気力を蓄えてアニメを見ていきたい。(☆)
コンテンツを消費する、なんていうと、のんべんだらりと楽なこと、みたいに思えるかも知れませんが。なかなかどうして、見るって言う行為は集中力を消費するものです。というか、集中して見るようにしないと、結局何も見ていない、内容が頭に入ってきていない、と言う事になりがちです。僕の場合。他の人はそんなことないのかも知れませんが。……テレビ見ながらなんかやるとか無理なんですよほんと。テレビに意識が食われるか、作業に集中して結局テレビ消そうってなるか、どっちかで。
そんな話はともかくとして。どうも今季はロボットの出るアニメが多くやるみたいので、出来る限り見て置きたいと。ふだんは録画すると安心してほっとらかしがちなんですが、がんばって今まで撮ったぶんは見てみた、と言う塩梅です。
アナライザーはロボットですから。ということで、うまいことリアルタイムで視聴できた「ヤマト2199」。
すでに劇場で公開され、OVAで発売され、と。知り合い多数がすでにとっくに見ていて、しかも大好評、あまつさえ名作のリメイクとあって、尋常じゃない安心感で見ておりました。
とにかくまあ、出自が出自だけあって絵が綺麗なことといったら。フレーバーや演出、それに考証をこまごま現代風に置き換えつつ、根幹の骨組みを旧作のままに留めているところが、作品としても面白く、なるほど商売としてもうまくいっている由縁なんだろうなあ、と思う次第。
キャラの味付けが原色系な「マジェスティックプリンス」、メカの演出がひねっていて面白いです。
チーム全体の母艦からまず、主人公チームのメカ5機それぞれ専用の小型の母艦が分離して、その母艦からさらに主人公メカ達が発進する、と言う二段階の仕掛け。後方にいるその支援艦からは、補充の武器や応急修理が受けられる、とあって、なんとなくスパロボ映えしそうな演出です。この仕組みって、いかにも支援艦が狙われそうで、そのへんに乗ってる人達が妙に味のある脇役ばっかりで、なんかすごい心配になるんですが……。
「翠星のガルガンティア」は、一話のサブタイトルが「漂流者」と言うだけあって、昔の冒険小説ものにあったような「未開の島に難破した文明人」的な話をやってくれそうな雰囲気、なんですけども。恐らく、そういう素人衆の予想を、なんかぐるっとひっくり返してくるんだろうなあ、とか。曲者な展開をなんとなく期待してしまうところです。
ばりばり遠慮無く飛ばしてくる戦闘アクションの合間合間、主人公とコンピュータのちょっとしたやりとりで、「彼が正常だと思っている世界」の様子を手際よく説明しちゃったりとか。なんだかとても楽しみな感じがしてきます。バカ正気過ぎるコンピュータ、と言うかロボも面白みで。
ふと機になったんですけど、マジェスティックプリンスもガルガンティアも、「言葉が通じない」ギミックがそれぞれポジションは違うとはいえ挟まってるんですよね。演出としてはすごいめんどうくさそうな感じなんですが、話としてうまく活用されると面白いギミックになりそうで。このへんからめて、このあとがちょっと楽しみな感じです。
なんとか脱落しないで、がんばって見ていきたいと思っております…… はい。
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