第6回KONDO LAND観戦記【前編】
ちょっと遅くなりました、出遅れつつ到着の小雨模様の秋葉原。本日はKONDO ROBOSPOTで、多脚わしわし系障害物突破競技、KONDOランドが行われます。
本日の参加選手は10体。くじ引きで出走順も決まりました。それぞれ最低2回の試走を行い、良い方のタイムを採用。あとは時間の許す限り再トライが可能、と言うルールとなります。
コースは前回と同一。さあ、まずは開会式からです。近藤部長のご挨拶から。
「社長! やらないんですか?」 とたまたま来ていた社長にふりつつ、「全員揃って完走してください!」と厳しい激励。
さて、最初の選手からスタートです。
Metallic Vaio 2012(チーム森永)
さて、最初の登場はメタリックバイオ。メタリックファイターシリーズの遺伝子を受け継ぐランプヘッド。森永さん、「こんなこともあろうかと」と、上着を脱ぐと下から「一番」のTシャツが!
さて、どういう形をしているんでしょうこれ。長い両足のようなものが頭の両脇についている感じですけど、あー、なるほど。ほんとに非常に長い多関節の両足が、頭の両脇についていて、この非常に関節の多い長い腕を、伸ばして畳んで、キャタピラかなにかのように体を伸ばして畳んで進むんですね、
腕先だけを設置させて匍匐前進のように進んだり、細かく関節を操作しながら進んだりと、シーソーを一気に突破し、障害物エリアを一回転落しつつも、細かい動作と大きな動作を組み合わせて突破。安定している時は体当たりを受けてもびくもしません。多少無線トラブルになりかけましたが、
まるで脚を両方に広げて、何に例えればいのか、昆虫っぽい動きで一本橋へ突っ込んでいく。しかし中心軸にうまく乗れなかった、そのまま下へ転落して、ぐるぐる海峡で柱に抱きついてしまった恰好になったところで時間切れ、モーターハウスまで突破となりました。
ああいうふうに動くのかー……! いや、これはすごい。びっくり。
ワニワニ(KENTA)
さて登場、続いてはザウラーヘッドに尻尾の四脚ワニワニ。広い胴体に短い四脚がついているタイプの機体です。今回は軽量化と、音が鳴るようにしてきたそう。
さあ開始。まずはシーソー、口を開閉しつつ、じっくりと姿勢を堕として尻尾を振りシーソーを登っていく、さあ、危なげなく突破した。
続いて障害物ゾーン、加速した、一個目に引っかかる、下がった。ちょっと障害物が重いか。ぶつけあいから食い破れず、下がっていく、さあ、抜けていった。一個目を突破、通るか、胴体が半分落ちた、コースアウト、続いて突入、素早いが挟まれた、早い、行けるか、一気に言った、押される、尻尾が引っかかりかけますが一気に走破。
さあ、中央、モーターハウス。IKETOMさんの誘導を受けつつモーターハウスを一気に突破、さあ残り1分で一本橋にかかった。慎重に位置を整えて、胴体を床につけるような動きで、脚をのせつつ進んできた、これはいい、安定している。橋をまったく動かすことなく突破!
さあ、残り10秒を切った、一気に行ってほしい。スロープをそろそろ降りていく、しかし時間切れ。踊り場まで行ったところで時間終了、しかし次に機体が持てるトライです。
ガルタン(くまま)
さあ、続いての登場はガルタン。こちらも四脚カメロボット、背中の甲羅に大きなカメラを搭載した機体です。モーターハウスをカメラ視界で突破するのが目標とのこと。
さあ開始、まずはシーソー、危なげなく登っていった、途中で減速して調整しつつ、おおむね危なげなく超えた。
続いてブロック、やや大振りな機体ですけど、一個目、うまく超えた、操縦が光る、二個目、押し合いになった、粘った、横歩きに切り替えた。一回で突破した!
さあ、カメラ視界に切り替えてモーターハウスへトライ、大丈夫でしょうか、あー、転落した。「すごい映像だ!」とカメラを見ていたくままさん。
さあ、戦場は下エリアへ。スイッチを押して次のエリアに行かねばなりません。スイッチを鼻面で叩きますが、なかなか入りません。さあ開いた。いや閉じてしまった。
残り1分、ぐるぐる海峡へ突入します。渦巻きが若干甘いか、いや巻き込まれた。いい勢いでぐるぐる回っています。くるくる回っています。これカメラで見てたら大変な事になりますね。カメラのところに戻るくままさん。
さあ、脚がややターンテーブルから抜け出した、しかし残り時間が、ここで時間切れ。モーターハウスまで突破となりました。
タマカギマッシーン(多摩科学技術高校ロボット研究部)
ああなるほど。多摩科学技術でタマカギなんですね。二枚の基盤で四脚をサンドしたような、サンドイッチみたいなスタイルのロボットです。開始、ちょっと脚を前に、あれニュートラルに戻した、進まないか、どうなんでしょう。
バッテリが、の声が飛ぶ。さあ、イレギュラーながら電池交換を行う事に。さあ、変えてきました。行けそうです。
さあ再開。脚を地面につけて、平泳ぎのような姿勢で進んでいくタマカギ、さあシーソーの中央くらいまで危なげなく遣って参りました、途中で横歩きをしかけてちょっと落っこちかけてしまいますが、戻した、第一関門突破、さあ、続いてはお邪魔ブロック。
やや慎重に突っ込む、ブロック一個と正面から押し合いになった、あー、押し負けた。再開、一個目のブロックと押し合いになっている。床に胴体を設置して押しを強くしていますが、押し負けてしまっている、残り1分。超えられない。
今度は反対側、中央まで行った、しかし逆側に押されて落下、横幅が大きいとこの障害は不利になってしまう、粘ったものの、力比べから落下。あー、ここで時間切れ。最後は一個目を突破しかかりましたが、ここで時間切れとなりました。シーソーまで突破となります。
暗黒雷虎ダークライガー(もりけん)
さて、続いての登場…………………… にわとり頭? 多脚…… くん? チキンヘッドが2体に増えています。なんの派閥だこれ。
頭はナニですけど、胴体はなかなかかっこいいダークライガー、脚も長いんですけど、つまりなんでまたその頭。
開始、いきなり頭が落ちた、しかしスムーズすぎる動きであっと言う間にシーソーを突破、振動するような動きで凄まじい早さ、ブロックを一気に超えていった、そしてモーターハウス。KENTAさんの誘導で小刻みな歩行で進んでいく、なにか引っかかってしまったか、粘っている、おお、いい動きで斜めに横切るように突破、さあ一本橋まで来た。
ここで行けるか、あー、突っ込んでいった、見事に落下、一本橋から鼻先を下にして一気に落下、しかしぐるぐる海峡を巧みに越していこうとする、やや回りつつ、柱の間に体がはさまってしまう、脚が上がらないか、段差に引っかかってしまった、これはいけない、戻した。ゲートの前まで戻ってしまった。ゲートを開くところ、ボタンを押すところは実にスムーズ、渦巻きに引っかかる、回転しすぎて横倒しになってしまった、ここで残り10秒。
残念ながらここで時間切れ、しかしこれも完走の機体の持てるトライでした。
TicTac6.5(網野梓)
あっと言う間に後半戦、網野さんのチクタク。なんというか、相変わらずどういう動きをするのか想像のつかない機体です。三日月型の脚と、四つ足がくっついている様な。
さあ、シーソーが軽すぎて落ちないと言う状態ながら、気にせず一機に突破。壁に一回引っかかって落下するも、押し合いになった、戻した、中央で様子を伺って突破。
モーターハウスに突入、森永さんの誘導でブラインド操縦。慎重な動き、しかし落下してしまった。ひっくりかえってしまったのを戻して下コースへ、クッション状の床に引っかかってしまってうまく進めない、床状態が相性よくないですね。段差から降りられない、柱に引っかかってしまったか。
残り1分、いきなり飛んだ、以下に降りた。スイッチをスムーズに押して、ぐるぐる海峡へ向かっていく、さあ、ひっかかってしまいつつも勢いで突破しようとする,激しく掻き分けている。渦巻きを超えられるか、弾かれるように進み書ける、戻れるか、やや中央からずれてしまっている、残り10秒ちょっと、行けそう、横歩きで脱出路にかかった、しかし登りかけたところで終了、モーターハウスまで突破となりました。
ミルフィー(まつお)
好トライが続きます。さあ、続いての登場はまつおさんのミルフィー。白いかざりのついた足が、放射状に四本のついている、ヒトデのような機体のロボットです。なんでもどっちを前にするか最終的に間違っちゃったみたいです。大丈夫でしょうか。
さあ、開始。着実なゆっくりした歩行でシーソーを登っていく。つまさきを上げるような独特の動きで機体を回転させつつ、さあ、どっちが前か見失ってしまったよう。シーソーが落ちない…… あっと、落下したらひっくり返ってしまった。1ペナルティで復帰。残り1分。
さあ、ブロックだ。一個と睨み合い、お、引っかけた。やや後退して様子を伺う。なにかに似てると思ってたんですが、ちょっとアザラシに似ている歩き方。コース脇ぎりぎりに狙いをつけますが、突破をかけたところで落下してしまう。残り1分。
さあ、コース脇ぎりぎりから狙う、左右に往復するブロックに追いつかれた、転落、なんとか超えていきたい、無線トラブルか、いや動いた。あー、バッテリが、バッテリが取れてしまった、残り10秒。中央で一個目を超えていけない。狙えるか。バッテリの取り付け直しのあと、あ。二個目のブロックが落下してしまったよう。かなり鈍い音がしましたが、大丈夫でしょうか。
ともあれ、ミルフィーのトライはここで終了です。
蒼焔type.L01(HERO@無線研)
次は蒼焔。長い四脚に重いボディと、ストロングスタイルの大型多脚機体です。脚を伸ばすと相当な大きさになりますが、そのサイズを生かしていけるか。
尺取り虫のような動作で、接地しつつシーソーを落とし、スムーズに超えた。次はブロック、大きく脚を広げて、強引に引っかけて行った、パワーで押して、ライントレースのブロックをラインから無理やり押し出した。力勝負でも押し勝った、細長く胴体を変形させますが、モーターハウスで穴に落下してしまう。
さあ、下コース。匍匐前進のような動作に切り替えて前進していく、淵ぎりぎりから、無線が届かないか、ゆっくりした動作でスイッチに突っ込んだ、しかし脚がコースから落ちてしまった、スイッチに絡まった様な恰好から再開、スイッチを押す、離れた時にスイッチを戻してしまう、あっと、開けた表紙にスイッチの基盤をもいでしまった、さあ、残り20秒くらいか、ぐるぐる海峡に突っ込めるか、残念、ぐるぐる海峡に入る寸前で時間切れになってしまった。惜しくもこれでトライ終了となりました。
魅惑の多脚くぅ~ん(タカハシ)
さあ元祖チキンヘッド、多脚くんの登場です。チキンヘッドに目線が入って一層変態チックなデザインに。おおお、のけぞって前脚振って挨拶しました。おおおお。
さあ開始、てくてくと言う感じの動作で、シーソーに突入。ちょっと足裏が滑ってしまってますが、シーソーに全身が乗ったところで水平の動作に切り替えかけますが、滑るような振動する動作で突き抜けて行った、
さあ、スイッチを狙う多脚くん、障害物の真ん中のスイッチを狙っていく、チキンヘッドは伊達じゃなかった、一個目を止めた、そしてちょっと狙いそこねたが、二個目を止めた、酔侠でもなかった二個目をスイッチオフ、なんか変なところで引っかかっちゃったみたいです。
神の手で復帰、しかしモーターハウスの直後に転落し、下コース。慎重な足裁きで進んで行く、いい動きで着実に進んだ、ちょっと前屈みになりつつ、段差を降ろして行った、お、スイッチを綺麗に押して、バックの動きでぐるぐる海峡に、残り10秒を切った、惜しい、行けるか。おお、登っていった………… ところで時間切れ! ここで多脚くん、惜しくもトライ終了となりました。
BLACK TIGER L44(IKETOMU)
この競技、最後の登場はIKETMOさん。綺麗な四脚型タイプのブラックタイガーの登場です。本日初完走なるでしょうか。
さあ、シーソーを登っていく、綺麗な動きで登り切り、かくん、と落としてスムーズに突破。大きな四つ足で左右に機体を調整しつつ、一機に超えていった、ブロック二個を、隙を見計らって一機に超えた!
さあモーターハウス、KENTAさんの誘導に伴い、赤い一つ目を輝かせつつ一気に抜けた。さあ、一本橋。まだ2分ある。左右に調整、うわあー、と言う声が飛びますが、一気に…… 一気に行った! 綺麗に超えた、さあスロープに入った、じっくりと降りていく、まだ1分20秒ある。踊り場から慎重に進んでいく、つるーっとすべってコンベアへ、さあコンベアの手前、これは危なげない、コンベアのスピードを上回るこの歩行のスピード、じっくりゆっくりと前進していって、綺麗に突破!
最終勝者にして、初完走を決めてみせたブラックタイガー! これで第一走、終了となりました。
つづいて10分の休憩のあと、第2走となります。
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