【ロボットイベントレポート】ROBOT JAPAN 5th観戦記【バンタム級・一回戦】
さてさて、午後はやや重いバンタム級。まずは最初、11試合がまず行われますよ。
一回戦第1試合
No.9 インフィニティ(芝浦工業大学SRDCチームインフニティ) vs No.17 韓国チーム
第一試合、韓国チーム(正確な名称はわからないままでした)棄権により、インフィニティの不戦勝となります。
一回戦第2試合
No.1 Joker(電気通信大学ロボメカ工房チームJoker) vs No.4 TERRA(TDUヒューマノイド研究部TERRA)
さて、これは似た構成の機体です。平たい肘先を持ったジョーカーとテラの対決。
しかしテラ、いきなりスリップ、起き上がりに苦しんだが、復帰した。ゆっくりと向きを変えようとする。テラ、両腕を突き出す、これはおもしろい、テラは肩で腕を前後にスイングさせて、前後に両腕突きを繰り出せるようになってるんですね。スリップしたテラ、復帰できない。タイムを申請、これで1ダウンを失い、1-0。
テラ、起き上がって調整を入れている。ジョーカーは自陣に戻り、この間待機。テラはちょっと頭のあたりをいじっていますが大丈夫でしょうか。
復帰、再開。素早く横を向いたジョーカー、カーブしつつ一気に駆け寄る、頭に引っかけるようなパンチで引き倒されるテラ、しかしこれはスリップに。
立ち上がったジョーカー、テラは大丈夫か。ここは苦しんだが復帰した。しかし動作再開するやリングの外へ、小林レフェリーに抱きかかえられながらリングアウト、これで2-0。
素早く仕掛けたジョーカー、テラの体に引っかけて横向きに倒すが、これはスリップ。しかしテラ、ちょっとアンニュイなポーズ。横向きに倒れたまま復帰できない、カウント4、ここでカウントを打ち切った。
復帰不能によりテラがノックアウト、ジョーカーの勝利となりました。
テラ、配線か電源系にトラブルが発生し、起き上がれなかったとのことでした。
一回戦第3試合
No.13 ウィルトス(芝浦工業大学SRDCチームウィルトス) vs No.6 月光(チーム東京電機大学NNO)
続いては千葉工大のウィルトスが登場。対するのは東京電気大の月光、これはまたちょっと変わった、円盤状と言うんでしょうか、そんな肘先を持つ機体です。これをどう使うんでしょう。
開始、素早く中央に陣取ったウィルトス、鋭い横付きからアッパー気味の突き上げ、これを凌いだ月光。逆にウィルトスの攻撃の終わりに打撃を重ねようとする。激しい突き上げ、しかし勢い余って月光スリップ、大きな腕先をうまく使って立ち上がる。
間合いが広い、両者ちょっと慎重になった。踏み込んでの突きを繰り出し、すぐに引くウィルトス。月光、スリップ。素早い横付き、しゃがんでウィルトスの猛攻を躱す月光、しかし起き上がった所で後ろからもろに貰った、1ダウン。
左右から攻撃の撃ち合い、スリップ、後ろに回り込みかける月光、腕を広げての構え、体勢が崩れかけた月光、凌いだ、かと思ったら、これは大変だ。月光の左腕が肩からもげてしまった。しかし止めない、試合をそのまま続行する、いやタイム、ここでタイムだ。月光のタイムにより2-0となった。
片腕になってしまった月光、これはあぶない、ケーブルでぶらさげたままだが、そのまま試合続行に。腕をぶらぶらさせつつ月光が寄せていく、これは、ウィルトスの攻撃で持ち上げられた月光、腕先に背中のケーブルがひっかかった。持ち上げられて肩から落ちた。足から落ちたが、衝撃で腕が完全にちぎれてしまう。
そのまま前向きにスリップした月光、片腕では起き上がる事が出来ず、もがき苦しみましたが復帰できず。テンカウントでリタイアとなりました。
肩の部分が、ネジごと持って行かれたのだそうです。なんていう。
続いての対決は、電通大のナーゲルと、ジョンさんの操縦するストームウェーブ。
これは非常に巨大な機体だ、イカリのような両腕と真っ黒なフレームの機体。対するナーゲルは調子がいまひとつなのか、ちょっと調整がぎりぎりまで続いています。無線が接続できないようです、大丈夫でしょうか。
ああ、ナーゲルが無線トラブルにより、試合が延期になることに。気合いを入れて抜いた上着をまた着る事になるジョンさん。
第5試合を先に行う事になります。
一回戦第5試合
No.8 葉月(電気通信大学ロボメカ工房Team葉月) vs No.19 Aerobattler(チームなぐ)
葉月の相手はまた事前の情報とは異なる、急遽登場のアエロバトラーだ。LEDフェイスが特徴的なこちらの機体、腕先がホッチキスのようなつかみ構造になっている。葉月は大柄で扁平なボディが特徴的な機体。
開始、両者にらみ合い。飛び跳ねるような動きで接近する葉月、ちょっと足が滑っているか、一方のアエロバトラーは地面すれすれからの一撃を狙う、後ろから仕掛けた葉月、自分がスリップしてしまう。横から突っ込んで突きを放つアエロバトラー、葉月は、ちょっと歩きがよろけているが大丈夫か、強烈なアッパーを一発、二発、しかし出きったところに一撃を貰った、葉月がダウンを奪われる。1-0。
横からゆっくりしたフックを繰り出しつつ、接近するアエロバトラー、正面を譲った、しかし葉月のパンチが遠い、しゃがんで躱す、あおむけに倒れる。軽快な動き、その場ジャンプで旋回するアエロバトラー。
葉月、横向きに接近。ゆっくりした突き上げ、アエロバトラー凌いだ、ぎりぎり、危ない、リング脇ぎりぎりで両者転倒に巻き込まれた、これはレフェリーが分けて中央へ。
残り20秒、葉月の立った足の付け根に、倒れ込みざまに突き上げを入れてダウンを奪う、葉月ダウンを失う。
ここでそのまま時間切れ、2-0でアエロバトラーの勝利となりました。暗転したリングに、アエロのLEDがきらびやかに光る。これで試合終了となりました。
葉月チームはバトル初参加、とのことでした。
一回戦第4試合
No.2 Nagel(電気通信大学ロボメカ工房チームNagel) vs No.18 ストームウェーブライト(ジョン)
というわけで、改めてナーゲルとストームウェーブの対決です。これでライトと言うんですから、もっと重いのがきっとあるんでしょうね。さあジョンさんの気合いが入りました。試合開始です。
さあ開始、いきなり接近していったストームウェーブ、一撃してナーゲルがひっくり帰るほどの一撃。
再開、再度突っ込んでいったストームの一撃でナーゲルがしゃがんだままひっくり返ってしまう、復帰できない。ストームが腕を激しく振ってかかってこいとアピールするも、ナーゲルはそのまま復帰できず。試合終了となりました。
ナーゲル、作ったばっかりの基盤ということもあり、倒れた拍子に無線が切れてしまったのだそうです。
一回戦第6試合
No.5 巴(東京電機大学) vs No.14 ベイオネット(芝浦工業大学SRDCチームベイオネット)
第六試合は、巴のリタイアにより。ベイオネットの不戦勝となります。
一回戦第7試合
No.10 プラリオーゼ(千葉工業大学文化会総合研究会のプラリオーゼ) vs No.15 カイレイ(ダイダラ)
続いての対決、プラリオーゼとカイレイの対決。カイレイは衣装を着たデザインの機体、プラリオーゼは、これはまた、なんというかいかにもロボっぽい、プライヤー的な腕を持った気体です。
激しく動く両者、中央での押し合いになっている、ちょっと離れたプラリオーゼ、しゃがんでの突きで掴みにかかる、カイレイもゆっくりした動きながら、相手を抱えにかかる、投げを狙う両者、どうした、プラリオーゼが動かない、タイムを申請。
プラリオーゼが整備に入る、カイレイは歩いていますが、ちょっとスリップしてしまう。あまりカイレイも調子がよくなさそう。さあ、整備が終わった。プラリオーゼ復帰、旋回しつつ近づいてい、背中から一撃、カイレイを押し崩してダウンを奪う、1-1。
再開、近づいていくプライローゼ、少し離れた、正面からカイレイを捕まえようとする、強烈なアッパー、背中から近づいた、もう一撃。これで2ダウン、2-1
。あれ、どうした、プラリオーゼが動かない。大丈夫か。動けない、無線トラブルか、カイレイがスリップ、起き上がる。ファイトの声がかかるが、プラリオーゼが立ったまま。カイレイ、近づく。仕掛けられるか。カイレイも足がおかしいようで、攻撃の位置に近づいていけない、真ん前、背中を向けて立った、頭突きを試みる。横を向いた、あー、攻撃、しかし足首、膝のようだ、膝がおかしいのか、攻撃に入れない。起き上がれるが攻撃に入れない、残り5秒、転んだ、カイレイ前向きに転倒したところで、ここで時間切れ。
動作できない状態で粘ったと言うか、持ちこたえたと言うか、とにかくプラリオーゼの勝利に。
カイレイ、足は踵の調子がおかしかったのだそう。はからずして不調同士の対決になってしまいました。
一回戦第8試合
No.16 ジャスティア(芝浦工業大学SRDCチームジャスティア) vs No.7 ガーゴイル・ミニ(吉田ファミリア)
つづいては第八試合。やってきました、芝浦工大の左右非対称機、盾と爪を左右に装備したジャスティアの登場。対するは吉田さんのガーゴイル、ロングリーチタイプの大型機のパイオニア的存在です。
さあ開始、まずは真横に真変えた両者、下からの突きの応酬、ジャスティアの盾の、さらに下からガーゴイルが突き上げを狙う、両者離れた、近づいては盾と爪先同士をぶつけては下がるような展開。しかしガーゴイル、下がり際、勢い余ってリングから転落した、これで1-0。
再開、あれ、どうした、ジャスティアが動かなくなった。その隙に足首を捕らえたガーゴイル、これでワンダウン、いや、ジャスティアのタイム申請が先だった。
1-1、整備しての再開。ちょっと距離を置いてのにらみ合い、ジャスティアが接近していく、ガーゴイルが一撃、足下からの叩き合いになった、下がるガーゴイル、大きく浮いたが凌いだガーゴイル、もう一撃、浮き上がって、仰向けに落ちる、2ダウンになった。
2-1。左右に機体を振って隙を伺うガーゴイル、ジャスティアが突き出しての攻撃、盾を繰り出して、なんてことだ、盾を上げたきりジャスティアが止まってしまった、これは、ジャッジからは、やめ、の指示が。なんとジャスティア、動作不能によりリタイアの自己申告が。
有利なカウントで進めていたジャスティアでしたが、無線トラブルで復帰できずとのこと。惜しくも敗北となりました。
無線の部品がもう売ってないとのことで、残念ながらトラブルを抱えての敗北となりました。
一回戦第9試合
No.9 インフィニティ(芝浦工業大学SRDCチームインフニティ) vs No.11 ガルー(チームくまま)
さて、さきほど不戦勝のインフィニティが登場。対してしまうのは今年も暴れ回るか、カーボンブラックに赤の差し色、ガルーの登場です。
開始、まずはインフィニティ、慎重な動きで中央に…… あれ、調子がおかしいか、ガルーもちょっと様子を伺うような足取りで近づいていく。足下から突き上げる一撃、もう一撃、インフィニティが滑って飛んでいく、これで1ダウン。
再開、ちょっと距離が遠い。体を大きくひねって近づいていこうとするインフィニティ、しかしその機体の背丈に合わせるように、大きく屈んだガルーが腕先をつかんで捕らえた、これで2ダウン。足を静かに動かし接近していくインフィニティ、しかし攻撃で伸ばした腕先を、すっと曲線を描いたガルーの腕先が捕らえた。
これで3ダウン。ガルーの勝利となりました。
一回戦第10試合
No.3 Cavalier(チームえまのん) vs No.18 ストームウェーブライト(ジョン)
さあ、続いての勝負はキャバリエ、要塞に準えられる大型機体の登場だ。対するストームウェーブもかなりの巨体。巨大対決です。
さあ、ジョンさんの気合いとともにに試合開始、前後に距離をとりつつ接近するストームウェーブ、中央に陣取ったところでキャバリアを狙う、胴体で捕らえた、リング下まで飛んでいく、これでダウン。1-0。
背中に仰向けに縮むような動き。これで凌ぐが、立ち上がりかけた所を一撃貰い、これで1-1。しかし直後にキャバリアが一回転するほどの一撃を貰う、横突き、これで2-1に。
ストームウェーブ大きく引いて待ち構える、キャバリアの一撃を吹き飛ばす、転がったあと起き上がるキャバリア、ストームウェーブも転倒してしまう。
分けて再開、キャバリアが突きを繰り出しつつ近づいていたところに、前から腰にどすんと一撃、これで3ダウン。
3-1、ストームウェーブの勝利となりました。
「強い相手と戦ったのが敗因ですね。弱い相手を募集しています」とえまのんさんでした。
一回戦第11試合
No.19 Aerobattler(チームなぐ) vs No.12 クロムキッド(チームくぱぱ)
さあ、一回戦最後の試合。先程の勝者アエロバトラーと、最後のシード選手・クロムキッドの対決です。
開始、まずは横向きに構えた両者、なかなか寄っていかない、左右に向きを大きく旋回するクロムキッド、寄った、一気に掴みに入った。腕先をがしっと捕らえて、そのまま持ち上げて崩す、ダウンを奪う。1-0。
再開、近づいていくクロムキッド、攻撃を繰り出しつつ、徐々に距離を詰める。腕先での攻撃、背中向きに押し崩すように入った、これで2ダウン。
再開、左右に距離を伺う、これは、しゃがみながら伸ばしたクロムキッドの爪の先が、動きかけたアエロバトラーの腕先を捕らえた、一気にひっくりかえて崩した! これで3ダウン、3-0。
流れるような連続攻撃で、クロムキッドの勝利となりました。
さあ、これで一回戦が終了。
続いて準々決勝、四試合となります。
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