あるいはディズニー版Flixstarか、ムービーネックスってなんだろうと思った話。(☆)
マイティソー2のブルーレイが出るよ-、おちゃめなロキ様のNG集もあるよ、わーい、と言うニュースを見ていたら、正確には見ようと思ったら、なにやらニュースの文面には見慣れない単語が。
movienex って? なんぞ? ブルーレイと違うの? と思っていたのですが。どうやら僕の疑問は、半年遅れくらいの疑問だったようです。
と言うのは。movienex、とはなにかと言えば、ブルーレイが(も)入っている映像ソフトのパッケージに、ディズニーが特別に名前をつけたもの。なにか変な特別なものが入っているわけではなく、ブルーレイプレイヤーを持っていれば、普通にブルーレイソフトと同じように、再生して見ることができます。
ディズニーは昨年から、ファミリー向け作品ではこのmovienexでの販売を始めていた(モンスターズ・ユニバーシティとか)のですが。同じくディズニー傘下であるマーベルスタジオ作品の映画も、今度からこのmovienexで出る事になり、その第一段がマイティ・ソー2である、というわけですね。
ちなみに、キャプテン・アメリカのウィンターソルジャーも、このmovienexで出るようです。 で、中身が一緒なら、じゃあどうしてわざわざ違う名前をつけたのか、と言うと。
さっきの「も」のところが重要で、このmovienex、パッケージの中身は統一されています。まずブルーレイ、そしてDVD、そしてスマホとかで再生できるデジタルコンテンツの利用権(必ずしもダウンロード権ではない)が、必ずセットになっているわけです。
(参考)
リンク: BD買ってGoogle Play/niconicoで視聴。ディズニーが開始した「MovieNEX」を試す - AV Watch.
売り場とかに行けば解りますけど、ヒットした映画のブルーレイは、必ず何バージョンか種類があります。ブルーレイがありDVDがあり、ちょっと前の作品であれば廉価版も出ていたりします。つまり、一つの作品に、複数の商品が出ていると。
ディズニーはこのなんかいろいろ種類がある、と言う状態を整理して、全部入りのmovienexに商品を統一することで、一つの作品には、ひとつの商品しかない、と言うふうにまとめようとしているわけですね。ついでに言うと、廉価版の販売も今後行わない、とのこと。
代わりに充実させるのが、デジタルコンテンツ。youtube(google play登録)かニコニコ動画で、購入した映画が見られます。ただしいろいろ、本当にいろいろ制限があり、基本的にはストリーミング、ごく一部の環境下でのみダウンロード再生が可能と。
で、購入者はmovienexに登録する事でマイページが作成され、以後は購入履歴が見られたり、購入者向けの限定コンテンツがダウンロードできたりします。この購入者向けの、言わばアフターサービスを充実させていくことで、囲い込み的なものを図る、と言う狙いみたいですね。
ここまで書いて。あれ、こんな話どっかで前に…… と思っていたのですが。そうそう、そうでした。パシフィックリムのブルーレイを買った時に、ちょうど似たような疑問に行き当たって、いろいろ調べていたのでした。
(参考)
リンク: Flixsterを訪ねてUltravioletを知る。(☆): 散財さんの完全散財!.
タイトルにあるFlixstarは、ワーナーの運営しているクラウドサービス。どちらにもアカウントを持っていないので、正確じゃありませんが、movienexは言わば、ディズニー式のFlixstarなのかも知れません。
そしてFlixstarの基幹技術であるUltravioletには、ディズニーは参加していません。というか、「ディズニーを除く大手が参加している」と言う状態(当時)だったらしく。
なるほど、そのあたりを全部自前で整えてパッケージにしたのが、movienexなのだな。と、いろいろ考えて納得した次第でした。
ウィンターソルジャーはメディアで欲しいと思ってますし、ソー2もNGシーンが面白いと評判で気になります。
ちょっとまたmovienexのメディアを購入するかも知れませんが、そのときはまた改めて。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 繁栄極まりし、そのまた果てに:ワンダーウーマン1984(☆☆)(2021.01.03)
- 『足跡』に至る、足跡の物語:ファースト・マン(2019.02.17)
- アクアマン:海陸を繋ぐ豪傑王の矜恃(☆☆☆)(2019.02.11)
- アントマン&ワスプ、走って跳んで、拡大縮小大作戦!(☆☆☆)(2018.08.31)
- 友よ一緒にジャスティスリーグ、そして明日のジャスティスリーグ!(☆☆☆☆)(2017.11.23)
コメント