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2012.07.23

Metallic Vaio、二足無限軌道ロボット

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(※人の話し声があるので、音楽入れてみました)

 一見してどういう動きをするのか全くわからない構造を持ち、第6回KONDO LANDにて堂々の二位完走とMVPを勝ち取った、森永さんの異色機体メタリックバイオ。
 異形機体好きの皆々にとにかく見て欲しいと言う事で。出遅れ気味なので、写真中心でご紹介。

 さて、基本的な構造は、見ての通りの非常に長い2本の腕が、短い胴体の両側にくっついている、と言う構造の機体。腕は畳みと非常にコンパクトになりますが、伸ばすと腕一本で8軸だか9軸だかもあると言う、非常にびろーんと伸びる構造の機体です。
 また、上から見ていると判りませんが、胴体の下にターンテーブル状の構造がついており、接地して旋回できるようになっています。胴体についているのは、もちろんメタリックファイターのシンボル、ランプヘッド。これがついていると、これだけ変わった構造でもメタリックファイター系と判るんですから、キャラクター性は偉大ですね。

 さて、このメタリックバイオ、前後に進む方法は、少なくとも大きく三つあります。
 まず腕をくるりと折りたたんだ状態で、腕先だけで地面をつついて小刻みに前進する方法。ちょっと兎跳びっぽい雰囲気です。
 次に二つ目は後進。この長い腕をまた畳んだままで、左右に羽根のように広げて体を持ち上げ、オールで漕ぐようにして体を後ろに持っていきます。この動作の応用で、その場旋回も行うことが可能。

 そしてもっとも驚くのが、腕を大きく使ってのダイナミックな前進。まず腕を大きく広げて、地面に沿って、ぺたりと接地。そして腕が安定したら、「胴体のほうを」ぐるりと巻き取ってしまう。腕がレールのように動作するので、胴体はぐるりと回って、勢い余って一回転。そして「腕を巻き取った状態」で、再び安定する、と言うわけです。もうなんか、いろいろ考えてますけどなんて言えばいいのやら。
 ともかく、あの腕を伸ばした動作から、こんなふうにぐるりと回るわけです。

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 腕をまきとりつつ……

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 でんぐりがえし。

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 横へ旋回する方法はいくつかあるみたいですが、先程のように腕を横に広げてオールを漕ぐように回るやり方(たぶんこのとき、胴体下の回転軸を使用しているんだと思います)、また、腕を片方だけ伸ばして接地し、それを安定軸にして胴体を持ち上げ、スキー板を履いたまま向きを変えるように胴体を徐々に回すやり方があります。

 前進の様子を、別の角度から見てみましょう。

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 構えて。

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 鞭のように、腕を地面に打ち付ける。動きはかなりしなやか。

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 そして、胴体のほうを巻き取ると。
 森永さん曰く、ヘッドランプがついていないほうがずっと楽なんだそうなんですが、やっぱりこれがないと、と言う事でした。そうですよねそうですよね。

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 これは裏返った様子。
 肉球的な丸い四つの設置点が見えますけど、これがターンテーブル部ですねー。

 まあ、百聞が一見にしかない独特な動きをするメタリックバイオ。
 動画のほうもぜひどうぞ。です。

 構造がなにしろ特殊なので、見られる機会は限られそうですけども。いろいろなことに応用が効いてしまいそうなこの機体、ぜひまた動いているところを見てみたいと思います。
 というわけで、思い立ってのご紹介でした。

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