずに(自動販売機とかあるわけじゃないですしね)、徒歩での帰路に。とりあえず眺望はこちらも絶景、サンフランシスコの市街を遠く眺めて集合写真を撮った後、今来た道を戻り始めます。
 ブッダも薄目くらいは開けたのか、事故は手早く処理終了。雲の切れ目から陽が強く差し、眺望はそれはかなり美しくなりました。
 光を呑んだ海の色は緑と青に塗り分けられ、白い雲がちぎったように飛ぶ青い空。刺すような日差しは強く、つまりなんだ、これこれ、これだよ的なサンフランシスコの風景に、あと一歩のところまでたどり着いた感じになっておりました。
 もっとも、雲一つない風景もいいですが、こうして雲のまばらに浮いた青空も美しいものです。花は盛りを、月はくまなきを見るものかは、と文句言われそうではありますが。

 皆さんお疲れでしたが、僕はわりと上機嫌で写真撮ったりしつつ、待ち合わせ場所の駐車場に。当初はクアッドコプター出動の予定でしたが、思いの外、というか、許容範囲以上に風が強かった事、海に落ちたらいろいろ困る事、あと皆さんの気力メーターの残量などを鑑みて、今回は下見にとどめる事に。天気もいまひとつでしたしね。
 予定を繰り上げて、タクシーに迎えに来てもらう事になります。

 おばちゃんに「25セント4枚と両替してくんない?」(意訳)と言われたり、車のマツダ率やレクサス率の高さに驚いたりしつつ、ほどなくタクシーが迎えに来てくれました。
 お昼は「なんかアメリカっぽくハンバーガーのでかいのとか」と言う話になり、運転手さんおすすめのin-n-outと言うお店に行くことに。
 やってきたのはフィッシャーマンズワーフの近く、と言うか、ほぼフィッシャーマンズワーフの中にあるハンバーガーのお店でした。あのお土産屋の店頭の感じ、見たことある…… と思ったら、初日にクラムチャウダー食べたお店の、1ブロックほどずれたところにあるお店でした。
 入ったお店は、観光スポットにあるのと、お勧めだけあって、オーダーが入ってからバーガーを作る、日本で言うとモスバーガーみたいなお店。おもしろいのは、オーダーしたあと、飲み物はドリンクバーでセルフで作り、レシートのナンバーで呼ばれるので、カウンターまで取りにゆくところですか。配給のお姉さんはスマイルでの営業でした。
 ハンバーガーは野菜もシャキシャキしており、ポテトも箱への入り方が適当なのも含めておいしゅうございました(塩が別入りで自分で振るようになってるのも、ちょっと面白かった)。ただサイズは結構、日本でのふつうサイズくらいで、フットプリントの大きいアメリカンサイズを所望だった皆さんには、その点は不評だった様子。
 バーガーを食べている間、向こうにあったレンタサイクルの看板が気になったりしておりました。
 食べ終わった後、周囲をちょっとだけ散策。たまたま見つけたセルフの写真ブースに、オマタさんが挑戦しますが、なにやらお金を入れるなり外の画面にテンポラリーアウトオブサービスとか不穏な文字が……。
 中から出てきたオマタさんと、これって壊れてるんじゃないですかねー、と言う話をしていたら、外画面がいきなり暗転。……アレ? と思って見ていたら、なにやらメンテナンスメニューみたいな画面が出てきます。
 あれ何これ、まさか遠隔で再起動とかをかけた? しばし待っていると、見慣れたBIOSのブート画面が出てきます。……え? ふつうにDOS/V互換機で動いてるの? と、もうしばらく待っていたら、なんとふつうにLinuxの起動画面が。見たことがある感じ、と言う事は、たぶんRedHat系とかそんな感じの。
 なんだこりゃー、Linuxで動いているのかー、と、ブースの中に乗り込んで、ばしゃばしゃ写真を撮影してしまいます。起動のメニューを見ていると、キャッシャーやらネットやらでエラーが出ているみたい。へえーほおー、と思っていたら、ふつうに再起動して………… お金は戻ってきませんでした。
 サンフランシスコのプリクラは、Linuxで動いている。オマタさんの5ドルと引き替えに獲得した豆知識でした。

 待っててもらったタクシーの運転手さんと再合流。向かいにあった、何のお店かさっぱりわからないスパイショップ(とどめにスパイカフェも)に後ろ髪ひかれつつ、ホテルへの帰路につきます。
 路面電車と並行する道を北へ北へ。ロサンゼルスのあまりの坂道っぷりと、そこに縦列駐車する根性に感嘆しているところ、一回、きれいなところがあるから、と途中下車。
 そこは急な坂道で、車が直進できないようにぐねぐねと蛇行する道になっています(歩行者用には、左右に階段がついています)。曲がっている仕切になっている植え込みに花が植えてあり、色とりどりで美しい…… と言う事だったのですが、季節のせいか、緑が青々としておりました。
「これきっと紫陽花だから、紫陽花寺みたいな感じになるんじゃないかな」「ということは、ここはサンフランシスコの鎌倉ですね」みたいなことを言いつつ、いったん下まで降りて、上を見上げて記念撮影。見下ろす風景も見上げる風景も、どちらも絶品でした。網野さんはここでクアッドコプターを飛ばそうと試みたのですが、なにかの撮影をしていたのか、お巡りさんが坂の上下でがんばっていまして。質問されるといろいろ大変なので、ここは見送る、と言うことに。

 かなり急な坂なので、上って降りて、なかなか大変でした。5km弱歩いたあとのことも相まって、僕は車に乗ってすぐに首ががくがくしはじめて。皆さん帰りのタクシーの中では、完全にぐっすり熟睡しておりました……。

 さて居眠りしているうちに、タクシーはホテルへ。もう一泊するさいとう工房のお二人と一緒に部屋でくつろいでいる一同(もう一泊するのかと勘違いされて一騒動置きかけましたが)。ふらふらロビーへ行った僕は、ちょうど戻ってきた小熊さん和子さん達や48さんとロビーでばったり。48さんはどうやって持って帰るんだろうと首をかしげるほどの荷物をトイザらスで仕入れていて、僕にもカードを分けてくれました。

 部屋で空撮の映像を見たりしながらちょっとくつろいだ後、呼び出されてロビーに行ったらバスが来てしまい、荷物を受け出したり積み込んだりするのにてんやわんやした後。さいとう工房のお二人とはここでお別れし、7人となった一同、バスに乗ってサンフランシスコ国際空港を目指します。

 空港では、なぜかあったIPAを頂戴したり、謎の日本料理店「王将」を発見して、なるとの入ったカケウドンとテリヤキチキンなんとかにKENTAさんと網野さんがチャレンジしたり、その同じお店のナベヤキウドン(ふつうに天ぷらうどん)をうれしそうにシェアしてる親子を見て玄妙な気分になったり。
 出国審査でまたしどろもどろになったり、ロボゲームズのメダルが時限爆弾と勘違いされてえらい騒ぎになったり。免税店で目移りしたり、お土産を買いに行ってふたつで十分なんですよわかってくださいよ、をやったりしながら。

 今ようやくJALの飛行機に乗って、機内でいまこの現行を打っている案配です。例によって公開はずいぶんあとになると思いますけどね。

 そんなかんじで、たぶんこれでひと段落になるのかな。初めて海外に行って初めてロボゲームズに行って、なんとかまあ帰ってきました、って言う、米国産の完全散財、春の珍道中まつりの最終日の出来事でありました。
 ……まだ初日の話とか書いてないんですけどね! もうちょっとくらいつづきます。たぶん。

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