【イベントレポート】アメコミnightアーマーウォーズ:第二部(アーマーウォーズ編)
「コスプレの方の撮影会もひと段落したところで」 そんなことしてたんですか。
というわけで、第二部開幕です。
まずはアイアンマン3、のタイアップCMの話から。
ベライゾンのタイアップCMで、男の子がなんかいろいろあって、自分で部屋にこもってアーマー作ってアイアンマンになっちゃって、空から颯爽と登場、って言ういかしたCMです。なにしろアーマー自分で作っちゃうし。アーク溶接して。
そして翻って日本、有名な名古屋のナナちゃんがアイアンマンの格好をしている、と言う話題から。「アイアンマン3が世間でどのくらい盛り上がっているかわからない」と。とはいえアイアンマンは確かに浸透していて、たとえば子供が(今日のすぴ豊さんの恰好を見ても)アイアンマンとわかるくらい浸透しているのだそう。
で、ウルヴィーは逆にジャックマンのイメージが強すぎて、おおもとのキャラクターが浸透しきっていないのだそうです。データイーストのゲームまで引き合いに出てきて、「アメコミのゲームって悪役まで使えるんだな、と」。
と言う話から、事前告知していないで、とスペシャルゲストが登場。グレンラガンの監督、今石洋之さんがだしぬけに登場です!
トーク陣の中央に陣取った今石監督。「コヤマシゲトさんとはアメコミ仲間で、あれこれ話をしていうとマッチョとトゲになってしまう」んだそうです。さて追加の飲み物も来たところで、改めてアイアンマン3に乾杯。
「忘れてた忘れてた」と、ここでプレゼント追加の告知。色紙に描かれてるのは、今石監督画のハルクバスターアーマー! マッチョ度増量!「ハルクバスターが嫌いな人なんかいないですよ!」とテンションだだ上がり。
さてそこで、気を取り直して今回の主題です。
今回は映画の話とはちょっと離れて、アイアンマンには欠かせないアイアンマンアーマーの大特集。
原作コミックス版にアーマー(主にメインストリームのアース616)のアーマーを紹介し、トリビアを交えつつ追いかける、と言う、そういう進行になるのだそうです。これはおもしろそう!
というわけで、スライドで1~2体のアーマーを紹介しつつ、杉山さんがコメントを行う、と言う、ちょっとぶらぶら美術館みたいなスタイルで紹介していきます。
まずはなにより元祖から、マーク1とマーク2のアーマー。灰色のおばけっぽいのです。
ベトナム戦争で捕虜になったトニーが作った、1963年製のアーマー。「この絵じわじわ来る」と。必ずちょっと傾いているポーズと言う話になりますが、「プロレスラーっぽい立ち方」「デザインにルチャが入っているんじゃないか」とのこと。
最初は灰色だったんですけど、「灰色のハルクみたいじゃん」って言うことで、金色のマーク2になったんだそうです。
肩にアンテナがついてる、って言うところに着目して、その頃は、リック・ジョーンズハム無線でアベンジャーズ召集してた、っていう話に。そんな話が……。
そして一気に派手になった、赤と金のマーク4アーマーに。すでにマーク3が飛んでいますが。このあたり、「メカを着てるけど、筋肉は譲れない」感、ロボなのに金色のタイツっぽい感じが、すばらしいと言うか、マニアにはたまらない由。
とはいえ、こちらも登場直後、まだ1963年の頃です。この頃は充電の描写とかもすごくて、トニー、アーマーのエネルギーが足りなくなると、そのへんのタップにコンセントさして充電していたんだそうです(※アニメ版の描写)。
マーク4だと鼻があるですね、とか、トニーの目が見えるですね、とか。「マーク4だと乳首が黄色い」とか。いやそう見えますけどでも。「胸の辺りが顔に見える」と、そのあたりも話題に。この話題はあとで、別のアーマーのときもう一度出てきます。
さて、年代は70年代に。一番手を飾るのはマーク5アーマーです。
一瞬だけ灰色のマーク6アーマーになりますけど、70年代はおおむね、このマーク5一丁で通したのだそう。フィギュアやイラストなど、後になるまでの基本デザインになったみたいです。
機械感と筋肉感のバランスが絶妙という事で、「腰のところに超電磁ヨーヨーっぽいメカがついてるのがいいですね」と。肩のあたりについている輪を見て、「肩のあたりの鉄感が」と言う単語が飛び出す。
「鉄感!」「セクシーコマンド的な」「子供は肩が立ってるの好きですからね」と。ここで肩になんかでっぱりがついてるキャラ特集になり、ロビンマスクから始まってグレンダイザーになり、そして日向小次郎が出てきて「クワトロ大尉も!」「杉ちゃんも!」って。
たちまちのうち、なんというか、アイアンマン=シャア説が立ち上るトーク陣。
「赤と金だし」「次いきましょうか」。
続いては80年代、バリエーションが増えてくる時代です。最初に出て来るアーマーも、スペースアーマーにステルスアーマーとバリエーション展開。
リパルサーレイの紹介をしつつ、「アメコミのヒーローってだいたい目から謎ビーム出るじゃないですか」と。
つづいてマーク7、みんな大好き赤と銀のシルバーセンチュリオンアーマー、そして新定番デザインのマーク8アーマーが登場。80年代末の定番となる。足首の感じが80年代っぽい、と。
再びバリエーション展開、水中用のハイドラアーマー(アーマーの上にさらに潜水服を着ている感じ)には皆さんご不満の様子。「アーマーインアーマーですね」「技術退化してませんか」「宇宙はあのまま行けたのに」と。
ステルスアーマー2。ブースター背負ってますけど宇宙用でしょうか。
さらに「完璧超人みたいなのが出てきましたけど」と、なんともいえないデザインのピースキーパーアーマー。なんていうか、ドリルやプライヤーみたいなアームがいっぱいついている、非常になんともいえないデザインのアーマーです。
「アオシマのプラモデルみたいですね」「鷹の爪団というか。コレジャナイアイアンマンみたいですね」と。これ正体よくわかんないんだそうです。
そしてスペースアーマー・マーク2。ロム・ザ・スペースナイトって言う、別のヒーローっぽいデザインなんだそうですよ。
そして時代は90年代へ。スリムなデザインのモジュラーアーマーと。みんな大好きハルクバスターアーマーが登場です。
ハルクバスターアーマーはその名の通り、トニーがハルクと戦うために作った専用アーマー。94年に初登場し、モジュラーアーマーの上に増加装甲を被せる事で、グレート合体的にハルクバスターが完成するんだそうです。
「それで、ハルクバスターはハルク倒せるんですか?」「倒せないですね。だいたい壊されるだけですね」 だめですか……。
猪首と言うか、そもそも首がないデザインは、最初は拒絶反応があったけど、じわじわきた、と。「やせたジャガーノートに用はない」と言う話題になります。
そして時代は仕切り直し、別世界に転生した「ヒーローズリボーン」シリーズ時のプロメテウスアーマー、さらに外連身のあるデザインのスキンアーマー。それぞれ1997年と2000年だそうです。
ここでさっきの話題が再燃。スキンアーマーの胸がゴン太くんの顔に見える、と、驚愕の指摘が。「確かに見える!」と。
ここまでいろいろバリエーションがあるのに、実際には性能差があまりない、と言うところがすごい、と言うコメント。デザインは変えても性能があんまり変わらない、と言うのも、「アメコミの愛すべきところというか雑なところですね」と。
そしていよいよ現在に近くなってきました。2000年代に入り、アイアンマンの人気が上がってきた頃のアーマー。モデル29に、アブラティブアーマー。モデル28、太い足首がりりしいハイグラヴィティ・アーマーも。
さて、次のモデル30がエクストリミスアーマー。「エクストリミス」は最近邦訳が出たシリーズで、アメコミnightから帰るその足で買っていきましたけども、アイアンマン3の話のアイデアにもなった、有名なストーリー。このアーマーは2006年初登場で、ちょうど同時期の、映画版アイアンマンのデザインにも大きな影響を与えたのだそうです。
さらに続いてアイアンマン軍団、マーク31から35まで、見開きに五体並んで一気に登場。ど真ん中にはハルクバスター2が鎮座します。でかい。この五体、アイアンマンから遠隔操縦できる様になっており、アルゴノーツと言うアイアンマンだけチームになっていたんだそうです。各アーマーはそれぞれ地中用や水中用、対ハルク用など、別々の用途がつけられているのだそう。かっこいい。あまり活躍しなかったそうですけども……。
続いてはクロスオーバーのアニメシリーズに登場したらしい、アンチトランスフォーマーアーマー(なにやらサンダークラッカーと戦ってました)、さらにハルクバスターの超大きいアーマーも。
ちなみに持ってこなかったもので、マンガバース版のアーマーもあるんだそうです。アベンジャーズ各自の大型メカというかアーマーというか、ぶっちゃけロボが出てきて、最後にぜんぶ合体して超巨大アイアンマンになるのだそう。
さらにマンガバース版には別バージョンもあって、そっちはアイアンマンが超巨大合体してデンドロビウムみたくなるんだそうです。なにそれみたい。
そして最近のモデル39に、最新のシリーズで登場する、黒と金のモデル40アーマー。さらにガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーに出演する時の宇宙用アーマーが登場、このあたりが現行の最新モデル、と言う事ですね。
そして最後に出てきたのが、顔がない巨大サイズのフェニックスキラーアーマー、アベンジャーズvsX-MENで登場した、イデオンみたいな超巨大アイアンマン。宇宙生命フェニックスを撃破するために、トニーがこつこつ作ってた巨大アーマーです。好きだなあ……。
最後は黒と金のヘビーデューティーアーマーが登場。これでアイアンマンアーマーの紹介は一段落。「歴史があるわけですねー」と締めとあります。
さてさて、しかしまだまだ続きます。ここからは映画版に登場する、と言うか、するのであろう、公式サイトなどで紹介されているアーマーの紹介が始まりますよ。
まずは予告編に登場するアーマーのうち、ハルクバスターといわれていたマーク38(猫背で胃首のやつ)。こちらはハルクバスターではなく、イゴールいう名前なのだそう。
公式サイトでは、映画に登場するアーマーそれぞれが紹介されているコーナーがあるのだそうで、その中で紹介されているのだそうです。
歴代アーマーの紹介、まずは、さすがにアンテナもないものの、左右非対称のデザインに手作り感があふれる、みんな大好きマーク1に、きちんとCADで設計して作った銀色のマーク2アーマー、のちのウォーマシン。「まかないみたいなものですよね」とマーク1はやっぱり皆さん好評です。
そして赤と金のマーク3アーマー、アイアンマン1で最後に登場するバージョンですね。基本的なデザインはマーク2と同一で、材質とカラーリングのみ変更、と言う設定。
続いてアイアンマン2、冒頭から登場する、改良型マーク4アーマー。そしてみんな大好き、トランクから出てくるマーク5アーマー。ここでネタとして、かなり前の原作コミックで、トニーがアイアンマンの部品をテーブルに並べて、もりもりと装着するシーンの紹介が。
金属のはずの部品の、しわがにゅーっと伸びてガチンと合体する様子に、「ルーズソックスですよね」「アンテナ立ってますね!」と四方からいろんな突っ込みが。
「アイアンマンの映画見てないって人、この中にいますか」という質問に、会場の挙手した人はまさかの0人です。
そしてアーマーの紹介に戻り、まずはアイアンマン2の後半で完成した、胸の逆三角形もかっこいいマーク6アーマー。
そしてアベンジャーズで、逆転のために颯爽と出てきたマーク7アーマー。足のブースターとか胸のデザインとか、いろいろな理屈を合わせようとやっていった結果、スタイルが悪い、というか眠いデザインになってしまったのだそう。
そしてそして、アイアンマン3で初登場となるアーマー群が、ざらっとデザインとともに紹介されます。
映画版で登場するアーマーは、すべてマークxxと言うナンバーが通しで入っていて、さらにニックネームがついているものがある様子。
マッシブなデザイン画が印象的なマーク17、、マーク33ことシルバーセンチュリオンアーマー。そして、ばかでかいアームを装備したシルエットが印象的なレッドスナッパー(ザリガニの意)、「腕がいったん縮んで、がっしゃーんって行くんじゃ」「薬莢飛んでほしいですね!」と。
アーマーを一杯出すのは監督のアイデアで、ダウニーも「マジか!」と思ったのだそう。ホットトイズはなんか全部(映画関連で15種類)出すつもりなのだそうですよ。本気ですか。
そしてみんな大好き、猪首のイゴールです。こちら、なぜか青いカラーリング。見た目の割に動きがかわいいってことで、ちゃんと稼働フィギュアが出るそうですよ。
いろんな噂が流れている中に、なんでもトニーがデストロイヤー(アスガルドのロボット。目からビーム)のデータを盗み出してアーマーを作った、って言う設定が(生きているかどうかはともかく)あったらしくて、原作のソーバスターアーマーとかアスガーディアンアーマーに相当するものなのでは、と言うこと。
「デンジャーマーク(重機についているみたいなやつ)ってふつう腕先とかにつくけど、腿についてるじゃないですか」「股間にはついてないんですね」みたいな話に。フィギュアもお求めやすい値段で出てくれるといいなあ、と。
そして一気にフューチャーナウっぽいデザインな、、宇中服っぽいデザインに変更になった白と黒のジェミニ。「肩のデザインが90年代っぽい、士郎正宗っぽい」と。「宇宙用ですから口とじてますね」とも。
続いて登場、これはゲームのほうに出てくるものですかね。なにやらダークな雰囲気のショットガンアーマー。
そして最後は、今回の主役・マーク42アーマー。赤金がベースなのは変わらないながら、かなりの部分が金色で覆われているアーマーです。
「アメリカより早いですね」「日本が一番早いですかね」
「いや中国の方が早いんじゃないでしょうか」などと言う話をしていたら、なんとニュージーランドではもう公開しているのだそうです。マジか。
木曜日は朝11時から、プレミアム公開が行われるのだそう。米国でのプレミアイベントに会わせているのだそうですよ。
さてさて、ここで第二部終了…… の前に、新作アニメ「ライズ・オブ・テクヴォア」の紹介とPVが。
アイアンマンにウォーマシン、映画版準拠のニック・フューリーに、ブラックウィドウ&ホークアイ。なんとドクロシャツのあの人まで登場です!
「ブラックウィドウがスカーレット・ヨハンセンより巨乳なのか見所」て。それて。
一時間半くらいのアニメなのだそうで、レンタルもするそうですよ。
ここで第二部終了。ふたたび休憩です。
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