幼年期の終わり(☆☆☆☆)
ある時、世界中の都市の上に飛来した円盤群。姿なき声だけの宇宙人との奇妙な交流のもと、人類は急速に進歩していく。
不可解な隣人に見守られながら、理想の新世界を構築していく人類、しかし檻の中の繁栄に異を唱える若者も、また絶える事はなく……。
なるほど。このテーマを始まらせて、そして終わらせちゃったんだな、と納得してしまう。力強さに溢れた、筆致の太い名品。
今まで読まなかったことが恥ずかしいと思う作品がまた一冊増えてしまった次第です。とほほ。
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