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2012.10.28

第14回ロボでサバゲ!観戦記

 女心と秋の空、なんてことを昔から申しまして。
 カレー日和の昨日を経て、秋雨模様の浅草田原町。今日はここで多脚ロボットコンバットゲーム、ロボでサバゲ!が行われる事になります。

 たなかさんの携帯電話がなぜか着信できず留守録専用モードになっている、等の様々な障害はありつつ、ロボットの動き回るコンバットフィールドも設営終了。
 今回はフィールドの真ん中に大きな足場を持ち込み、これを中央高地のように見立てて、障害物としよう、という計画です。
 段差は階段一段分くらい、ロボットにとってはかなりのもので、走破性の高い電龍や吉田さんの四輪CRキャノンでも、そのままでは走り登る事ができません。高知の横に登り板が設置され、これを使って登っていく事になります。
 現在は機構のテスト中。

 前回gonsさんがはじめて持ってきていた蓄光BB弾。一発あたりのコストはかさむものの、銃撃の弾道が肉眼でもかなりよく目視できると言う優れものです。
 この蓄光BB弾、使うためにはもちろん、どこかの段階で光を吸わせておかなくてはいけません。ここでノボリザカさんが新しい工夫を作られてました。
 アーノルドの弾倉の中に強いLED(リモコンで外部操作可能)を仕込む事で。密閉した弾倉の中を光で充填させ、それを使ってBB弾を蓄光させて射出しよう、と言う方式です。
 残念ながら試射ではうまく光らせられませんでしたが、蓄光していない弾丸が先に出てしまったような感じのようです。これも今後の調整としつつ、皆さん、光学センサーの調整に入ります。

 さて、フィールドも出来上がり、とりあえず個人のトライとなるコンバットシューティングから競技開始。
 コンバットシューティングは個別の競技。フィールド上にあるチェックポイントを体当たりで倒し、最後に的をシューティングで倒すまでのタイムを競います。チェックポイントとターゲットが段差の上にあるので、どうやって坂を登っていくか、登りスロープをどう踏破するかがこの競技のミソとなります。

■コンバットシューティング

・電龍(gonsさん)

 開始、まずは段差を登らなくてはいけません。電龍、ややスロープに斜めに入ってしまいます。なぜかチェックポイントへ乱射をしつつ前進。登り切ったところで、綺麗にチェックポイントにぶつかって沈める。そのまま首を横に向けてターゲットが射界内、そのまま射撃で倒して、非常に早い、19秒のタイムでした。

・アーノルド・スタローン(登坂さん)

 さて、ちょっと無線トラブルがありましたが競技開始、まずはスタート地点からターゲットを射撃、ちょっとコースを見失ってしまったか、二つあるうちの狭い方のスロープに入り込んでしまった。ここを登ろうと試みますが、途中で脚がコースからはみ出てしまう。
 脚が短いスタローンには横幅の狭い通路は分が不利です。アーノルドは坂から登り切れず、あおむけにひっくり返して動作不能に。一回目はこれでリタイアとなりました。

・アーノルド・スタローン(登坂さん)-2回目

 仕切り直しで、再度のチャレンジ開始。今度は逆側、楽なほうのスロープから坂にアプローチを仕掛けます。板の端ぎりぎりに脚がかかりましたが、コースを修正して横切りつつ登り切る、いや、登り切れない。スロープの上端、坂と板の間の段差に脚が、というかお腹が引っかかり、体が浮いてしまいます。姿勢を直そうとすると滑り落ちてしまいます。
 坂の途中で、射撃に切り替える、これはレーザーサイトが的に当たっているのに、実弾がなぜか当たらない。どうもレーザーサイトが、左右二つあるうちの片方からしか出しておらず、なおかつ逆側からしか弾が出ていないようで、照準が合っていないようです。
 そうこうしているうちに、段差を乗り越えたスタローン。チェックポイントを無視してそのまま前進してしまいましたが、ギャラリーの声で進路修正。バックで巻き込んでダウンさせ、そのまま補正して射撃、ターゲットを倒しました。2分14秒。

・ゼロタンク(ニナガワさん)

 これは、従前通りゼロタンクでいいんでしょうか、ロボゼロの上半身が銃を持っているスタイルだったのが、上半身が無くなって直接銃になったゼロタンク。
 スロープに入ったところで仰向けに引っ繰り返ってしまいましたが、そのときの勢いで、後ろについている被弾センサーがごろっと取れてしまう。まだ動くことはできましたが、ルール的にここでリタイアと言う事になりました。

・KIKUCHI一号(東京理科大学一部無線研究部さん)

 これは名前は前と一緒でいいんでしょうかね。東京理科大の機体です。スロープの下から猛烈な勢いで連発してきました。そこから打つのか、と言う声が飛ぶ中、射撃の感覚がどんどん短くなっていく。慌てて飛んできて持ち上げますが、弾丸が止まらない。激しくペースを上げて飛んで行く、これはコントロールできなくなっていたようで、強制的に電源を切りリタイアとなりました。

・ゼロタンク(ニナガワさん)-2回目

 ゼロタンクによる二回目のトライ。坂下から射撃でチェックポイントを狙っていきましたが、これは体当たりで倒さなくてはいけません。スロープにかかったところで、しかし先程と同じように、仰向けに引っ繰り返ってしまい、動作停止。残念ながら再びリタイアです。

 さて、ここでとりあえず写真撮影と、お昼となります。

 ~ ~ ~

 さて午後の部。
 スロープの位置が移動となり、細長い川状の台地の前後に、ほんと台形的にスロープを設置。前後に登り道が出来上がった恰好に。
 そしてフリーとなる左右の通路には、たなかさん持ち込みのレゴブロックがばしゃーんとぶちまけられています。このレゴと、床に貼られた立ち入り禁止のロープとが、低地を進むルートでは、進路の障害物となる、と言う趣向です。

 自己紹介タイムのあと、ロボでサバゲ!チームによるコラボ機体作成のプランが持ち上がり、いろいろあったあとで午後の競技の準備です。13時10分から。
 ここで、先程トラブルのあったKIKUCHI一号の弾が出ない事が本格的に確定。gonsさんチームは戦闘能力がある(というか弾が出る)のが、gonsさんの電龍だけ、と言う、スーパーハンディキャップマッチになっておりました。これでバランスがよく思えるのが、電龍のすごいところだと思うのですが。

 というわけで、とりあえず敵チームの全滅を目指す、シンプルルールの殲滅戦からスタートです。

■殲滅戦1

電龍(gonsさん)
ミルフィー(東京理科大学一部無線研究部さん)
KIKUCHI一号(東京理科大学一部無線研究部さん)

 vs

アーノルド・スタローン(登坂さん)
流鏑馬(motaさん)
CRキャノン(吉田さん)
ゼロタンク(ニナガワさん)

 錚々たる光景と言えるこの布陣。電龍が事実上の四対一をどう凌ぎ切るか。さあ、試合開始です。
 まずは狙撃、長距離から一発まず飛んだ、跳弾が斜めに飛び交う、攻撃の構えに両陣営が転じた。ブロックをかき分けながらアーノルドが前進、しかし脚を取られて、と言うか胴体が乗り上げてしまい、進めなくなる。CRキャノンが逆側から周り込む、二機で電龍を集中砲火する構え。一方のKIKUCHI一号はアーノルドの進路に周り込み、進路を塞ぐ。
 両チーム、正面からの激しい打ち合いになる、あまり見ないほどの量の跳弾が跳ねています。アーノルド貫通を貰う、まだ動いている、電龍、向きを変えてCRキャノンを攻撃正面に、正面での打ち合い、CRキャノンが沈んだ。あっと、ゼロタンクもすでに沈んでいました。残るは流鏑馬とアーノルド、流鏑馬が軸をぶらしながらの乱打を撃ち込む,電龍の銃口が蓄光弾の光りを引きつつ残った流鏑馬を狙う。
 見ると、アーノルドもすでに静止している。狙われた、乱打、片方のセンサーが穴だらけになる、これで試合終了。
 一機ずつ相対し、すべて返り討ちにした電龍が、強烈なハンデを跳ね返して勝利となりました。

 さて。被弾センサーの様子を見たり、蓄光弾の様子を見るためもあり、ちょっと電気を半分消してみる事に。

■殲滅戦2

電龍(gonsさん)
ミルフィー(東京理科大学一部無線研究部さん)
KIKUCHI一号(東京理科大学一部無線研究部さん)

 vs

アーノルド・スタローン(登坂さん)
流鏑馬(motaさん)
CRキャノン(吉田さん)
ゼロタンク(ニナガワさん)

 さて再び、殲滅戦。同じラインナップでの対戦です。さあ開始。
 旋回する電龍、スロープを登っていった、いや途中で降りた。今度はCRキャノンを正面に迎えての打ち合い、激しく猛射した、レゴの障害物群をすり抜ける、合った、CRキャノンと打ち合いが続く、さらに周り込んだアーノルドが、電龍の横から射撃を加えた、集中砲火、電龍が沈んだ! さあ、残るは二機です。
 CRキャノンが前進していますが、止まってしまった、しかし弾が出たままになっている、猛烈な射撃音が響きつづけている。これはコントロールを失っている、ここでCRキャノンが強制退場。急に静かになった。乱打を繰り出していた流鏑馬も弾切れに、しかしミルフィーがまだ動いている。
 ここいらあたりで時間切れ、競技終了となりました。
 最終的には、電龍チーム1機(ミルフィー)に対しスタローンチーム2機(アーノルド・スタローン、流鏑馬)生存、と言う事で、スタローンチーム、悲願の勝利となりました。

 続いては、フラッグ戦。両チームのフラッグをどう配置するのかで意見が飛んでいます。ここが高台を生かしどころ。というわけで、両チームのフラッグが高台の上に配置されます。コースを半周して、相手のチーム側から周り込んで撃たなくてはならないわけです。

■フラッグ戦1

電龍(gonsさん)
ミルフィー(東京理科大学一部無線研究部さん)
KIKUCHI一号(東京理科大学一部無線研究部さん)

 vs

アーノルド・スタローン(登坂さん)
流鏑馬(motaさん)
CRキャノン(吉田さん)
ゼロタンク(ニナガワさん)

 さて、続いてはフラッグ戦です。開始、まず突出したのはアーノルド、しかし真っ正面から電龍との打ち合いに…… あれ、フラッグが倒れた。跳弾でしょうか、いきなり倒れてしまった!
 誰が撃ったのかは判りませんが、とりあえず自爆扱いではないか、と言う事で、とりあえず一旦終了となります。

■フラッグ戦2

電龍(gonsさん)
ミルフィー(東京理科大学一部無線研究部さん)
KIKUCHI一号(東京理科大学一部無線研究部さん)

 vs

アーノルド・スタローン(登坂さん)
流鏑馬(motaさん)
ゼロタンク(ニナガワさん)

 さて、フラッグ戦、第二フェイズ。今度は台地の中央に仕切りを設け、相手陣営へのアクセスが悪くなっています。吉田さんのCRキャノンは電池切れのため、この試合は3vs3の勝負になります。
 さて開始。gonsさんチームの攻撃はもちろん電龍、一方アーノルドが攻撃に回る。流鏑馬とゼロタンクが防御に周り、電龍を迎撃するも。曳光弾を放って電龍がターゲットを早くも狙う、命中した、命中したが、倒れるが、倒れかかったフラッグが、後ろの仕切りに引っかかった。跳ね返って戻った。当たっているが倒れない。
 その間にアーノルドが周り込み、相手側のターゲットを倒しますが、審査席からもう終了のアピールが出て、競技はここで終了。
 まさかのセッティングの都合でフラッグが倒れない、と言う展開ながら、この勝負も電龍チームの電撃的勝利となりました。

 誰が打ったか判らない銃弾でスタローンのセンサーに穴が空いていて、ビデオで撃ち手を差がしたりしていましたが、ともあれ続いて、フラッグをもう一戦です。

■フラッグ戦3

電龍(gonsさん)
ミルフィー(東京理科大学一部無線研究部さん)
KIKUCHI一号(東京理科大学一部無線研究部さん)

 vs

アーノルド・スタローン(登坂さん)
流鏑馬(motaさん)
ゼロタンク(ニナガワさん)

 機体トラブルでKIKUCHI一号がリタイア、二対三での対決となります。もっとも事実上、電龍が孤独な戦いであることはm本質的にはさっきと変わりません。あ、KIKUCHI一号が復帰。三対三に戻りました。
 さあ、電龍が開始とともに出た、あっと言う間に攻撃ポジションにつける。あっと言う間に乱打を打ち込んでフラッグを沈め、これで試合終了となりました。

 ここで休憩となります。

 ~ ~ ~

 さて、休憩時間終了。ロボでサバゲ!の機体の話からはじまって、誰でもやっぱり自分の技術水準に合わせて物事考えるよねとか、いろいろの話などで静かに盛り上がったりしておりました。
 最後は全機体対抗、バトルロイヤルとなります。いつもは目視で行う競技ですが、今日はカメラの干渉が起こりにくいかも、と言う事で、全機カメラ経由での無視界バトルロイヤルということに。これは初の試みかもしれません。皆さんがカメラからも視線をそらしている中、たなかさんが全機の場所を移動させています。

■ランブル

 さて、銃口と弾込めの最終チェックのあと。いよいよもって開始です。
 全機まずは旋回し情勢を伺う、最初に標的を発見したのは電龍、正面にいたゼロタンクに激しい銃撃を降らせます。あっと言う間に正面横から狙われ、ゼロタンクが横腹に大穴を開けて沈黙。
 続いて電龍は何を狙っている、椅子の影になにかいる、ミルフィーか。アーノルドが鎌割り込み、同じくミルフィーを狙う、CRキャノンは左右に逃げ回るKIKUCHI一号を穴だらけにして撃破。さらにCRキャノンに押され、横に流されるようにずれるKIKUCHI一号。しかしそのKIKUCHI一号と壁とのあいだで挟まれ、よく動けなくなっている状態のCRキャノン、電龍に狙われてかなり穴だらけになってしまう。
 電龍とCRキャノンの一騎打ちに、CRキャノンはカメラが止まってしまった様子、無視界操縦のあおりで、どんどんと押されるKIKUCHI一号。正面、密着するほどの距離で電龍との打ち合いになった、ほとんど銃口を直接に押しつけるような密着した対決、電龍が避ける、銃口を横に向ける、そこで沈んでいた流鏑馬が、倒れててきた壁に押し潰されてしまった。しかし、ここで時間切れ、競技終了。
 生存はこの時点で三機、ミルフィーとCRキャノン、アーノルドが生残。
 最終競技のランブル終了となりました。

 さてこれで本日のロボでサバゲ!は全競技終了。このあとは、後片付けとなります。

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