海外マンガフェスタとコミティアを覗いてきました。(☆☆☆)
海外マンガフェスタってのをやる、ってのは知ってたんですが。どこでやってるんだろう? 入場料とかかかるんだろうか? とか、いまひとつピンと来ていなかったのですが。ちょっと調べてみると、どうもコミティアと言うイベントの中でやっている様子。
コミティア、と言うのも、名前はよく聞くけど、そういえば一回も見た事がない。これは一挙両得! まさにアブハチトラズ(※ただしニンジャスレイヤー的解釈)! と言うわけで。
あとで書きますが映画を見に行った後、アリアケライナー(ウソTM)で国際展示場まで行ってきました。
海外マンガフェスタは西展示場の真ん中あたりのエリア、デザフェスでパフォーマンス会場とかになっていたあたりにででんと設置。コミティアの入場門がそのあたりなので、入ってすぐのところ。
中は大きく分けて、イベントステージと細かいブースに別れていて、観客席もすごい多いステージでは大友克洋さんと海外の作家さんのトークイベントが繰り広げられていました。司会の人、あの声はたぶん杉山すぴ豊さんなんだと思います。人が多くてステージがよく見えなかったのです。
そう、ほんと人が多かった。海外の方も日本人の人もほんと多くて。コミティアの会場内も人口密度多かったですけど、もう一段階シフト上なんじゃないかな、と言う感じでした。
イベント会場の残り半分は、企業の出展、小学館プロダクションや飛鳥新社などの出版社に、もちろんブリスターさん、オリジナルフィギュアを販売しているコトブキヤさんに、なんかものすごい派手な人達がいる、と思ったら、噂に聞いたバンキルポンの皆さんだったみたいです。バンさんとキルさんとポンさんの三人組と言う話を聞いたんですが本当なんでしょうか。でもグリヒルさんもグリさんとヒルさんじゃなかったしなあ。
よくわからなかったのが、ベラボーマンとかワンダーモモとかのコミックが展示されていて、懐かしのアーケード版が筐体そのままフリープレイで展示されていたブース。あとから聞いたら有賀サトシさんがサイン会やってたって聞いて、すごい並んでたけどなにそれ行けば良かった……。…………あ、でもそうだ。サイン会ってなにか買わなくちゃいけないんだろうなー、とか。なんだかちょっとよくわからない感じはありました。下調べしておけばよかった。
他のエリアは、協賛ブースは各国のマンガ事情が紹介されたパネルや実物の展示が行われているエリアで。台湾や香港の武侠コミック、イタリアやフランスなど、貴重な各国の出版状況のパネル展示が。
わけても「ブラックサッド」などが印象深いスペインのブース、もうすぐ出版の「I KILL GIANTS」の原画が展示されていたり、「スペインのマンガについて」のパンフがあったりとすごく力が入っておりました。ブースにいたお兄さんがきっと作画のニイムラさんに違いない。なぜかド○えもんネタのコピー本があったので、思わず頂いてしまいました。
そのほかのエリアは、アーティストアレイ、と言いまして、作家さんの言わば個人ブース。「ひよこぼっち」の濱元さんなど伺った事のあるお名前の方から、海外の同人サークルで参加の皆さんまで、数は少ないながら、皆さんすごいハイレベルかつ楽しそうなのが印象的でした。お客さんも。中には明らかにプロのアーティストさんもいて、原画の販売とかしているあたり、ああ、きっとコミコンってこういう雰囲気なんだろうな、と感心しきり。
ちなみに小プロブースは、サイン会でずっと人だかりでありました。
ともあれ、半分日本ではないような雰囲気を感じつつ。「I KILL GIANTS」は買わないとな、とも思いながら、楽しんできた次第でした。
ちなみにコミティアも楽しかったですよ! いきなり入ると速水螺旋人さんのブースがあったりとかしてびっくりしましたけど! こちらでがぁさん先生の本を買うのも目的の一つだったので、首尾良く行った上に先生御本人にも挨拶できて嬉しい限りでした。背後霊24時!が大好きで、と言うのを忘れていたのは残念でしたが。
ともあれ、あまり時間がなくてぐるりと回ったくらいでしたけども。つまりこちらは、創作のみオリジナルのみ、って言うくくりなんですよね。非常にでも、そこが回っていると面白くて。作曲家の人生のマンガ化とか、架空の商品の簡易マニュアルとか、なにやら防護服っぽいものを着た人が書いてある温泉ガイドとか。はっちゃけたオリジナリティが充填していて、自分こういう雰囲気すごい好きだった! って思い出した次第でしたよ。そういえば、デザフェスでお見かけした、バージェス生物と古生物攻めの方もいらっしゃいましたし。
通りを歩いていても、二度見して止まってしまう状態なんですが、思わずうッと呻いて購入してしまった(正確には追加購入してしまった)のがこちら。
いやこれは脊椎反射で買うでしょう。悩んだ時点ですでに負けてるでしょう。
ちなみにちょっと判りにくいですが、青は弥勒菩薩、黄色は薬師如来、そして赤は阿修羅です。まあうん、阿修羅を見たら止まれ、ってことですよね。
こちらを譲って頂いたところでは、山形の仏像特集とか、力強い独自の戦いが展開しておりました。こういうの同人誌の世界ですよなあ……。
とまあそんなわけで、思わぬ散財をしでかしながら(ほんとに予期していなかった……)、なんとかかんとか、次の用事には間に合うように帰宅した次第。
それにしても、いやほんと面白かった。デザフェスもそうでしたけど、コミティアも次にはまた行きたいなと。大変遅まきながらそんなふうに思った、風の強い日曜日でありました。
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コメント
私もコミティア行ったことがあるのですが
「ああ、これ、あるだけの金使うわ。そして買った本の置き場で困るようになるわ」
と最初の一回で悟ったのでそれっきりだったり。
とはいえ昔好きだった作家さん(掲載誌が潰れて新作が読めなくなった)の本と本人に出会えたりしました。
マンガ好きには面白いイベントですよね。
投稿: サトゥ | 2012.11.18 23:49
いやはやほんと面白いところでしたよ。現金持ってくとたいそう危険だ、って言うのもすごい納得しました。
お金を決め打ちで持っていって、予算の範囲内で買い物を…… いや無理だな。絞りきれない。うん。
僕も懐かしい、と言うか予想もしないものを見てびっくりしました。30girlの続きがまさか読めるとは。まさか予想外すぎましたよホント。
投稿: sn@散財 | 2012.11.29 22:38