【ロボットイベントレポート】第10回わんだほーろぼっとか~にばる観戦記【決勝トーナメント】
さあ、決勝トーナメントです! まずはレフェリーを務めるイガアさんから、「ROBO-ONE準拠なので、俺がルールだ状態でいきたいと思います」とのルール説明が。
準々決勝から三位決定戦を含めて、全四試合です。
準決勝第一試合
No.13 さくら2号(吉田ファミリア) vs No.6 レアルタ(TDUヒューマノイド研究部)
さあ、レアルタとさくらの対決、さくらが中央に陣取り、手数多く仕掛けていく展開、普段は畳んでいますが非常に腕の長いさくら、あっと、レアルタが勢い余って転落してしまう。これで1-0。
再開、中央での打ち合い、さくら2号が低い位置からのパンチ、下からばちんと胴体を叩くレアルタの攻撃。引き倒されますが、スリップになる。今度はさくらが、レアルタの攻撃に打撃を重ねて弾き返す、しかし大きさの差がかなりある。さくら2号が小さいので、レアルタの攻撃が、突きが頭上を突き抜けていく。
しかしちょっとスリップが多いさくら2号、大丈夫でしょうか、伸びた、これはどうだ、入った。伸ばした腕で脇を小突いて崩していく、ダウンになった、2-0。
あれ、大丈夫でしょうか、さくらの足、足首でしょうか、ちょっといやな感じがしています。ネジが飛んできた、大丈夫でしょうか。
下から突き上げる攻撃、しかしちょっと足が、レアルタがばちんと仕掛ける、これは有効とならない、大きく背中から突いて居くすが、ダウンとはならなかった。
時間は残り10秒を切った、離れるさくら、バランスを崩しつつも一定の距離を保ち、これで時間切れ。凌ぎきった。
2-0、さくら2号の勝利となりました。
準決勝第二試合
No.15 ランドメイドギュゲス(たなか) vs No.2 雪風(シムカ)
さあ、続いての試合。ギュゲス…… の代わりにアキバカイザーが登場し、雪風との対決になります。ものすごく安定のいいアキバカイザー、バトルをするのを見るのはかなり珍しいです。どういう勝負になるんでしょうか。
あっと、「ミサイルはダウンにならないんですか」との神矢先生の言及に、ジャッジが回答。ミサイルが1ダウンと見なされる、と言う事に。本当の名前が言うに言えない、アキバカイザーのミサイルの話と、昔の名前のときの活躍で盛り上がっている中、雪風がちょっと通信トラブルで調整に。戻りました、開始です。
さあ、中央に詰めていく。鋭い下からのパンチを、アキバカイザーに仕掛ける雪風、腕先を引っかけられて横に転がるアキバカイザー、腕先の重さを上手く狙われた。アキバカイザー、胴体の蓋が開いた。ミサイルの構え、仕掛けるか、蓋が閉まった。打たなかった。「こういうことしますからね」って。まさかのフェイント、あっと、打たれる前に倒れる雪風。「接待モーションか! 接待モーションなのか!」 やっと飛んだ、アキバカイザーのミサイルが飛び、これで1-1。
さあ、再開、距離を詰めて、雪風が下から突き上げる、連撃を仕掛けてアキバカイザーにぶつけに行く。カイザーは腕を振って牽制するが、雪風、これは! 綺麗に入った、胴体を抱えて一気に持ち上げ、そのまま引っこ抜いて頭から落とす! ものすごく綺麗に逆しまにリングに突き刺さる、これで2-1に。
さあ、カイザーの振り回す腕の圏内を逃れ、と言うか、攻撃と言うか、なんていうか震えている感じのカイザー、走って、大きく駆け寄り、しかしすっぽ抜けてしまう。雪風の股間に腕を突っ込んだ恰好で、諸共に倒れる二機。
さあ再開、もはや時間ぎりぎり、どうなる、駆け寄る雪風、時間切れ、の声が飛ぶ中、構わず掴みかかる雪風、胴体を抱え込んで持ち上げた、一気に持ち上げ、頭上から叩き付けた! 見事に正反対、頭が取れてしまった。正確には頭のフタが取れてしまった!
これで時間切れ、3-1。アキバカイザーを破り、雪風が決勝戦に進みました。
三位決定戦
No.6 レアルタ(TDUヒューマノイド研究部) vs No.15 ランドメイドギュゲス(たなか)
先の試合でもげてしまった陣笠というか頭を修理して、アキバカイザーがリングに復帰。レアルタとの勝負に挑みます。
まずは腕を振り上げるレアルタ、一気に攻め込んでいく、アキバカイザーの頭上を抜けた攻撃で勢い余って倒れるレアルタ、アキバカイザーは「早いねえ早いねえ」と、ぼやき節のまま移動していく。
腕を振り上げて攻撃するアキバカイザー、腕がぶつかった時にレアルタが倒れる、「ダウン!」「えええッ」 アキバカイザーがダウンを奪う、1-0。
さあ再開、カイザーがミサイルの構え、しかしこれは外れていった、大きく会場の客席へと飛んでいく。中央に陣取ったカイザーを攻め込むレアルタ、一撃、うまいこと入った。レアルタがダウンを奪い返す。1-1。
レアルタの打撃を、ぎりぎりで凌ぐアキバカイザー、よろけるが踏みとどまった。間合いの広いレアルタの攻撃、その圏内にどう入っていくか、腕を振り上げるカイザーですが、腕が短いのでレアルタの足まで届かない。がちん、がちん、とパンチが当たる音が響いていく、いる、うまい音だ、さっき修理したばかりの頭を狙う勢いとなるレアルタ、「禿げる禿げるよ」と嘆きつつ、突っ込んでいくカイザー、レアルタは下からの一撃を狙う、これは、なんてことだ、時間切れ。1-1。延長戦だ! サドンデスに突入になりました。
さあ、延長戦までの間にミサイルを再装填するアキバカイザー。慎重に様子を見ているTOBBYさんに対し、「アキバカイザーこんなに丁寧に様子を見る必要があるんですかね」とアニメイダーさん。
延長戦です。いよいよの開始。立ち止まったカイザー、向きを変える。
レアルタが鋭い突き上げ、ミサイル、零距離だ、近い、まさかの零距離ミサイル、当たった、ちょっと時間をおいて倒れるレアルタ! 飛び道具ありのサドンデスルールと言う面白い勝負を制し、これでアキバカイザーの勝利となりました!
決勝戦
No.2 雪風(シムカ) vs No.13 さくら2号(吉田ファミリア)
さあ、思いもかけずに大盛り上がりとなってしまった三位決定戦に続き、いよいよ決勝戦の開幕です。
さくら2号と雪風、試合巧者同士の勝負で、今日の大会は締めくくりとなります。どちらもよく動く機体同士の対決です。
さあ開始、中央でのの腕のぶつけ合い、大きく下がるさくら2号、雪風が仕掛ける、詰めていく、パンチ、背後を取る雪風。しかしちょっと距離を上げたさくら2号。やはり足首に不安がある感じのさくら2号ですが、雪風が中央、突き上げる、あっと、オーバーランだ。さくら2号の足がリングから出てしまった、復帰できない。リングアウト、これで1ダウン。1-0。
復帰、再開です。雪風一気に詰めた、押されかけるが自力で立て直す、この安定性が強い。リング脇ぎりぎりで倒れたさくら2号、大丈夫か、足首がおかしい、自立できなくなっている、あっと、リングアウトだ、リングから出てしまった、これで2ダウンか、膝か、調整に入るさくら2号。雪風もその間、リングに仰向けに倒れて、息を整えるかのような状態。
さあ、戻ってきたさくら2号。雪風も起き上がった、再開。
開始と同時に駆け寄った雪風を、背中から崩した。2-1。大きく腕を突き上げる雪風、お互い間合いで牽制を行い、掴みにいった、これは外れた方向、これは! パンチを打たせて姿勢を崩す動き、これで2-2になった。
残り10秒、決めたいところ。ラッシュの応酬、さくら2号の攻撃をすり抜け、雪風反撃のパンチを決めるもこれは崩れず。最後はカウントダウンぎりぎり、さくら2号の一撃で崩れた恰好となりますが、レフェリー判断でこれはダウンとならず。
2-2のまま時間切れ、三位決定戦に続き、再び延長戦となります!
延長までのインターバル、両者真剣な調整が入ります。足首を締め直す雪風、さくら2号はどうするんでしょう、やはり足の調整に入ります。
バッテリを再接続して、両者復帰。リングの状態も調整し、最終フェーズ突入です。
開始、一気に駆け寄るさくら2号、お互いの間合いの外ぎりぎりをぶつけ合う、これは、浅いか、攻撃に出した雪風の腕先先端がさくら2号に刈り倒されるが、これは有効とならない。
どうした、起き上がれないか、さくら2号の足下がおかしくなってしまった。
復帰できないか、立ち上がろうと試みるが、立ち上がる寸前で、足が後ろに転がってしまう、テンカウントが始まる、復帰できるか、8で立ち上がれるか、0まで進んだ、カウントテン!
復帰できない、スリップから復帰をする事が出来ず、固唾を呑んで会場が見守る中、テクニカルノックアウト、これで決着。
「浅い、って言ってなければ勝ってました」とレフェリーのイガアさん、吉田さんが自分自身で攻撃を厳しくジャッジしていたことに言及。
そして優勝者へのインタビュー、「まさか優勝できるとは思っていませんでした」とシムカさんでした。
さて、このあとは表彰式です。
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