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2012.08.14

夢のマーヴルまんがまつり! これが僕らのアベンジャーズ!(☆☆☆☆☆)

 物語は、警報から始まる。突然に始まった、それは戦争だった。
 正体の知れぬ過去の遺物だったはずの物体、コズミックキューブ。ニック・フューリー率いるSHIELDの実験中、眠れる爆弾は前触れもなく牙を剥く。
 開かれたのは、いずこかへと繋がる次元の道。その中から現れたのは、暗黒の彼方に消えた筈の偽りの神ロキだった。
 キューブを奪い、遁走するロキ。野に放たれた爆弾と邪神を追いかけるため、ニックは秘密の計画を強行する。それは、いずれ必ず訪れるだろう、世界の危機に立ち向かう為の予防策。最強の英雄達を集めたチームの結成だった。
 不死身のキャプテン・アメリカ。万能のアイアンマン。異界の神たるマイティ・ソー。そして制止不能のインクレディブル・ハルク。ブラック・ウィドウとホークアイを加えた地上最強のメンバーは、それぞれの自負と矜恃をぶつけあいつつ敵へと挑む。
 最強の個たる彼らが持つのは、結びつくには強すぎる力、強すぎる誇り。だが敵は強大にして多勢、ひとりひとりの力を凌ぐ。圧倒的な力を前に、だが彼らは逃げず恐れず。ついに無敵は結集する。
 アベンジャーズ・アッセンブル! 正義の時間のはじまりだ!

 というわけで、日本最速公開、アベンジャーズの公開を見てきました! 午前0時からの開催は日本プレミアム、なんと杉山すぴ豊さんのプレゼンテーションの元、ジョス・ウェドン監督と、急遽…… ええと、プロデューサーさん。すいません舞い上がってて名前を聞き漏れると言う失態ぶりですが、特別舞台挨拶が行われました。

 ハイテンションなしゃべりが楽しいウェドン監督、日本の皆さんだけこんなに待たせてごめんなさい、と言うまじめなコメント、ヒーローになれるならハルクになりたいね、とわりと普通なコメントから。非常にエキサイティングと喜んでくださってました。「これから始まるのが皆さんご存じのバットマンです…… と言いたいところですが、バットマンはちょっと腰を悪くしてるので、代わりにアベンジャーズを」って。そのボケはなかなかできない。なんともさすが。
 ちなみにアベンジャーズ2、もうウェドン監督続投で撮影が決定、話は前後しますが、アイアンマン3はGW公開で制作中だそうです(日本の話かな?)。楽しみー。

 続いての本編。予備知識が十二分あるから、と言うのもありますが。
 これはもう、なんていうか、ものすごく楽しかった! 徹頭徹尾、あんこのつまった娯楽作でした!
 これまでのシリーズを受けて、と言うこともあるんですが。上映時間が相当長い作品のはずなのに、びっくりするくらいテンポがいい。時折さらに加速しながら、ずっとリズムのいい疾走感と爽快感を維持しつつ。アクションからドラマへ、ドラマからアクションへとつなげていく。これでもかこれでもか、と言うばかりの絶品サービスシーンの応酬で、タメも動きながらタメを作る、勿体ぶらない大判ぶるまいの連装状態。
 そういう小気味良さは全体に行き届いていて、アクションシーンのおもしろさも絶妙。仕掛ける、読まれる、してやられる。ところがそこにもう一読み、やってやったぜざまあみろ。そんな感じの、仕掛けのうまさが実に爽快で、スカッとはまってきます。中途からはあまりにもスカッとし過ぎて、むしろ敵が気の毒になってくるくらい。具体的にはその、ハルクやめて!もうやめてあげて! みたいな感じで。

 アクションに次ぐアクションでサービス精神旺盛でありながら、それぞれのキャラクターの掘り下げと見せ場、さらには集結までの過程をしっかりと、しかしテンポ良く描いてみせるあたりは流石の作り。
 望みもせず世代を越えてしまったキャプテンの苦悩(途中の短いシーンがほんとぐっとくる)、相変わらずのトニーの鷹揚な適当さ(でもいつもに比べると若干いい奴かも)、流石にちょっと大人になった、でもやっぱりちょっとだけだった感の漂うソーの振る舞いと、マイティ・ソーでも深く感じ入るところのあった、ロキとの関係とその苦悩。ロキは今回も実にいいキャラクターになっていて、以前の挫折からさらに一歩いろいろと悪化した感じが、実に憎らしく、しかし憎みきれない感じが絶妙です。

 ただひとり、メインキャストの中では交代となったマーク・ラファロのハルクも、タフな印象で好印象。ナイーブな「優しすぎる野獣」と言う感じの単独映画のときのハルクから、年月を経てしぶとくなった感のあるブルース・バナーになっていて、なんとも味わい深いものがあります。
 もちろん、アクションになったときのハルクの真打ちっぷり、最強っぷりは、もはやヒドいと言ってもいいくらいのレベル。お願いハルクもうやめてあげて、と言いたくなるほどの最強っぷりは、あまりの強さに、劇場で笑いが起きるレベルの遠慮無さでありますよ。

 全体を貫く疾走感と爽快感、まさに娯楽たるべき娯楽。楽しませよう、楽しませよう、そこから全くぶれていない軸の強さは、まさしく本物でした。走った飛んだ爆発した、すべてのレベルでそれが絶品。ときにニヤリとし、ときに思わず爆笑する。
 なろうことならビール片手に、いよっ、アイアンマン!とか、待ってましたハルク=サン! とか。大声でヤジを飛ばしながら見たくなる、正調娯楽ハリウッド超大作。
 どっぷり首までマーヴルに浸かってるような、洗脳済みみたいな自分とかはともかく。予備知識がない人が見に行ってどうかな、と思うところはなくもないですが。もうあのアクションだけでも絶品だと。なんかほんともう面白い
から! と、ぜひいろんな人に見てほしいことしきりの映画です。

 迷いも誘惑も振り切って娯楽に徹したこの映画。是非ひとつ、楽しんでいただきたいものだと思います。
 いやもうホント、ハルクひどいですから。いちいちひどいですから。
 ぜひぜひ一つ、アメコミ映画だと思って見てきて下さればと思います-。

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