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2013.04.03

第一部・完! ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上4(☆☆☆)

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上4

 深手を負い仲間を奪われ、苦難に耐えるニンジャスレイヤーに、突然タイムリミットが突きつけられる。残された道はただひとつ、悪の巣窟トコロザワピラーへの正面突撃。
 かつての強敵達が、シックスゲイツとソウカイヤの軍勢が、最強無双のラオモト・カンが、さらには内なる最大の敵までが、孤立無援のニンジャスレイヤーを待ち受ける。
 復讐の道に退路無し、過ぎ去った後には亡骸も無し、ニンジャスレイヤーはすべてを殺す、最後の決着へと突き進む!


 昨年秋から刊行されてきたニンジャスレイヤー書籍版、第一部堂々の完結編。電子版から追いかけてきた方も、書籍版から追いかけてきた方も納得の結末なのではないかと。
 長く長く戦いが続く最終エピソードの圧力こそが最大の見所。ともすれば単調にもなりえる最終盤の展開を、一気に読ませる筆の強さにただただ脱帽です。

 書籍版オリジナルのエピソードは2本。
 これまでもちょくちょく名前の登場してきた過激派バンド・カナガワに纏わる惨劇と、それぞれ人気のサブキャラクターである、ジェノサイドとヤモト・コキが共演するストーリー。
 カナガワのエピソードは、意外な脇役がクローズアップされる内容もさることながら、特にそのあとの「ネオサイタマ・イン・フレイム」の補足的な役割も果たしている一作。
 ジェノサイドは書籍版の加筆や修正で、連載時よりも特に力が入ったキャラクターと言う印象がありますが、この「トレジャー・エブリー・ミーティング」での活躍ぶりは見所です。我が道を行くゾンビーニンジャのジェノサイド、強く理不尽でかっこよいのですが、ちょっとかわいいんだまた。

 ちなみに加筆部分は、特に最終章の「ネオサイタマ・イン・フレイム」にて顕著です。
 恐らく連載時にはスピード重視で大幅に省略されていた部分がかなりきちんと加筆されており、このあたりは書籍版との読み進むテンポが違う事を考慮した結果なんじゃないかな、と思います。
 その他、ちょっとした細かい言い回しや台詞に修正された部分も結構あり、個人的にはドロイド関連の修正が、なにやら伏線の雰囲気などもあり。ちょっと色々気になっております。

 ともあれ、一気に駆け抜けるように刊行された書籍版、その卓日を見事に飾ったこの第四巻。次に続く展開も楽しみな、一気に読み抜きたい作品であります。また最初からちょっと読み返してみてみたいですね。いろいろ気付くことがありそう。

 とはいえそれにしても、第二部や第三部の中の回想シーン、それにニンジャ名鑑などを見る限り、まだまだ第一部には未発表のエピソードがありそうなんですよね。ロブスターは別にしても。
 これらの未発表の物語が、たとえば書籍版第二部の追加エピソードのような形で発表されるのか、それとも今後web上で追加発表されていくのか。いずれにせよ、こちらも楽しみであります。

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