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2013.11.12

いろいろ云えどもアニメは楽し。(☆☆)

 たのし!
 「翠星のガルガンティア」からこちら、数年かぶりにぼちぼちとアニメを楽しませていただいております自分です。最近ですと、最初から最後まで見たのはエウレカセブン(無印)くらいからなので。昨今では輸出品として見なされたりもして、いろいろ云われていますアニメですけども。やっぱり見てると楽しい面白いなあ。と思っている次第。

 現行ですと一番熱心に見ているのは、原作の大ファンである「蒼き鋼のアルペジオ」。
 原作も現在進行形、と云うか、絶賛風呂敷拡大中のストーリーをどう切り取って纏めるのかとか、あの超絶描き込みのメカ戦をどうするんだ、とか、事前には楽しみ三割不安七割くらいだったのですが。始まってみたら本格派の阿呆みたいに口開けたまま画面に見入っている有様です。うお! うおお! みたいな感じで。
 旧海軍の戦闘艦艇が、マイケル・ベイ監督のトランスフォーマーみたいな勢いで魔変形してビーム撃ちまくる、そんな派手な演出と、智恵の出し合い腹の探り合いみたいな戦闘の楽しみは、さすがに尺と説明が有限なので、いろいろ省略されつつも。うまい省略の仕方で、ほんとうまいこといいテンポに落とし込んできてるなあ、と感心しきり。
 ストーリーの省略のされ方(超かっこいい人類製潜水艦の白鯨がまるまる出てこないとか)もありつつも。中盤までほぼ原作通りになぞってきた展開が、どう切り替わってくるのか、非常に楽しみです。

 そして「ガンダムビルドファイターズ」も今とても楽しみにしております作品。00もAGEも、ガンダムと名の付くものは結構早い段階で脱落しがちな自分なのですが。今のところ食い下がっております。
 ガンダムのアニメではなく、ガンプラのアニメ、と云う(つまりは恐らく「ガンダムがアニメとして放送されている世界の物語」であり、フィクションレベルが一個ずれてる感じ)、21世紀のプラモ狂四郎を地で行ってるこちらの作品なのですが。ぶれない爽やかな筋運びもさることながら、背景やちょっとしたカットで、いちいち「夢の対決」をやってくれているところが、ほんと嬉しいところ。

 そもヒーローものの魅力は、ヒーローに拠るばかりならず、敵役の魅力による所すこぶる大です。そしてガンダムにおける善悪のそれは、いわゆるプラモデルになっているモビルスーツ達。
 ものすごく雑にまとめると、ヒーローであるガンダム(とその仲間達)、そして敵役である、ジオン軍だったりティターンズだったりムーンレイスだったりする、まあだいたい敵組織のモビルスーツとの、善悪MSの戦いが、ガンダムの一番骨子になっている魅力であって。毎回ガンダムに負けて、サヨナラ!爆発四散!する敵MS達、その乗り手であるパイロット達が持つ、それぞれ独特の(そしてミリタリー色を帯びた)魅力が。40前後の人が子供の頃大流行した、敵キャラクター達も含めたプラモデル達。ガンプラのあの大ブームを呼び起こした、という訳ですね。

 続編外伝、多くの作品が登場するたび、一体以上のガンダムと、それに数倍する魅力的な(残念ながらそうでもないものも含めて)敵MSが登場してきました。そうなると、その膨大なキャラクターが、それぞれ有り得ない組み合わせで、あるいは有り得にくい組み合わせで戦っている、そんな絵はどうしても見たくなるものです。
 とはいえ、そこは。ガンダムに限らず、世界観がかっちり固まっているシリーズでは、どうにも難しいところがあり。何何と何何が戦っている、と云うストーリーや絵をもし作るとしたら、ましてや一枚絵ではなくアニメでそれをやるとしたら。「こういう理由で、本来ありえない筈のこの機体とこの機体の戦闘が成立している」と云う。膨大な背景説明が、どうしても必要になってしまうわけです。
 もちろん、それはそれで、どう論理展開して持ち込むのか、は非常に楽しいものではあり。コミック作品の「ジョニー・ライデンの帰還」は、そのあたりの理屈づけをものすごく上手く処理していて唸りものなのですが。とはいえ、本来の目的から、ややずれてしまうのは否めません。

 ところがビルドファイターズは、そもそも「MSが戦っている」のではなく、「ガンプラが戦っている」と云うシチュエーションなので、そのへんのことを気にする必要はほとんどない。これがもう、なんかものすごく素晴らしいのです。主人公達が真面目に本筋をやってる後ろで、ブルーディスティニー一号機と三号機(あれは陸戦ガンダムのようにも見えたけども、きっと三号機のはず)が戦ってたり、シャアザク(正確にはザクアメイジング)とガナーザクウォーリアが戦ってたり、何の脈絡もなくバトラーベンスンマムが出てきたりもする。
 このへんのおおらかさ、突っ込み出すと切りが無い細かいこだわりっぷり。そしてにも関わらず、シンプルで力強い本筋と、まあほんと面白いのです。素敵なのです。
 ……心配になる点があるとすれば。なんか年長者が楽しいすごい面白い、ってすごい勢いで食いついているのを見ると。本来のターゲットである子供達にこれ受け入れられてるんだろうか。って云うところではありますが……。

 ともあれ。今のぶんだけでも十二分に楽しみなのに。1月からの新作にも、楽しみな作品は多々多数あったりする。たまに覗くとテレビも楽し、な、そんなお話でありました。

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コメント

サタンガンダムにはヘンな声が出ましたw

あと、小さなお子様方は、
ラルさんとかア・バオア・クー(でしたっけ? あのバー)に集ってる大人たちを見て、
何を思うのかとか、
そういう非常にアレな楽しみもありますね

なんにしても、作品の基本的な性格そのものが、
ガンダムファンに対する当てこすり的な部分を避け難く持っていて、
こう、苦笑せざるを得ないです

投稿: きりん | 2013.11.21 15:13

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