【ロボットイベントレポート】ROBOT JAPAN 5th観戦記【フライ級&バンタム級・三位決定戦・決勝戦】
さて、ここからバトルの総仕上げ。
フライ級・バンタム級、それぞれの三位決定戦と、決勝戦が行われます。
三位決定戦
セアル(チーム零型) vs Fenter(千葉工業大学文化会総合工学研究会)
さあ、三位決定戦。セアルとフェンターの対決からスタートです。
開始、まずはゆっくり横を向く両者、中央に持っていくフェンター、先に中央に陣取った所にセアルが寄っていく、腕先同士の叩き合い、フェンターが押し崩される格好でスリップ。
再開、フェンター、ちょっと無線が弱いか、動作が聞かなくなった、横突きを繰り返すセアル、腕先がちょうど、フェンターの頭の空洞に突き刺さった格好で止まってしまった、レフェリーの指示で、両機分ける。
再開、横向きで待ち構えるセアル。連続の突き、体勢を崩した所にもう一撃、これで1ダウン。1-0。
再開、フェンターは起き上がりに苦労している、起き上がった、後ろからの突き、セアルが凌ぐ、これは攻撃に入った腕が地面に着いてしまった、フェンターがスリップ。
下がったセアル、ちょっと距離を取った。詰める、セアルが一気に詰めた、両腕パンチ、これはフェンターが巻き込んだ格好、両者倒れるもスリップ。
再開、セアルなおも詰める、肩への攻撃、これもスリップ。胸板へのパンチ、フェンターぎりぎりで凌ぐ、しかし回復しきらない内に連打を貰いダウン。2-0。
再開、残り30秒、と言うコールと同時に、腰に一撃を貰い3ダウン。
これで3-0、セアルの勝利となりました。
さあ、これで三位はセアル、四位がフェンターとなります。初参加で緊張しました、とフェンター。
三位のセアルに賞状が送られます。さて問題は、ロボットジャパン名物の副賞ですが…… ええと、築地ラー油キクラゲだそうです。なんですかラー油キクラゲって。「ちゃんとパックされてるのでうれしいです」と零型さんでした。
さあ、続いては。フライ級の決勝戦です。
決勝戦
オー(チームオークン) vs フリージア(千葉工業大学文化会総合工学研究会)
さて決勝戦、開始直後から一気に攻めていくオー、フリージアは、やや下がって躱す格好。フリージアがスリップ、振動も止まったかフリージア、横突きの距離感で小競り合い、オーが離れた、再び接近するがスリップ、これはどうだ、オーの攻撃がフリージアの体に引っかかった。これはレフェリーが分けたが、分けた拍子にケーブルが外れてしまった。時計を止めて修理に入る。ケーブルをつなぎ直して、そのまま再開。
左右に分かれた両者、慎重、一気にオーが攻めていった、スリップしてしまう、一寸足下がしっかりしていないか、攻撃の直後にフリージアがスリップ、起き上がる。
あれ、どうした。フリージアの足首がおかしい感じだ。起き上がれないか、ここでタイム。1-0になる。
ちょっと線がおかしいのか、調整、しかしリングに置かれた直後に、がくりと倒れてしまう。どうもよくないか、左足首に力が入っていない様子。足を広げていますが、角度がおかしい感じ。
あれ、まずい。フリージアが申請する、あー。試合続行不能、と言う事で、フリージアがギブアップ、敗退して二位。オーが勝利となり、すなわち優勝となりました。
まだ緊張しています、とオーさん。セコンドのジョンさんが通訳というかだいたい語られておりました。ちなみに優勝賞品はおさかなチョコレート。
二位の賞品は、味付け干し貝柱だったのだそうです。「次回はチョコレートを獲りにゆきます」とフリージアチームでした。
これにてフライ級は決着。続きましてはバンタム級です。
三位決定戦
プラリオーゼ(千葉工業大学文化会総合研究会のプラリオーゼ) vs ウィルトス(芝浦工業大学SRDCチームウィルトス)
さあ、どちらも大きな機体同士の対決だ。プラリオーゼとウィルトスがリングに上がってきた。
まずは積極的に押していたのはプラリオーゼ、ウィルトスはいい距離を取ろうとする、やや離れた距離から、下から攻めていくウィルトス、プラリオーゼは下がって距離を躱す、深く入った、ウィルトスの一撃が膝下を狙うが、立ち上がった所にプラリオーゼが一撃、弾き倒してウィルトスを倒す、1-0。
続行。にらみ合い、距離の取り合いになった、小さく詰めていった、ウィルトスが連打でプラリオーゼを引っ繰り返す、これはスリップになった、ウィルトスが連打、プラリオーゼが距離を離す。下からの攻撃、今度はこれは入った。プラリオーゼの腕先を下から持ち上げて、ひっくり返す、1-1に。
再開直後のラリー、プラリオーゼがリングの外まで落とされ、2-1。ウィルトスが有利になった。
しゃがんでプラリオーゼの打撃を躱すウィルトス、再びの距離を置いての睨み合いになった、腕先がぶつかる、再びの睨み合い、これはスリップ、ウィルトスが腕先を弾き飛ばされて倒れるが、打ちこんだプラリオーゼもスリップ、両者スリップ。
ウィルトスが下から突き上げ、これを上から押さえるプラリオーゼ、両者スリップになった、これは! 交錯から背中からの一撃、ウィルトスがダウンを失う、2-2。
ついては離れる試合運び、ウィルトスが下がる、起き上がったところにプラリオーゼがのしかかり、両者スリップになった。ここで時間切れ。
2-2、決着つかず。さあ、ここにきて今大会初の延長戦です。2分間のサドンデスマッチに備え、待機するプラリオーゼに対し、ウィルトスは念入りに調整を行っています。
さあ、再開。激しく動き回るプラリオーゼ、ウォルトスが慎重に待ち構える、引いた、プラリオーゼの一撃を、下がって躱すウィルトス、間合いの読み合いになっている、両者なかなか手が出ない、出しかけたモーションを戻すウォルトス、腕先が伸びたところを倒されますがスリップになる、巧みに重い一撃をかわしていくウィルトス、巧みな動きでうまく躱す、膝下からの一撃、これはスリップになった、今度は下から崩しにかかる、プラリオーゼが倒れるが、これもスリップ。
離れたプラリオーゼ、にらみ合いになっている、誘いの一撃でカウンターを誘う、さあプラリオーゼが攻め込んでいった、ここで来た、打撃を躱して体を入れたウィルトスが、胸板を突き上げるようにアッパーカット、あおむけにプラリオーゼを倒し、ウィルトス、死闘を制しての勝利となりました!
バンタム級、三位の商品は…… あれ、フライ級と別ですね。コットンキャンディ?
「コットンキャンディって書いてあるので、コットンであるかキャンディであることは確かですね」「過去最高に軽い商品であることは確かだと思います」とチームウィルトスでした。
残すところ一戦。バンタム級決勝戦です。
決勝戦
クロムキッド(チームくぱぱ) vs ガルー(チームくまま)
さあ、今年も決勝戦はこのカードになった! クロムキッドがリングの上に、そしてガルーが………… あれ? なんか小さいガルーがリングに一緒に上がってきました。マゴガルーなのだそうです。なにかに使うんでしょうか。リングのコーナーに置いたままのマゴガルーに、「これでいいんでしょうか」ときつつき師匠。「さあいきましょう」と小林レフェリー。鬼スルーで試合開始です。
さあ、開始、両者真横に構えた、にらみ合い。素早く中央へ行った、同時攻撃、ガルー下がった、クロムキッドが詰めていく、腕先が絡まった、ガルーが旋回してひっくり返った、クロムキッドがまずダウンを奪う、1-0。
再開、大きく広い距離、全く同時の突き上げを繰り出す両者、互いにやや弾かれて下がる。クロムキッド下がった、中央に戻していく、下からの突き上げ、クロムが下がりガルーが寄る、同時攻撃、絡まった、分けた。クロムが下がる、なおも同時に突き上げる攻撃、今度はガルーが仕掛ける、下からの攻撃がクロムの腕を掴んだ、ガルーのほうがくるりと回った。スリップ。
クロムが詰める、ガルーがやや下がって躱す、そしてさあ突撃した。横突き、これを躱す両者、同時に横突き、腕を突き上げる、あっとガルーがスリップ。立ち上がる。
再開、クロムか一気に距離を詰めた、殺到から持ち上げの一撃、しかしガルーがしゃがんで凌ぐ。ガルーの間合いから早く離脱するクロム、しかし今度はガルー、クロムの腕先を捕らえた、ぐるりと一回転してクロムが沈む。1-1。
足首から行った、クロムの一撃がガルーの足首に決まった、2-1。
残り20秒。睨み合いになった、やや距離を嫌う、下からの一撃、クロムが攻める、ガルーが反撃、激しい打ち合いになってる、クロムキッドが徐々にリング脇に追い詰められていく。姿勢を下げて、あっと、しゃがみかけたところにガルーが一撃、下がるクロムをひっくり返した、2-2、2-2になったところで時間切れ! 決勝も延長戦に入ります。
この延長戦、休憩なしですぐさま突入です。
開始、横を向いて距離を計る両者、クロムが回り込み接近する、やや離れた、クロムが追撃。この突っ込みざまの一撃がガルーの足下に決まった。足下から崩れるような格好で、ガルーがつんのめって倒れた、これが決勝ダウン!
目にもとまらぬ高速決戦を制し、これでクロムキッドの勝利となりました!
今日はあまり緊張せずできました、とくぱぱさん。副賞は…… ええと? コガネウニホタテだそうです。
そういえばあれはなんだったんでしょう。「なんでマゴガルー出てきたんですか」「なんとなくです」。なんとなくだそうです。
ちょっと踏み込み過ぎたかもしれない、とくままさんでした。
さて、さてさて。これでバトルはすべて終了となりました。
続いてはロボットダンスとなります。
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