11月の読書録(☆)
超オクトーバーフェストのこともありますが、取り急ぎ月初恒例のこっちを。
とは言うものの、あれこんなに読んでなかったっけ、と思うくらい先月は本読んでませんでした。おかしいげっそり。
買ってはいるし、途中まで読んではいるんだけど、読了ははたしてしていない、と言うよくないパターンですな。気をつけなければ……
と思いつつ、先月の履歴でありまする。
11月 の読書記録
【読書状況】 6 冊読了 / 10 冊購入 【購入費】 28105 円
「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン 公式ガイドブック 上巻●世界編 (冒険者おうえんシリーズ)」
スクウェア・エニックス 1785 円
読了(2012-11-01) 評価なし
「甲子夜話異聞 もののけ若様探索帖 (ベスト時代文庫)」
伊多波 碧 ベストセラーズ 690 円
読了(2012-11-10) ☆☆☆★
甲子夜話には、続きがあった! 齢八十を数え、今や死を待つばかりとなった元平戸藩主・松浦静山。その庵を訪れた時ならぬ客は、はるかな若者の頃を共に過ごした物の怪達だった。末期の別れを告げに来たかと思えば、とんでもない。俺達もののけの話を随筆に書け書けと、やいのやいのの催促に。語られざる思い出を語る、松山静山の最後の日々が、いま再び始まる。何故かもののけばかりに異様にモテる、若き日の松山静山を主人公に、物の怪絡みの怪事件を描く連作もの。若き日の陽気などたばた騒ぎと、それを静かに思い起こす老人の姿のコントラストが印象的。妖怪奥女中軍団はコミックで見たい迫力です。
「伏 少女とケモノの烈花譚(1) (ビッグガンガンコミックス) (ビッグガンガンコミックススーパー)」
桜庭 一樹,hakus スクウェア・エニックス 610 円
読了(2012-11-14) ☆☆☆☆
江戸に潜む獣人・伏と、猟師兄妹との戦いを描く「伏」、こちらはコミック版。先行する物語と大きく異なるのは、浜路の兄・道節の立ち位置。このコミック版の頼りないコメディリリーフと言った趣きの他作品とは大きく事なり、殺生を厭わぬダークヒーローであり、戦いを躊躇う浜路を叱咤する存在。そのせいか、本作の浜路は、陽性が目立つ他作品に比べ、躊躇いと苦悩とを表に出しがち。浜路から見た伏を人間として描いているのは、劇場版での伏が、人間外だからこそ人間的であろうとする事とは、明確に違うベクトルを向いている感じ。
罪人を狩る事は罪なのか。原作プラスαと言う展開で長い話になりそうですが、行く末が気になるところです。
「玄庵検死帖 (中公文庫)」
加野 厚志 中央公論新社 760 円
読了(2012-11-16) ☆☆☆★
幕末の法医学者にして抜刀術の達人、その名は検死役・逆井玄庵。女ばかりが次々と斬られ晒される残虐な辻斬り事件に巻き込まれた玄庵は様々な陰謀に絡め取られ、いつしか清河八郎とその浪士隊の顛末を見届ける事に。
時代をはみ出した義侠の医師兼名探偵が、虚実織り交ぜたきらびやかな幕末の偉人達の間を生き抜いていく。しかし彼がそのはざまで追い続けるのは、あくまで理不尽に殺められた人々の無念ただそれのみ。やがて激動を迎える時代の中にあって、ぶれない人物像を描いた幕末ハードボイルドです。
「Kindle Paperwhite」
Amazon.co.jp 7980 円
読了(2012-11-23) ☆☆☆☆★
「BUFFALO Kindle Paperwhite専用 レザーケース ブラック BSTPKDT12LBK」
Buffalo 2980 円
読了(2012-11-25) ☆☆☆
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とりあえず、kindleを購入したのが先月の大きなトピック。
これを使って今後いろいろできれば、と思っております。
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