thinkpad tablet2を譜面台に乗せてみる。(☆☆☆)
突然ですが、譜面台を買ってきました。
みたいなものじゃなくて、本気で譜面台です。ヤマハのMS-250ALSであります。
なんでまた、楽器をするでもないのに(20年くらい前にやってたことはありますが)急に譜面台を買ってきたかと言うと。ここのところずっと、thinkpad tablet2の運用方法を考えていて、ふっと閃いたアイデアだったのです。
そもそもthinkpad tablet2、略してTT2を買ってきたのは、レポートマシンとして長年活躍してきたX41Tの後継とするためでした。
性能は全体的に向上、重量超軽量、堅牢性は充分、そしてバッテリの持ちは脅威的だしキーボードはUSBで代用、と、ほぼ問題なくアップグレード、といきたいところだったのですが、唯一の問題は、タブレットである、と言う構造そのもの。
キーボードはUSB外付けで賄えばいい、とはいうものの、ノートパソコンのような一体型など望むべくもありません。主要な用途がレポート用であり、安定しているとも言えない場所でひたすらキーを叩き続ける機会が多い身としては、せめて「膝の上に、TT2本体とキーボードが安定して展開できる」状態を作り出せないと、大変に困るわけです。しかし純正のキーボードは、キータッチはともかくとして、接続がbluetoothで、本体はコネクタなどで固定されるわけではなく、溝に刺さるだけ、と言う状態で、角度の調整も効かないなど、なかなか手を出しにくい代物でした。選択肢としてはthinkpad tabletドックと言う手もありますが、こちらも下に画板でも引かない限り安定しない感じ。
それでは、と、汎用のタブレットケースを探すも、こちらも良さそうなものはなく、これはいよいよ欲しいものを自作するしかないのかな、と思っていたわけです。
で。仕事中に。なんの脈絡もなしに、ふっ、と思いついたのが。昔、楽器を吹いていた時に使っていた、この譜面台であります。
もちろん自立しますから両腕はフリーになりますし、安定性はそれなりとはいえ、かなりの重量に耐える事もできます(紙とかファイルは重いのです)。それにそもそも、TT2はipadなどと比べても、かなり軽量な部類ですし、座った姿勢でちょうどいい高さに調整している限り、不安定になるほど高くなることもありません。屋外で風が吹くときや、人がぶつかった時などは、それは気にしなくてはいけませんが、普通に立っているぶんには心配いらない、と思います。
これは自分としても好都合です。つまり、タブレットが、見やすい位置で、動く事なく固定されてくれれば、別に膝の上に乗っていなくてもいいわけで、むしろ膝上がフリーになって、キーボードだけで専有できる状態になれば、その方があれこれの行動の自由度も効くわけです。
問題は後ろの席の人の邪魔になるかも知れない、と言うところですが、角度をつけたり、高さを低く抑えたり、あるいは翼を片方だけ展開して、片側だけ使うように気をつければ、なんとかかんとか回りの邪魔にはならずに済むかも知れません。
なにより、この思いつき。これまではなんとかして、タブレットをノートパソコンのように運用できないか、と言う事に思い悩んでいたのに。この方式はノートではできない、タブレットならではのやり方で、だからこそ、ここから色々な応用が効くんじゃないか、と。小躍りし気もはやり、仕事も早々に楽器店へ。音楽をやっていた時分も持った事がなかった、初のマイ譜面台を購入して来た、と言う次第です。
そんなこんなで、早速のっけてみました。
やっぱり若干大きい目ですね。しかしマットな黒のカラーリングは、thinkpadにぴったりフィット。
ちょっと立てて置いてみての問題点としては、やはり翼が必要よりも大きいので邪魔になりかねないこと、それに三脚の着地面積の大きさと、背の高さの最低限度が反比例していて、狭い場所に置こうとすると、自動的に背が高くなってしまう(とともに不安定にもなる)ところでしょうか。
あとは、重さと大きさですね。625gと言う重さは、しかし譜面台では最軽量クラスで、がっちり固定できる利便性とはトレードオフと言えます。重さがあるスタンドを用意すれば、このくらいにはなるでしょう。大きさは折り畳み式とはいえ、もっとも縮めても若干の大振り。もっとも、専用の肩掛けつきのケースもついているので、ここはうまいこと運用するしかないと思います。
全体的に、会場の広さや条件を見極めて、使えるところで積極的に運用する、と言う感じにはなりそうですけども。それこそ無線キーボードなどと組み合わせれば、ほんとにいろいろな事がしでかせそうな組み合わせなわけで。
ちょっとこれ、TT2+譜面台の組み合わせ、どちらもしばらくあちこちで試して見たいと思います。
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