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2013.10.27

見知らぬ街にて遠くの国へ。パレスチナご飯特盛りとアルギーラに親しむの段(☆☆☆)

 北区は十条駅の近くにある、パレスチナ料理のお店・ビサンさんに行ってきましたよ。

リンク: パレスチナ料理bisanへようこそ!.

 基本的に、聞き慣れぬもの馴染みのないものには、とりあえず行ってみたくなる性質ではあるのですが。さすがにパレスチナ料理には縁がありませんでした。そもそもお店のことを知ったのは、デイリーポータルZさんのこの記事がきっかけでして。

リンク: パレスチナおふくろの味が東京に - デイリーポータルZ:@nifty.

 この記事を見て、パレスチナ料理! すごい行ってみたい! と言う欲求をTLに垂れ流したところ。あれよあれよと話が転がり、二週間もしないうちにお店に伺っていたわけなのでした。こと食べ物に関しては、ときどき信じられないほど軽いフットワークです。

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 体調不良で来られない人が出るなどのアクシデントはありましたが。ともあれTRPG組と言うかPBM組と言うか、飲み助食いしん坊多数を含む六名の編成で、十条駅からお店へと向かいます。趣きのある商店街をつらつらと散歩していくと、お店はわりとすぐそこに。というか、あまりにもつらつら散歩を楽しみ過ぎて、うっかり通り過ぎて東十条方面に行き過ぎてしまいました。

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 うっかりスルーするようなルックスではないな、とは思うのですが。ところでこのあたりはインドネシア食材とかタイ料理のお店とかもあって、なにやら独特の趣きがありました。なるほどパレスチナ料理のお店が開店しそうな雰囲気ではあります。
 すでに電話でコースを予約済みなので、どやどやとお店の中に。まだ時間前にもかかわらず、すでに料理の準備がかなり進んでおりました。デイリーポータルのサイトで見た写真を見た店長さんは、ほんとに彫りの深い色男。始終ニコニコして様子を見に来てくれたりと、気を配って頂きました。カメラを向けると、こんなこともあろうかと! 的な笑顔とともにピース出してくれたりとか(烏羽さんが肩組んでた)。
 お一人でやってるのかな、と思っていたら、あとで店員さんらしき人が着ていた様子でしたよ。

 ラク(トルコの蒸留酒)がメニューに乗ってる! と言うところに、「トルコ焼酎」って力強く補足が書いてあるのを見て、ああうん確かに、と相槌を打ったりしつつ。せっかくなのでとトルコのビールを頂きつつ。乾杯して、いよいよご飯です。

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 せっかくなので! とお願いした家庭料理のコースは、オリーブの実たっぷりのサラダに、とろり、と言うか、どろりとした感じの、香辛料の香りがするけど、決して辛くはないスープ。
 小皿に盛った、数種類のソースのようなもの。これはホンモスと言って、ひよこまめのペーストにオリーブオイルやいろんな味付けをした、パレスチナ含む中東地域でとてもポピュラーな食べ物なのだそう。薄くて袋状になっているピタパンを貰って、これをちょいとちぎって、それですくって頂く、と言うわけです。後の料理でも思うのですが、シンプルでおいしい、飽きの来ない味わい。
 オリーブの実も実は好物なので。サラダごとピタパンの間にはさんで、おいしいおいしいと頂いていたのですが。そこですごい迫力なのが出てきました。

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 おいしそう、と言う前に、まず出てきた感想が「でかい」。奥のスープのカップと比べても、圧倒的なサイズです。これ、中まで全部ごはん。
 うっかり名前を聞き忘れてしまいましたが、長米にチキン、トマトにナッツと、炊き込みご飯と言うかピラフと言うか、迫力の大盛りご飯です。店長さんのお話では、大きな鍋の中で拵えた後、皿をその上にかぶせて、ぐるっとひっくり返して盛りつけるのだそう。それでこういう恰好なんだそうです。なるほどなあ。

 こちらのご飯、チキンの味と、決して辛くはなく、複雑に色々な香りが混じった、なんていうかこう、求めている通りの異国のイメージのある味わいでありました。これにさらにたっぷりのヨーグルトや、さきほどのサラダを載せていただきます。
 さっきのホンモスやピタパンの時も思ったように、素朴と言うよりシンプル、華美と言うより剛健。なるほど、パレスチナおふくろの味、と言うのはいい表現だなあ、と思った次第。
 それにしてもこのご飯の量たるや、生半端なものではなく。六人がかりで一斉にがっついても、まだ山が半分以上残っていると言う有様。「ラスボスで言うと第二形態ですね」とフリーザ様に例えたり、「昼戦が終わったのにせいぜい中破って感じですね」と艦これに例えたりしてしまうくらいの量でした(最終的には残ったので、お土産のお持ち帰りにしていただきました)。
 しかしそれにしても、食べるものが余ってしまうなんてことはそれほどないはずなのに、これほど歯が立たないとは。これからビサンさんに行かれる時は、頼みすぎにだけはどうか注意したほうがいいと思います。お持ち帰りもさせていただけますが。

 そんなわけで、ご飯をいただきつつ、ちょっとひとやすみ、と決め込んでいたら、店長さんからお誘いが。水パイプをやってみませんか、と。おお。おおおー!
 普通の煙草はまったく吸わない自分なのでうが。実は水パイプには以前から興味がありまして。下北沢や渋谷に専門のお店があると聞いて、一回行ってみたいな、と思っていたのです。そんなひそかな願望が、意外なところで叶うとは。とは。
 すごいすごい興味あります、と言う食いつきが良かったせいか、店長さんが準備から見せて下さる事に。やったあ。

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 国によってだいぶ呼び名が違いますが、パレスチナでは「アルギーラ」と言う名前なのだそうです。
 浮かれすぎたせいか、撮った写真がことごとく手ぶれしてて、ロクなのがないのですが。こちらが水パイプの喫煙具(って言うのかな)。
 一番下のガラスのところに水を入れ、一番上の金属の小さな器になっているところに、煙草の葉…… と言うか、ルックス的にはお香的な形をした葉を入れます。実は今回のは、ニコチンが全く入っていないフレーバー水煙草だったのですが、普段煙草を吸わない身にとっては、むしろ願ってもないことです。
 さて、てっぺんのお皿に葉を入れた後、その上にさらに被せたのはアルミホイル。ぴっちり密閉した後、そこに数カ所穴を開けまして。なんと、そこに熱した炭を置きます。一番上が炭です。
 へえー! と、ちょっとびっくりした我々。熱するものが上にあって、熱源が下にある、と言うのが、普通ありがちな恰好ですが、これは全く逆です。どうしてこういう構造になっているんだろう…… と、後になって考えるよう。やはり熱しすぎない、燃焼が早くなりすぎないように、あえてこうしているんだろうなあ、と。準備になかなか手間のかかるものですが、一回火を付けると一時間くらい吸える…… 裏から言えば吸うしかない…… のだそう。いろいろな意味で、腰をすえてかかる必要のある代物です。

 勢い余って鼻からぶしゅーと煙吹き出してしまって、その光景に自分で吹き出して咽せたりもしましたが。普通の煙草を吸わない身からして、非常に面白くて楽しいものでした。水パイプ。
 柑橘の香りが強く漂うフレーバー。ぼこぼこ泡が立つほど思いっきり吸い込むのがいい、とのアドバイスに従って。力強く吸い込むと、それはもう面白いくらい喉から鼻から煙が出てきます。この抜ける瞬間に漂う香りが心地良く、ときどきむせかえるくらい濃くなるのですが。なるほど、呼吸がしぜん整えられつつ、この香りが気管の内側に炊き込められるのは、なんとも不思議な安楽感。
 これに濃いお茶とか置いといて、吸い付けつつ本とか読んだら楽しいだろうなあ……! と、そんなことで盛り上がっておりました。様子を見に来た店長さんに、あれこれ教えて貰うには。店内にもたくさん飾ってありますが、喫煙具にもいろんな種類があって、お国柄がそれぞれ出るのだそうです。ただ小さいものはやっぱり楽しめる時間が短いので、それなりのサイズになるのだそう。
 シリアかどこかの水パイプは高さ3mにも達する巨大なものもあるのだとか。そこまで行くと屋外用のサイズなのでしょう。やりたいかと言われると怖じ気づきますが、見たくはある……!
 口から煙を吹くのが、なんだかどうにも楽しくて。なにやらやっているうちに上達していたらしく。「次は輪っか型の煙を!」とか言われたり。チャレンジしたけど無理でした……。
 最後はカステラ様の甘いデザートに…… これがまたアルギーラの香りと一緒に頂くと、一層こう……

 終わり間際にコータンさんが滑り込みで合流したりと、いろいろイベントも起こりつつ。それにしてもびっくりしたり楽しんだりの、非常に満喫した一日でありました。

 まだまだ食べてみたいものもこれあり。タイベビールもやっておきたいですし。
 次回もぜひ、今回とは違うメニューで挑戦したいものだと思います…… お腹の準備はしっかりした上で。

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