サウンド・オン・ザ・クラウド。(☆☆☆)
「Amazon Cloud Player」日本でも開始、購入楽曲を複数端末で再生可能
Kindleのレポートも半分だけ書いて残り書いてない状況下なんですが。たまたま偶然、アマゾンのMP3ストアで音楽を買った次の日に、こういう発表があったと言うのも、なにやら面白い偶然の気がします。そんなわけで、こっちのお話です。
amazonでMP3を販売してるって話で、しかもDRMフリーらしい、って言う話は前から聞いていたんですが、別にiTunesで不自由してないし、管理もややこしくなりそうだし。別にいいかな、と思っていたのです。
で。普段動画サイトはあんまり見ない自分なんですが。こないだなにかのきっかけでお勧め動画を見て、そこで聞いた曲が気に入りまして。
わあ、これなんかいい曲だ。CDかなにか出てないかな…… と思って検索してみたら、amazonMP3が引っかかった、と言う訳です。ちなみに「嘘つきウサギと銀の檻」って言う曲でした。書いた人有名な人だったんですね……。
amazonのMP3ストア、しくみ、と言うかページの構造は、kindleストアにすごく良く似ています。
カートとかは特になくて、1-clickで購入するしかないところも一緒。このへんはデータ販売ならではの仕組みなんでしょうかね。DRMフリーなので、一旦ダウンロードさえすれば、MP3が再生できる機器であれば、何に入れても再生する事ができます。
購入するとダウンロードできるわけですけど、amazonにはMP3ダウンローダーというものがありまして。これを予めインストールしておくと、ここから購入したMP3データを再生できたり、ダウンロードの管理ができたりして、なかなかに便利。複数の曲を一気にダウンロードする場合、つまりはアルバムを購入するときには必ずインストールしておく必要があるのだそうです。
ちなみに、標準では「ミュージック」フォルダにダウンロードされる恰好ですが、例えばNASに音楽データを入れてたりとかして、iTunesの音楽フォルダを標準から変更している人もいるはず。ダウンローダーを設定すれば、ダウンロード先のフォルダを変更できるので、その点でも便利だと思いますよ。
さて、そこから一歩進んでのamazon cloud。Player。
変な言い方になりますが、こちらも、amazonで購入したKindleストアの、音楽版のような雰囲気です。こちらで直接音楽が聞ける事を考えると、こっちのほうがちょっと便利ですね。Kindleストアでも、PCで直接見られるようになればもっといいんですけども。
ともあれ、ここはただ眺めたり視聴したりに留まらず。ここでプレイリストを作成したり、ログインしているPCに、MP3データをダウンロードしたりすることができます。購入した楽曲データの中枢として稼働するわけですね。今のところはアルバム一枚分だけなので寂しいものではありますが。
ちなみに、ダウンロードするPCなどの端末は10台まで登録するできるようになっていて、PCの場合は先程のダウンローダーのインストールが必須になります。ダウンローダーのインストール→PCの登録→ダウンロード、と言う流れですね。初めての場合は。
とはいえ、MP3自体に著作権管理がかかっているわけではないので、使わなくなったら解除、と言うさばき方でも大丈夫ではないかと思います。
さて、このamazon cloud player、パソコンだけではなくスマートフォン版もあります。
こちらのプレイヤーはアプリになっており、起動してamazonアカウントをリンクすることで準備完了。
自動的にamazonクラウドにある楽曲をリストとして引っ張ってきて登録、選択する事でストリーミングで再生してくれます。
で、当然といえば当然なんですが、端末の中に入っている(amazonとは関係無い)音楽データも、表示させて再生させることができます。画面の上に「クラウド」「端末」って言う大きな切り替えボタンがあるのが判りやすいところ。このへんもkindleアプリと一緒ですね(ボタンの並びが逆ですが)。
PCの場合は、ダウンロードする時に登録が必要でしたが、アプリ版の場合はストリーミング再生する場合に登録が必要となります。
さてこのACP、曲をただ聴くだけに留まりません。
ストリーミング再生するのなら、ネット環境がないところでは聞けないンじゃ、と言うのは、確かにその通りなんですが。クラウド上にある曲はダウンロードボタンが表示され、簡単にデータを端末に降ろす事が可能。通信できない場所でも、下準備さえしておけばOK。
そしてもちろん、MP3ストアにもアプリからアクセスできるのですが、面白いのが「このアーティストをMP3ストアで検索」と言う機能。
いま聞いている曲のジャケットの横に表示されており、ここを押す事で(自動入力で検索しているみたいですけども)、MP3ストアで購入できる楽曲のリストが、ばっと表示されます。「この曲なんか気に入ったけど、同じ人の曲ってどんなのあるんだろう」って言う連想を、機能の中に組み込んじゃってるんですよね。ちなみにこの機能、クラウド上の曲だけではなく、端末の中に入っている音楽データでも普通に機能します。メタデータで自動で検索かけている、って言ってしまえばそれまでなんですが、こういうところの誘導は実にうまいなあ、と思う次第。
そんなわけで、音楽プレイヤーも非常に興味深く。amazonのいりき恐るべし、と納得した、amazon cloudでした。
1-clickでしか購入できない(なんか際限なく買い物しちゃいそう)のはちょっと引っかかるところですが、これはひょっとして、amazonギフト券を自分用に購入して、そのぶんまでしか買い物しちゃダメ、と言う風に自分に言い聞かせておけばいいのかな、とか思った次第。こんど試して見ます。
そんなこんなで、ちょっと使い込んでみたいamazonのお話でありました。
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