KHR 8thアニバーサリー KONDO Battle観戦記【決勝トーナメント~表彰式】
さあ、いよいよ最終フェイズ。
決勝トーナメントは最後、各リーグを勝ち抜いた七代表による、六試合が行われます。
決勝トーナメント一回戦第一試合
肉まん(U.HirohitoⅢ) vs 鉄腕(エンドウ)
さあ、最初の試合。肉まんと鉄腕、なんていうかある意味ですごく対称的な名前の機体同士の対決です。「最近うっちー調子こいてるので…… 期待しています」と吉村さん。
さあ、試合開始。中央での叩き合い、やや下がった肉まん、距離を置いての戦い、攻撃を受けてカウンターを入れた、鉄腕を沈めてダウンを奪う。
1-0、鉄腕、しかし再度の追撃も、同じパターンで弾き返され、立て続けにダウンを失う。
2-0。引っかけるような連続攻撃を鉄腕、これは入ってダウンを取った、2-1に変わる。
さあ、両腕攻撃を背中へ大きくのけぞって回避した鉄腕、仕掛けた肉まんともども同時スリップしてしまう。再開、にじり出るような動作で進む鉄腕、肉まんの両手攻撃を躱していくが、肉まんが手数的には優勢か。横突きを大きく回ってかわす、早い読みで攻撃をかわしつつ後ろに回り込む。横突き、当たった、これは凌いだ、姿勢をそらして突きを回避する鉄腕。
しかし背中側から通りぬけざま、肉まんの攻撃を貰ってダウン。1-3、まずは緒戦、肉まんの勝利となりました。
決勝トーナメント一回戦第二試合
サイガ(イガア) vs コガルー(くまま)
これもトーナメントのいたずらか、決勝戦レベルの対決がここで来てしまいました。サイガとコガルーの対決、決勝一回戦で実現です。
開始、まずサイガが押して込んでいく、コガルーにちょっと慎重に攻める、投げの構えで詰め寄った、押されて崩れるコガルーだがスリップに。仕掛けた、しゃがんで凌ごうとするコガルー、これは片腕だけひっかかったが、持ち上げきれなかった、落ちた、スリップになった。0-0。
再開、再び入った、これは、さすがに無理か、片腕はホールドしているが、持ち上げ切れなかった、さすがに難しいか、リング脇ぎりぎりを横切るように飛び、距離を取って攻撃の構えを狙うサイガ。コガルーを掴んでいく、股下に腕を入れた、一気に持ち上げてひっくり返した! これで1ダウン。
1-0、コガルー、ちょっと安定しない動きだが詰め寄る、肉薄するサイガに、腕を交互に繰り出す投げ技の構えを見せる、ちょっと下がるか、やや遠い距離。コガルーの足下からの打ち上げ攻撃をサイガが下がってかわす、スリップするコガル-、残り1分。
やや離れたサイガ、コガルーの肘への攻撃、やや浮いたが凌いだ。離れた、正面、殺到、しかし先にコガルーがスリップしてしまう。
やや離れた、中距離。コガルーがちょっとスリップが多くなってきた。回るサイガ、離れた、残り10秒、時間を使っていくか、斜めに横切る、ここで時間切れ。
1-0、僅差の勝負でしたが、サイガの勝利となりました。
決勝トーナメント一回戦第三試合
セアル(零型) vs ウンコキング(KENTA)
危なげのない戦いぶりで、勝ち上がってきた両者の対決です。「ウンコキングは何人設定なんですか?」「日本人です」 おじぎしてます。
さあ、試合開始。真横を向いた両者、ちょっと仕掛けが鈍いか、さあ動いた、詰めていく、セアルがややリング脇か、両者とも相手の攻撃を待ち受ける構え、セアルが下から突き上げるような攻撃を連打する、ウンコキングが先に打点を捉えたか、1-0。
リング脇ぎりぎりの攻防、これはスリップ、ちょっと距離は離れ気味、ウンコキングの真横は避けたいセアル、両腕パンチを真横から放つが、これは弾き返される、これは、これはどうだ、セアルの膝が妙な角度に曲がっている。
タイムの声よりも先に、零型さんが駆け上がるようにリングに。「燃えました」の声が。煙が見えた、と声が飛ぶ中、事後ですがタイム申請に。0-2になります。
心配の声が飛びますが、驚異的なスピードで整備終了。やや腕が震えていますが、試合再開です。いや、動けないか。直っていない。立ち上がれない。
ダウンを奪われた時点で試合終了していますが、起き上がれ追うと必死にもがくセアル、その姿に一礼するウンコキング。テンカウントぎりぎりまで諦めなかったセアル、健闘を称えつつ、ウンコキングの勝利となりました。
さて、ベスト4が出そろいました! 準決勝戦です。
決勝トーナメント二回戦第一試合
肉まん(U.HirohitoⅢ) vs サイガ(イガア)
まずは準決勝の第一試合なんですが…… サイガの左肩がおかしいようです。小さく震えています。一方でうっちーさんの連勝がどこまで伸びるかが注目の的に。「これで勝ったら天変地異とか起きるんじゃないでしょうか」と吉村さん。
試合、開始。投げの構えで突っ込むサイガ、足首を掴みに行くが、ホールドが出来ない、すっぽ抜けてしまう。それでもなお攻めて行くサイガ、しかし突っ込んだところをいなして、肉まんがダウンを奪った。1-0。
直後、投げの構えでサイガが追い詰めて行く、サイガ押す、肉まんがリング脇ぎりぎりで追い詰められて、崩れてリングの下に落ちてしまう、これで1-1。
イーブンに戻す、引き続き投げの構えで追い詰めるサイガ、まっすぐ肉まんを掴んで持ち上げ、そのまま諸共に前に倒れる、これはダウンとなった。2-1。
続行、これは、投げの構えに持ち込もうとするサイガの腕をカウンター気味に打ち返し、肉まんがダウンを奪い返す、これで2-2。
なおも突っ込んで行くサイガ、掴んで崩しに行きますが、有効ではない、と見なされスリップに。突っ込みを全力で後退していく肉まん、距離を開いて再開になった、投げの構えで寄る腕を突く、これはスリップになった、捕まれたところから先に崩れて、スリップに持ち込んで分ける。再開、ここで時間切れ。ここで今大会初の延長戦に入りました。
さて、サイガの肩は修理も難しそうで、イガアさんも特に動きはありません。うっちーさんは肉まんのバッテリを交換し、延長戦に備えます。
さあ、延長戦。突っ込んで行くサイガ、左右に躱す肉まん、大きく左右に機体を振って突撃を回避していく、近付いた、背後に回った攻撃をカット、これはスリップ、小脇に構えるような恰好で、みしみしと音が響いた、投げの恰好に張ったサイガ、横に近付こうと詰めていく、これは厳しい、なかなか難しい。やや離れた、ダブルパンチ、これはサイガ遠い。あーっ、あー…… これは。勢い余った、リングの脇から、肉まんが勢い余って転落!
「ええええええええー ……あああああ……」 と言う嘆きのどよめきが観客席から一斉に飛ぶ。
「決まり手は勇み足」(井上さん)と言う事で、サイガの勝利となりました。
決勝トーナメント二回戦第二試合
ウンコキング(KENTA) vs ゼルファー(白風M)
さて、シード選手、アニバーサリーの雄ゼルファーと、堅実な攻めのウンコキングとの対決です。
開始、まずは中央に持っていったウンコキング、背後から一撃を貰った、これは綺麗に入った、まずウンコキングが1ダウンを失う。1-0。
大きく動き回って隙を伺うゼルファー、ウンコキングは旋回しつつカウンターを狙う構え、お互い自分の間合いに捉えようと狙い澄ます。突き上げる攻撃、これを投げのような構えで止めるゼルファー、背後に周り込もうとする、素早く旋回するウンコキング、真ん前、腰への一撃、っこれは凌いだ。残り2分。
左右に躱して位置を取る、ウンコキング、リング脇から中央に戻してきた、のしかかった、両者崩れたが、これはスリップか。真横に捉えた、ウンコキングの連打、これも崩したがダウンにはならず。
さあ、ちょっと離れた、ゼルファーも慎重な攻めに切り替える、ウンコキングが一気に詰めた、打ち上げる、打ち上げた腕を掴まれ、崩れますが、これは両者スリップ。
胸板を突くゼルファー、崩れるウンコキングですが、これもスリップ認定。有利なスコアを守りきれるか、引っかけた、両者倒れた。ダブルスリップになる。ウンコキング、後退してリング中央に戻す。攻めて行った、引き倒す、これはスリップか。
残り10秒、ゼルファーがスコアを守り来れるか、ウンコキング、旋回するように倒れる。起き上がりに巻き込んだが、ここで時間切れ。1ダウンを守りきったゼルファーの勝利となりました。
さあ、このあとはちょっとインターバルを挟みまして、いよいよ決勝線です。
決勝トーナメント決勝戦
サイガ(イガア) vs ゼルファー(白風M)
さあ、両選手入場! サイガはやはり関節がよくないようで、左腕がぴくぴくしています。両者KONDO CUPも含めれば優勝経験のある、実力者同士のカード。いよいよ開始です。
さあ開始、ぐるぐると回って位置を狙うゼルファー、後方へと切り上げるような突きを繰り出すサイガ、さあ、投げの構え、しかし詰め切る前にゼルファーが先に崩れた、これはスリップ。突っ込んで掴みに行くサイガ、殺到するが掴みきれない、、背後に回り込めない。
左腕がおかしいサイガに対し、どうしても右回りに近付いてしまうゼルファー、少しばかり動作的に不利か、正目からの睨み合い、突っ込む構え、腕での突き、おっと、これは、真正面からなにげなく一撃が決まる、サイガがひっくり返った。これで1-0。
突撃に徹するサイガ、正面に位置するゼルファーが左右に躱して構える、これは背中からの攻撃、サイガが崩れかけましたが凌いだ、これはダウンにならず。
さて、ちょっと離れての牽制から、サイガが仕掛けていった、片足を完全にホールドし、そのまま前に崩していった! これで1ダウン、1-1になった。
再開、後ろに周り込もうとするゼルファーに対し、また掴みにサイガ、これはスリップ。
残り10秒、サイガが突っ込んで行く、やや外した、ゼルファーが周り込みかけたところで、ここで時間終了。
決勝戦はふたたびの延長戦となります。
バッテリを交換し冷却に徹し、ベストの状態で延長戦を迎えようとするゼルファーサイド、一方のサイガはそのままの状態で決勝戦に挑む構えです。そしていよいよ延長戦。
開始、まずは両者、攻めて行かない慎重な動き目、動いた、いきなり詰めに言ったサイガ、これはゼルファー躱した。ぐるりと円を描くように大きく周り、リング脇ぎりぎりから戻っていった。しかし戻った所を掴みに行くサイガ、躱した、リング中央に戦場を戻す。掴んだ、しかし、これは持ち上げ切れなかった。やや上がり書けたが、そのまま足裏から落ちる。足首、今度はどうだ、これはどうだ、腕が抜けた。やや上がったが、スリップ。
リングを半周した先で再び捕まれるが、前向きに倒れて、頭の上にのしかかってしまうゼルファー、行ったか、腕を掴みかけた、サイガが違うところに離れる、これは! 移動しかかったところを後ろからぶつかっていった、ゼルファー体当たり気味に沈めてダウン奪取!
延長までもつれこんだ決勝戦もこれで決着、優勝はゼルファーとなりました。
さてさて、このあとは表彰式です。
というわけで、表彰式。
まずは準優勝は、イガアさんのサイガ。「決勝一回戦のコガルーとの試合で、壊れてもいいと思って挑んだらほんとに壊れました。決勝で投げが出せなかったのが残念でした」とイガアさん。
そして第一位はゼルファーの白風Mさん。「アニバーサリーで優勝するのは夢だったので、とにかく嬉しい限りです」と白風Mさんでした。
サンライズ特別賞はファイティングΔに。つまり石井さんとこのお嬢さんにでした。イトーレイネツ特別賞はあわせてなんと15名の方に。
最後は近藤社長の総評で、KONDO BATTLEは全日程終了となりました。
明日は同じ会場でアニバーサリー二日目、KONDO CUPが行われることとなります。
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