エルミタージュは隠者の紫。(☆☆☆)

なんぞこれ。
すいません、これは道端で見かけた関係ないおもしろい写真です。

こっちこっち。新国立美術館です。
なんだかんだで一回も中に入ったことがなかった新国立美術館。ちょうどテレビで大エルミタージュ美術館展の話題をやっていたので、これはいいチャンス、と出掛けて行って参りました。
さて、エルミタージュとは「隠遁者の部屋」と言う意味。もともとはロシアの女帝エカチェリーナ二世が、自分の個人コレクションとして集めた美術品に端を発するのだそうです。
女帝はこの美術品を集めた部屋と言うか建物に、エルミタージュと言う名前をつけたのが、そもそもの始まりなのだとか。
このあいだ見に行った紫禁城のコレクションで、乾隆帝が宮殿内に小さな隠れ処を作っていた、と言う話を思い出します。広大に過ぎる国を支配した帝王にとって、精神のバランスを取るために必要なものなのかも知れませんね。掌に載る、美しく閑静された小宇宙と言うか。
本来はいろいろな所蔵品があるそうですが(スキタイの遺物もあるとか)、今回の展覧会に来ていたのは西洋絵画の数々。と言うことで、西洋の絵画史を駆け足で概観できる、そんな展覧会でもありました。
いやもちろん、絵そのものは詳しくもないしよくわかりもしないのですが。ルネサンスを起爆点に、市民の、と言うか西洋の勃興に伴って変化する絵画の歴史と、いやそれは行き過ぎだろうと過去の方向を見直す、チックタックと振り子が左右にぶれながら前進するような。
芸術って言うのは単品じゃなくて、それが生み出された地と一緒に紹介されたほうがわかりいいんだな、と。その作品が発表されたとき、すでに権威として確立されていたなにかへの、追随か挑戦か、それとも全く無関係に生まれてきた異分子なのか。そういうストーリーを理解してみないといけないんだろうな、と思いました。……つまりあれか。美術史はプロレスなのか。ブッダ。
建物は水平方向にうんと広いような建物で、エルミタージュ店も二階の一部、全体の六分の一くらいのスペースで展開されておりました。それであれだけ広いんだからどんだけなんだって感じですけども。人があれだけ多い割にはかなり歩行にもスペースにも余裕があり、展示場所としては非常に優れた感じでした。
なんていうか、あそこでロボットイベントやらせてくれないかな、みたいな。畑違いもいいことであることは判りきって言ってるわけなんですけども……。
パレルモの月夜と、わっるい表情してるクピドのポストカードをお土産に。気がついたら、みんなロココの作品でした。こういうの好きなのかなあ自分。
このへんもきちんと勉強したいなあ。と言ういつもの感想を残しつつの、エルミタージュ展鑑賞でした。
ちなみに帰りには六本木にて、アボットチョイスさんに寄ってきましたよ。おいしゅうございました。ここはロシア料理にすればよかったのかな今気付いたけど。
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