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2013.11.04

写真で駆け足make faire、たぶん前編(☆☆☆)

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 スケルトニクス、でっけええ!

 三連休も最終の今日。せっかくなのでお台場でやっているmake faire2013を見に行ってきました!
 make faireとはどういうものか、と言うのを、どう説明していいのか解りませんが、デザフェスが手芸や工芸品の、コミティアが小説や漫画の製作者や愛好者の集いなのだとしたら、電子や機械工作におけるそれ、と言えばいいのでしょうか。とにかく会場中がよろしい才気と素晴らしい稚気と、その成果である凄くて頓狂な機械で溢れた、そんなイベントです。
 物見気分全開、ご挨拶がてら半分、と言う案配でつらつら行ってきたら、これがもうばてるほど面白かったので。いろいろ写真で駆け足に、と思います。

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 ライバルはそのスケルトニクス、と仰有っていたエグゾーストキャノン。圧縮空気を送り込み一気に放出する、つまりは空気砲なのですが、そのとんでもないやつで、トリガーと切り替えバルブがついていて、ボンベと接続することで、連射モードと溜め撃ちモードを切り替える事ができる、と言う、なんていうか、激しく物々しい代物です。
 材料のほとんどは大学のゴミ捨て場から拾ってきたりヤフオクで購入した(期限切れの消火器を使用)と言う事ですが、持たせて貰ったら、これがまたなるほどと思うほどの重さでした。ずしッと来て、取り落としかけそうになる案配。
 あとで屋外での実写デモも見せて頂きました。そのへんのことは、たぶん後半で。

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 前回も見せて頂いた、髭伯爵さんのぬいぐるみ電子工作。このでかい電子部品のぬいぐるみが、実際に部品として機能する、と言う力業なアイテム。
 真ん中のICに見えるものは、ポーチ状になっており、開けると中に基板がきちんと入っていて、オリジナルのICと同じ機能を持つ基板として機能するようになっている、ようです。すいません詳しい事が解らないで聞いていたもので……。とにかく他に類のないことだけに、前例のない苦労をされているとのことですが、それでも刺繍が一番大変だった、とのお話でした。

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 インパクトと言うか狂気度では一番突き抜けていた感じのこちらのコーナー。試験管などが並んでいる前に、人が並んでなにやら実験らしきことをしていたのですが、見てみると「食品添加物だけでカレーを作る」と言う、生命創造みたいなチャレンジが。
 下に書いてあるコピーが冷食捜査官みたいで予期せぬ右フック。混んでいたのと怖じ気づいたので、実食は見送りました。前回はたしか舌に電流を流して味覚を生成する、って言う実験をされていたはず。無人の野を突っ走ってますね……。

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 不意打ちで笑いすぎて、写真が手ぶれしてしまったこちら。
 手元の切り替えスイッチで、マイクの音に手軽にピー音を被せられる、という実用アイテムです。「今日はどちらからいらしたんですか?」「ええ、(ピーーー)から」「ああ、(ピーーー)からですか」みたいな感じ。上にかぶせてるんじゃなくて、出力を切り替えてるって言う感じですね。レトロなスピーカーもなんだかディストピアSFっぽくて素敵でした。

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 これだけ見るとなんだかわかりませんが、こちらはすべてレゴで製作されているブース。
 で、これは横にあるスリットから覗くのが正しい見方で、その実はレゴによるゾートロープです。覗いてくるくる回して頂くと、中のミニフィグがばんざーいする、って言う仕組みですね。ストップモーションアニメと言うか、人形アニメを地で行っているような。二次元がひとまわりして三次元になっている、何とも不思議な恰好です。

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 同じレゴですが、こちらは違うブース様。これだけ見ると普通にレゴですが、実は首のあたりのパーツが、なんの違和感もなく小型サーボが仕込んである、と言う仕掛け。横にある出展物は、腕ぐるぐるしておりました。これは普通に欲しいですね……。

 さて。こちらのコーナーにはロボット系の皆さんも多数。
 ガルさんの出展コーナーに、人形つかいさんもいらっしゃったのでご挨拶しよう…… と思ったら、部屋の隅から爆音と完成が。なにごとかと思って振り返ったら、

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 ジオングが空飛んでました。どういうことなの。
 クアッドコプターなどの飛行系が固まって展示が出ていました。ROBO-XEROくらいの荷物なら乗せて飛べそうなフライングプラットフォームもありましたよ。こちらの皆さんじゃないかと思うんですが、あとで屋外でクアッドコプターを飛ばす実演もされていました。

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 ガルさんのお隣は浅草ギ研さんの出展でした。超小型のロボットが展示中。
 ぴしいさんはチラシくばったり宣伝したりと大忙しのご様子でした。

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 ガルさんのブースには、ダンボーとサイコロ一号、そして人形つかいさんが茉莉花をデモ中。
 喋って踊って受け答えする茉莉花には振り返る人多数。女の子がうわーって言う目でかぶりつきで見てたのが印象的でした。サイコロ一号とダンボーもキャッチーな魅力を振りまいてました。そして会場内、と言うか、このあたりの界隈だけで、大中小とダンボーが三種類も揃う、と言うふしぎな事態も。

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 ちょうどお向かいのブースで展示していた、トロールの頭。中にサーボが仕込んであって、コントローラーで表情が大きく動いて野太い声で喋ります。この動きがまた生々しくてすごいんですよ。特に上唇の上あたりが、耐えずぴくぴくとしてる感じがなんともう。舌をべろんと突き出したり。おっかなさと愛嬌がたっぷり。

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 エントランスの展示の、はるか上方に飛んでいた、銀色の龍の飛行船。
 ヘリウムガスの飛行船なのですが、浮力的にはなかなか厳しく、これだけのサイズでもiphoneをぶら下げるのも難しいのだそうです。通常の飛行船のように膨らんだ恰好にすれば、もっと浮力が出るのだそうですけれど、でもこのかたちかっこいいですよね。

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 ボタンを押した途端、猛烈に突っ込んでくるファミコン。解っていたはずなのに(横で動いてるのを見てたのに)、いざ自分でやったら吹き出して笑ってしまいました。なかなかのショック。でも一瞬、カセットがぽーんって飛んだらどうしようとか思いました。
 ちなみに横にはカセット型の電子ハーモニカがありました。ふーふーすると音が出ます。

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 こちらは全自動の電子オセロシステム。押したら光る、と言うだけのものではありません。手番のコールからスコアの管理まで、すべてやってくれる優れものです。

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 そしてこちらは、四面の反射型液晶を搭載し、SDカードの画像を次々切り替えて表示できる、と言う、四コマ漫画ビューア。特化…… と言うか、画面の見やすさと、コンセプトのあまりない割り切り方が、なんともすごい一品でありました。

 実際まだ半分も行ってないのですが、まだまだおもしろいものがたんまりありました。
 取り急ぎ、今日はこのへんで。

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